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Microsoft純正タブレット「Surface RT」が日本で3月15日に発売。4万9800円から
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印刷2013/03/01 13:58

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Microsoft純正タブレット「Surface RT」が日本で3月15日に発売。4万9800円から

 米国では2012年10月26日のWindows 8発売と共に登場し,初のMicrosoft純正タブレット端末として話題を呼んだSurface with Windows RT」(以下,Surface RT)。そのSurface RTが日本市場でも発売されることとなった。

画像集#008のサムネイル/Microsoft純正タブレット「Surface RT」が日本で3月15日に発売。4万9800円から

画像集#007のサムネイル/Microsoft純正タブレット「Surface RT」が日本で3月15日に発売。4万9800円から
Surface RT本体と,カバーを兼ねるドッキング式キーボード「Touch cover」
 国内向けには内蔵ストレージ容量の異なる2モデルが用意され,メーカー直販価格はストレージ容量32GB版が4万9800円,64GB版が5万7800円(いずれも税込)。家電量販店のビックカメラ,ヤマダ電機,ヨドバシカメラでも販売されるという。発売日は3月15日の予定だ。
 また,専用オプションの日本語キーボード付きカバー「Touch cover」と「Type cover」も発売される。カバーの価格は順に9980円,1万980円(いずれも税込)。Touch coverは本体と同時発売されるが,Type coverは遅れるとのことだった。

 なお,OSにWindows 8を採用した「Surface with Windows 8 Pro」の発売は今のところアナウンスされていない。


シャープな質感とキーボード付きカバーのギミックは魅力的だが,ゲーム用途に適するかというと?


画像集#004のサムネイル/Microsoft純正タブレット「Surface RT」が日本で3月15日に発売。4万9800円から
本体右側面にはフルサイズのUSB 2.0を装備。一般的なUSBキーボードやマウスはそのまま使える
 外観を見てみよう。Surface RTはボディの素材に,「VaporMg」(ベイパーマグ)と称するマグネシウム合金を採用。エッジの立ったシャープな質感のボディは,初めてタブレット製品を手がける企業のものとは思えないほど上質だ。背面には「Kickstand」(キックスタンド)という開閉式のスタンドがあり,パカッと開けばボディを立てて設置できる(ただし横置き専用)。スタンドはしっかりとしていて,使用中に意図せず畳まれてしまうような心配はない。ボディのサイズは,275(W)×172(D)×9(H)mmで,重量は約675g。iPad Retinaモデルより,わずかに重く厚い。

画像集#006のサムネイル/Microsoft純正タブレット「Surface RT」が日本で3月15日に発売。4万9800円から
本体背面には開閉式の「Kickstand」を装備

画像集#005のサムネイル/Microsoft純正タブレット「Surface RT」が日本で3月15日に発売。4万9800円から
Surface RTの主な仕様

 ハードウェア仕様も見てみよう。Surface RTは5点マルチタッチに対応する10.6インチ・1366×768ドットの液晶パネルを搭載。SoCにはAndroidタブレットでお馴染みのTegra 3を採用する。メモリ容量は2GBで,ストレージ容量は前述のとおり32GBまたは64GB。それに加えて,micro SDXCカードスロットも備えている。
 内蔵する無線LAN機能はIEEE 802.11a/g/nに対応。Bluetooth 4.0にも対応している。バッテリー駆動時間は最大約8時間とされているので,10時間前後が多いAndroidタブレットに比べると,少々短めと言えよう。

画像集#009のサムネイル/Microsoft純正タブレット「Surface RT」が日本で3月15日に発売。4万9800円から
Touch coverはカバーの裏に感圧式キーボードを備える。黒,水色,白の3色カラバリを用意
画像集#010のサムネイル/Microsoft純正タブレット「Surface RT」が日本で3月15日に発売。4万9800円から
日本で販売されるTouch coverは,ちゃんと日本語キーボードになっている。

画像集#011のサムネイル/Microsoft純正タブレット「Surface RT」が日本で3月15日に発売。4万9800円から
Touch coverよりやや厚いが,薄型キーボードの「Type cover」を使えば文章入力もしやすい。ただし発売日は未定
 別売りオプションのTouch coverとType coverは,Surfaceならではのオプションだ。本体底面側にマグネットで固定するだけで動作し,電源も本体側から供給されるので,市販のBluetoothキーボードのようなペアリングの手間がかかったり,キーボードのバッテリーの心配をする必要がない。Touch coverは厚さ3mmと非常に薄く,「本体のフタ」という印象だ。そのかわり,キーボードは感圧式でタイプ感がないので,入力しやすいとはいえない。Type coverは厚さ6mmとやや厚くなるが,こちらは薄型のキースイッチを使ったキーボードなので,文字入力はだいぶしやすくなる。

 ソフトウェア面に目を向けると,Surface RTには「Office 2013 RT」がプリインストールされているのが特徴だ。Word,Excel,PowerPoint,OneNoteといった,Officeの中でもメジャーなアプリケーションが無料で使えるというのは,大きな強みであろう。ただしWindows RTの制限から,x86 CPU用に作られた従来型のアプリケーションは,まったく動作しない。Office 2013 RTはWindows RT専用に作られた,極めて例外的な存在だ。

 さて,ゲーマーの視点で見た場合,Surface RTにはどのような価値があるだろう。SoCの性能で見た場合,Androidタブレットと同じTegra 3を搭載するということは,同等のグラフィックス性能を期待できるはずだ。しかし繰り返しになるが,Surface RTでは従来のWindowsアプリケーションはまったく動作しない。使えるアプリケーションは,Windows 8用のアプリケーションストアである「Windowsストア」からダウンロードできる,「Windows 8ストアアプリ」に限られている。そして残念なことにWindowsストアの品揃えは現状,充実しているとは到底言えない。ゲームの品揃えも同様であり,ゲームを楽しむタブレットとしては,今のところSurface RTを選択する理由はないだろう。

 価格的にはiPad並みで,ガジェットとしての質感も良好。iPadやAndroidタブレットに比べれば,既存のWindows PCとの親和性も高く,さらにOfficeが無料で使えるという利点も備える。Surface RTはタブレットとして相応に魅力がある。あとは今後のWindows 8ストアアプリ次第といえようか。

Surface RT 製品情報ページ

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