本作は,正体不明の疫病が蔓延する中世を舞台にした,コロニー運営型のシミュレーションゲームだ。プレイヤーは,国の辺境にある貧しい修道院の新たな院長となる。
修道院では働き手となる修道士が少なく,食料や薬も不足している。修道院の維持と病人の救済を両立させるため,状況に応じて限られた物資と人員を振り分ける必要がある。
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毎日,難民や疫病を患った病人,怪しい咳をする巡礼者などが修道院の門前に訪れる。彼らを受け入れ,食事や看護を提供することは,本来修道院に求められる役割でもあるが,全員を受け入れるのは現実的ではない。
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たとえば,病気の少年を連れた母親が門前に現れた場合,母子を受け入れることで修道院全体を危険にさらすかもしれない。プレイヤーは,そうした状況で決断を迫られる。
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一方で門を閉ざせば,助けを求める人々を見殺しにすることになる。プレイヤーは限られた物資と人員をやりくりしながら,誰を受け入れ,誰を見捨てるかを判断していく。
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また,修道院を脅かすのは疫病や飢えだけではない。重なる死を目の当たりにする恐怖や,救えなかった人々への罪悪感によって,修道士の信仰が揺らぐこともある。その結果,修道士が職務を拒否したり,修道院を去ったりする可能性がある。
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「Morvus」は,資源管理にとどまらず,暗い時代において共同体が絶望にどう立ち向かうのか,生存のために何を捨てるのか,そして慈悲にはどのような代償が伴うのかを描く作品となっている。気になる人はチェックしておこう。

























