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OCZ,ゲーマー向けマウス市場にも参入 第1弾はデュアルレーザー採用
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印刷2006/12/08 21:02

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OCZ,ゲーマー向けマウス市場にも参入 第1弾はデュアルレーザー採用

OCZ Summit 2006 APACに参加したOCZ&パートナー企業の代表一同
 台湾(台北市内)で開催された,米OCZ Technology(以下OCZ)によるアジア太平洋地区の報道関係者向けカンファレンス「OCZ Summit 2006 APAC」では,セッションのほかに,同社とパートナー各社による展示スペース「Demo Showcase」が設けられた。
 その場で明らかになったのは,OCZによるゲーマー向けマウス市場参入だ。1日めのレポートで,OCZのロゴ入りマウスを簡単に紹介したのを覚えている人もいるだろうが,参入第1弾は“あの”マウスとなる。

OCZ Equalizer
 製品名は「OCZ Equalizer」(以下Equalizer)。一見,A4Tech製のゲーマー向けマウス「X7 Game Mouse X-750F」(以下X-750F)の色違い品にしか見えないが,この点についてOCZ台湾支社の製品開発スーパーバイザーで,Equalizer担当のBryan Ao(ブライアン・アオ,Product Development Supervisor, APAC, OCZ Technology Group Inc. Taiwan Branch)氏は,「X-750Fという,非常に完成度の高いハードウェアをベースに,A4Techへ製造を委託しているのは確か」としながらも,「外観以外はOCZオリジナルです」と断言する。

 まず決定的に異なるのが,EquyalizerではOCZが「Dual Laser」と呼ぶセンサーを搭載している点。アオ氏によると,接地面に対して斜めにレーザー照射するセンサーユニットを2個内蔵し,二つのレーザーがクロスするよう,センサーを配置しているという。データの読み取りを2か所で行い,両方の読み取り結果をもとに動きを検知することで,より正確なトラッキングが可能になるそうだ。
 2系統のレーザーセンサーを搭載するというと,Logitech(ロジクール)の「V400 Laser Cordless Mouse for Notebooks」などが思い出されるが,A4Techのハードウェア技術を採用している以上,X-750Fが搭載するのと同等か,同じ製品ファミリーのセンサーを用いているのではかろうか。

Demo Showcaseに展示されていたEqualizer。現時点ではサイズ違いで2モデルが用意されている


 また,ドライバおよびユーティリティは,OCZが用意する予定だ。もちろん,X-750Fで利用可能だった“3連射ボタン”「3XFire Button」はそのまま使える形で,より使いやすいソフトウェアを提供するという。Dual Laserとオリジナルドライバによって,レーザーセンサーの解像度は,X-750Fの最高2500dpi,6段階切り替えから,Equalizerでは800/1600/2400dpiの3段階切り替え式となる。ずいぶん趣が変わりそうだ。
 アオ氏によれば,Equalizerは2007年1月上旬に開催される「2007 International CES」で正式発表され,その後1月中に発売される見込み。会場では,Dual Laserやドライバの詳細のほか,参入第2弾製品についても明らかになるとのことで,引き続き注目しておきたい。

 なおDemo Showcaseに先立って行われたセッションでは,“本業”の新製品についても追加の説明がなされた。水冷&空冷両用の“PC2-9200”モジュール「OCZ DDR2 PC2-9200 FlexXLC Edition」の冷却構造や,世界最小を謳う小型サイズの1000W電源ユニット「OCZ ProXStream 1000W PowerSupply」,銀の棒入り水枕「Silver Array」(開発コードネーム),そして新製品となるメモリ冷却用ファン「OCZ XTC Memory Cooler」,オーバークロック専用冷却ユニット「OCZ Cryo-Z Phase Change Cooler」の概要が,以下のとおりスライドベースで語られている。

新製品を紹介するスライド


 このほか,Demo Showcaseでは,ゲーマーと直接の関係はないものの,なかなかユニークな製品の展示も見られた。以下にまとめて紹介しよう。(佐々山薫郁)

DFIはnForce 680i SLIマザーボード「LANPARTY UT ICFX3200-T2R/G」を(Core 2 Extreme X6800/2.93GHzを3.6GHzで駆動した状態で)展示していた。「予定ではなく,あくまで見込み」と断ってから教えてくれた同社のAndrew Ou Yang氏によれば,2006年12月下旬に,230米ドル前後で販売されそうとか
SiSはSiS 671FX+SiS 968リファレンスボードを展示。ビデオエンジン「SiS Real Video Technologyを採用し,AMDやNVIDIAのオンボードグラフィックスよりもビデオ再生能力は上」と謳うMirage 3グラフィックスコアや,USBやSerial ATAなど,機能レベルで給電オン/オフを切り替えて低消費電力化を実現するサウスブリッジのパワーマネジメント技術をアピールしていた
Albatron Technologyは,240×170mmの独自フォームファクタを採用したIntel 945GT Express+ICH7搭載“2階建て”マザーボード,「PN945GT」を展示していた。BTXからアイデアを借用したというボードは,ノートPC用Core 2 Duoとノースブリッジが縦に並ぶレイアウト。「非常にクールな外観のケースを開発中」(同社Andy Tsai氏)で,それが完成し次第,ベアボーンとして2007年第1四半期に市場投入予定という
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