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GIGABYTE再統合。「TECHNOLOGY」が「UNITED」を吸収合併へ
そもそも,「GIGABYTE TECHNOLOGYがマザーボード&グラフィックスカード部門を分割し,ASUSTeKとの合弁企業を設立する」という情報が明らかになったのは,2006年8月のこと。その後,当該部門はGIGABYTE UNITEDとして独立したのだが,土壇場で合弁の話自体が立ち消えとなり,最終的にGIGABYTE TECHNOLOGYの100%子会社として存続することになっていたのは,4Gamerでお伝えしてきたとおりだ。
●記事で振り返るGIGABYTE UNITEDのここまで
- GIGABYTEがマザー&VGA部門を分離,ASUSTeKと新会社設立へ
- GIGABYTEブランド継続&ASUSTeKは影響なし? 合弁新会社について両社がコメント
- GIGABYTE,グラフィックス&マザー事業を新会社「Gigabyte United」に移管すると発表
- Gigabyte UnitedにASUSTeKが出資せず? 揺れる“GIGABYTE”
- GIGABYTEとASUSTeK,「Gigabyte United」合弁を事実上解消
- [COMPUTEX 2007]GIGABYTEとGigabyte Unitedの今後
- 日本ギガ・バイト閉鎖。2社を新たに設立して国内体制大幅刷新へ
- 日本ギガバイトユナイテッド,GIGABYTE日本支店として営業を開始
- 日本ギガバイトユナイテッド代表に聞く「GIGABYTE」のこれから
2007年7月のGIGABYTEグループ編成後,それぞれの役割を担当してきたものの,分割したことで流通やサポートが分かれ,少なからず混乱が生じていた点は否めないGIGABYTE TECHNOLOGYとGIGABYTE UNITED。関係者筋によれば,別会社化によって,業務レベルの遅延が生じたりもしていたようだが,今回の再統合によって,GIGABYTEグループが抱えるPCパーツ関連部門の立ち位置は,ASUSTeKとの合弁発表以前に近い状態へ戻ることになる。
合併による人員整理などは行われないそうなので,エンドユーザー的には,ポジティブに捉えてよさそうだ。
なお,2008年9月2日時点において,日本における販売やサポートの体制がどうなるかはまだ分からない。もっとも,GIGABYTE UNITEDの日本支店である日本ギガバイトユナイテッドは「できるだけ早くお知らせできるよう準備しています」との公式コメントを出しているから,10月1日までには,何らかの発表があるだろう。
事情が事情だけに,大きな混乱は生じないと思われるが,自作派PCゲーマーの諸兄諸姉は,しばらく動向を追っておいたほうがいいかもしれない。
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