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問題点の修正を主眼とする「GeForce 326.19 Driver Beta」がリリースに
すぐに入手したい人は下に示したリンクからどうぞ。なお,「HD Audio Driver」「PhysX System Software」のバージョンは順に1.3.26.4,9.13.0604で,前者はRelease 319世代から更新されている。
→32bit版Windows 8.1・8・7・Vista用GeForce 326.19 Driver Beta(172MB)
→64bit版Windows 8.1・8・7・Vista用GeForce 326.19 Driver Beta(220MB)
→Windows XP用GeForce 326.19 Driver Beta(150MB)
→ノートPC向けの32bit版Windows 8.1・8・7・Vista用GeForce 326.19 Driver Beta(174MB)
→ノートPC向けの64bit版Windows 8.1・8・7・Vista用GeForce 326.19 Driver Beta(223MB)
アップデート内容は例によって本稿の最後にまとめたが,性能面での最適化は最小限といったところで,全体的にはバグ潰しがメインという印象を強く受ける。「Battlefield 3」の表示異常や,GeForce GTX 670搭載環境でのみ生じるトラブルなどが解決しているので,気になる修正内容があるなら,自己責任で導入してみる価値もありそうだ。
## 以下,GeForce.comの関連記事および英文リリースノートまとめ ##
●GeForce 326.19 Driver Betaの対応製品
- GeForce GTX TITAN
- デスクトップPC向けGeForce 700〜200シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce 9&8シリーズ
- デスクトップPC向けQuadro Kシリーズ,Quadro 4x0シリーズ,Quadro x000シリーズ,Quadro FXシリーズ,NVSシリーズ
- ノートPC向けGeForce GT 730M
- ノートPC向けGeForce 600M〜100Mシリーズ
- ノートPC向けGeForce 9M&8Mシリーズ
- ノートPC向けQuadro Kシリーズ,Quadro 5000M〜1000Mシリーズ
- ノートPC向けNVS 5000M〜100Mシリーズ
- Tesla Kシリーズ,Tesla 20・10・8シリーズ
- IONプラットフォーム
●GeForce 326.19 Driver Betaにおける性能向上
(※GeForce GTX 770の例。対象GPUはGeForce 400シリーズ以降,比較対象はGeForce 320.49 Driverとされる)
- 「DiRT Showdown」でシングルGPU構成時に最大15%,SLI構成時に最大19%
- 「TOMB RAIDER」でシングルGPU構成時に最大6%
- 「F1 2012」でSLI構成時に最大12%
●GeForce 326.19 Driver Betaの新要素
・SLIの拡張
- 「Splinter Cell: Blacklist」「Batman: Arkham Origins」に向けたSLIプロファイルの追加
・ディスプレイのサポート追加
- 3840×2160ドット解像度を持つASUSTeK Computer製液晶ディスプレイ「PQ321Q」に対応
●GeForce 326.19 Driver Betaで解決した問題(Windows 7&Vista)
- GeForce GTX 560搭載環境を,エミッタ内蔵の3D立体視対応テレビと接続しても,3D立体視を有効化できない問題
- GeForce GTX 680搭載環境で「Battlefield 3」を実行すると,「Noshar Canals」マップ内の一部で(オブジェクトの)エッジが黒くなり,また画面がちらつく問題
- GeForce GTX TITAN搭載環境で「Crysis 3」を実行すると,テクスチャが散発的にちらついたりちらつかなくなったりする問題
- 「Dead Space 3」で「Shadows Quality」を「Soft High」にするとフレームレートが低下する問題
- GeForce GTX 670搭載環境で,一定時間が経過すると「UpdatusUser」のアカウントパスワードが失効する問題(※「UpdatusUser」は,NVIDIA Updateサービスが作成するアカウントなので,そのパスワードが失効してしまうということなのだと思われる。原文は「[GeForce GTX 670]: UpdatusUser account password expires after a certain period of time.」)
- GeForce GTX TITANのSLI構成時に「F.3.A.R.」を実行し,新しくゲームをスタートしようとするとゲームアプリケーションがクラッシュする問題
- GeForce GTX 690によるマルチGPU構成時に,5基以上のGPUが(1システム内で)5基以上のGPUが有効化されていると,「NVIDIA OpenGL」が読み出されない問題(※おそらくNVIDIAのOpenGLドライバが読み出されないのだと思われる。原文は「[Multi-GPU][GeForce GTX 690]: NVIDIA OpenGL does not load when more than five GPUs are enabled.」)
- GeForce GTX 680のSLI構成時にトリプルディスプレイ構成を構築し,タスクバーを3画面分に拡張していると,(タスクトレイ上で)実行中であるアプリケーション(のアイコン)を右クリックしたとき,コンテキストメニューがあらぬ場所で表示される問題(※ということだと思われる。原文は「[SLI][GeForce GTX 680]: The context menu for running applications is in the wrong location when spanning the taskbar across three monitors.」)
- SLI構成時に「Arma 3」でパフォーマンスがまったく上がらない問題
●GeForce 326.19 Driver Betaで解決した問題(Windows 8)
- GeForce GTX 560搭載環境を,エミッタ内蔵の3D立体視対応テレビと接続しても,3D立体視を有効化できない問題
- GeForce GTX 690によるマルチGPU構成時に,5基以上のGPUが(1システム内で)5基以上のGPUが有効化されていると,「NVIDIA OpenGL」が読み出されない問題(※おそらくNVIDIAのOpenGLドライバが読み出されないのだと思われる。原文は「[Multi-GPU][GeForce GTX 690]: NVIDIA OpenGL does not load when more than five GPUs are enabled.」)
- GeForce GTX 670搭載環境で,一定時間が経過すると「UpdatusUser」のアカウントパスワードが失効する問題(※「UpdatusUser」は,NVIDIA Updateサービスが作成するアカウントなので,そのパスワードが失効してしまうということなのだと思われる。原文は「[GeForce GTX 670]: UpdatusUser account password expires after a certain period of time.」)
- GeForce GTX 680のSLI構成時にトリプルディスプレイ構成を構築し,タスクバーを3画面分に拡張していると,(タスクトレイ上で)実行中であるアプリケーション(のアイコン)を右クリックしたとき,コンテキストメニューがあらぬ場所で表示される問題(※ということだと思われる。原文は「[SLI][GeForce GTX 680]: The context menu for running applications is in the wrong location when spanning the taskbar across three monitors.」)
- SLI構成時に「Arma 3」でパフォーマンスがまったく上がらない問題
●GeForce 326.19 Driver Betaで解決した問題(Windows 8.1)
- NVIDIA Surroundを有効化しているときにディスプレイの回転を設定しようとすると,NVIDIAコントロールパネルがクラッシュする,もしくは応答しなくなる問題
- NVIDIA Surroundで3台のディスプレイを接続しているときにSurroundのウィザードからサラウンド化のホットキーを設定しても,ホットキーが機能しない問題
- 3-way SLI環境でNVIDIA Surroundを有効化すると,タスクバーを中央のディスプレイに表示するよう設定しても,タスクバーが左のディスプレイに表示される問題
●GeForce 326.19 Driver Betaで解決した問題(Windows XP)
- リリースノートに記載なし
- 関連タイトル:
GeForce Driver
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