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エムゲームジャパン,「ナイトオンライン」の運営移管発表会を開催。開発体制を強化し「ナイトオンライン クロス」として展開
右からエムゲームジャパン代表取締役チェ・ジョンジュン氏,取締役チェ・ビョンテ氏,プロジェクトリーダー田中択真氏,ヘッドマネージャー遠藤哲也氏 |
エムゲームジャパン代表取締役チェ・ジョンジュン氏 |
社内に開発スタッフを置くという点が気になる読者もいるだろうが,これは開発元が変わるという意味ではない。グラフィックデザイナー,サーバープログラマー,クライアントプログラマーなどのスタッフがエムゲームジャパン社内に常駐し,後述する戦争マップ,日本風マップなどの独自コンテンツやカスタマイズ部分などを担当。バグの把握と修正,ゲーム内イベントの円滑な進行などを効率化するのが狙いとのことだ。
実際の移管手続きについては,既存のナイトオンラインのランチャーを起動後「移管ボタン」をクリックし,旧ID/PASSを入力。そのまま新たなIDとしてエムゲーム側に登録され,ランチャーを再起動するだけでプレイ可能になるという。実に簡単な手続きなので,プレイヤー側の負担は少ないだろう。
なお移管に際して,Knight Point(KP)の残高はそのまま引き継がれ,使用可能となる。ただし,移管後にKPを購入する場合,エムゲーム専用通貨Mintを利用することになるので,その点はご注意を。
新タイトルは「ナイトオンライン クロス」に決定
新タイトルは「ナイトオンライン クロス(Xross)」。遠藤氏はこの命名理由を,変化し続けるゲーム内の国家勢力を「未知数X(エックス)」とし,そしてプレイヤー同士と,プレイヤーと運営の交流=Crossをかけた造語と説明した。
現役プレイヤーにとって気になるのは今後のアップデートだが,具体的な日時は未定。おおよその時期としては5月下旬と7月の実装が予定されている。
5月下旬のアップデートの注目ポイントは,新戦争システムとコスチューム装備の二つ。既存の戦争システムとの違いとして田中氏は,全サーバーのプレイヤーが参加可能,戦争参加でのみ入手できるアイテムの実装,プレイヤースキルが今までより重視される戦闘スタイル,日本をモチーフにしたマップの作成という4点を挙げた。
一方,新たなコスチューム「バハムート衣装」だが,これは「エルモラド」「カルス」のそれぞれに別デザインを用意。プレイヤーはNPCを通じてコスチュームアイテムを入手するときに,HP増加,防御力増加,獲得経験値増加,ゲーム内通貨獲得率増加という四つのオプションから一つを選べる。
コスチュームアイテムとは別に「パトスグローブ」という,従来のナイトオンラインにはなかった新アイテムも登場する。パトスグローブを装着すると,手首周りにエフェクトが出るほか,敵種族への攻撃力増加,敵種族からのダメージ軽減,属性抵抗といった効果が得られる。
オークション機能については,エムゲームジャパンのサイト上にて2008年1月からβサービスが開始されている。これはリアルマネーではなくMintを利用して,ゲーム内アイテムの出品,落札ができるというもの。当初はMMORPG「英雄」限定のサービスであったが,ナイトオンラインでも利用できるようになる。
サービス日程については,まず4月24日〜26日の3日間でプレオープンテストを実施。テスト期間中はプレイ時間に制限を設けて実施され,クライアントがβ専用のため,キャラクターデータなどはワイプされる。その後5月8日の移管開始予定日に合わせてオープンβテストがスタート。5月16日より正式サービス(課金アイテム実装)となる予定だ。既存のプレイヤーはもとより,この機会に本作ををプレイしてみたいという人も,エムゲームによる「ナイトオンライン クロス」の展開に注目してほしい。
- 関連タイトル:
ナイトオンラインクロス
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