イベント
「ラグナロクオンライン」ファン感謝祭2013が開催。RJC2013は「Northern_Code」が優勝!
●第1試合
うさぎとかめ vs. Northern_Code
1ラウンドは,戦いの火ぶたが切られると,中央の高台でうさぎとかめの修羅と,Northern_Codeのメカニックが鉢合わになった。その間にうさぎとかめのウォーロックがステイシスを決める。そのためNorthern_Codeは若干下がり,追撃を受ける形になるが,単独で行動していたうさぎとかめのメカニックを撃破する。しかし,Northern_Codeのロイヤルガードも倒されてしまい混戦となった。
うさぎとかめがNorthern_Codeをマップの隅に押し込んだ形となったが,そこで決めきれずNorthern_Codeの逆襲を許してしまう。一旦,下がって体勢を立て直そうとするうさぎとかめだったが,逃げ切れず各個撃破され敗北してしまう。
2ラウンドは,双方のメカニックがそれぞれ敵の陣地に突っ込み,セルフディストラクションが炸裂。うさぎとかめのメカニックが仕留めたのはNorthern_Codeのウォーロックだけだったが,Northern_Codeのメカニックは見事な手並みで敵メンバー全員を一瞬で撃破。Northern_Codeが勝利を掴み,決勝進出を果たした。
●第2試合
CounterLogicGaming vs. 10second
第1ラウンドは,10secondの修羅が敵陣に突っ込み,混乱させている間にあとからやってきたウォーロックのステイシスでCounterLogicGamingを無力化。スキルが使えない間にスパイダーウェブで敵の足を止め,レックスエーテルナと攻撃スキルの連携でCounterLogicGamingを各個撃破する。奇襲に成功した10secondが,そのまま速攻で勝負を決めた。
第2ラウンドは,開始早々にCounterLogicGamingのジェネティックが倒れるものの,そこで崩れることなく体勢を建て直す。もともと一人少ない10secondと同数になったCounterLogicGamingは,ステイシスを喰らいながらもうまく逃げ,戦況は硬直状態へ。その後,CounterLogicGamingがストームガストを展開しながら10secondへジリジリと攻め入り,両陣営はマップ中央の高台で激突。10secondのソーサラーを倒したことで戦いの主導権を握り,そのままCounterLogicGamingが勝利した。
今大会初めてとなる第3ラウンドは,ラウンド開始に特攻した10secondのジェネティックが返り討ちにあうが,その間に接近したウォーロックがステイシスを決める。CounterLogicGamingを無力化した10secondが,スパイダーウェブに掛かったジェネティック,修羅,ロイヤルガードを次々と落として,優位に。下がるCounterLogicGamingを追う10secondだが,CounterLogicGamingもまだ力を残しており,気は抜けない。しかし,10secondがウォーロックとギロチンクロスを倒したことで大勢は決し,10secondが決勝戦へ躍り出た。
■3位決定戦
うさぎとかめ vs. CounterLogicGaming
第1ラウンド開始直後にCounterLogicGamingがステイシスを決め,無力化したうさぎとかめのメンバーを次々と狩っていく。最後に残ったうさぎとかめのシャドウチェイサーに攻撃を仕掛けた際,シャドウフォーム(自分が受けたダメージを指定したプレイヤーに肩代わりさせるスキル)でCounterLogicGamingのジェネティックが倒されてしまうが,それも最後のあがきか。勝負は決したと思っていたところ,うさぎとかめのシャドウチェイサーに攻撃を続けていたCounterLogicGamingのソーサラーがアトロス(というモンスター)に変身。
実はアトロスに変身できる装備を付けてのことなのだが,あまりに突然のできごとで会場が笑いの渦に巻き込まれた。その笑いに包まれたまま,CounterLogicGamingが勝利した。
第2ラウンド目はうさぎとかめが突っ込んでステイシスを使い,そのままCounterLogicGamingを分断して乱戦に持ち込む。バラバラになったCounterLogicGamingが集結する前に各個撃破したうさぎとかめが勝利し,勝負は振り出しに。
最終ラウンドは,双方のウォーロックがそれぞれ敵陣に突っ込んでステイシスを発動することとなり,乱戦に突入する。乱戦の中,CounterLogicGamingはウォーロックとジェネティックを,うさぎとかめはロイヤルガードとメカニックをそれぞれ失う。人数的には互角ながら,火力に勝るCounterLogicGamingが,うさぎとかめのソーサラー,修羅,アークビショップ,ミンストレル立て続けに撃破。
またまた最後に残ったうさぎとかめのシャドウチェイサーに対し,CounterLogicGamingのメンバーほぼ全員がアトロスに変身できる装備で殴り続け,笑いを誘いながらうさぎとかめのシャドウチェイサーを倒し,見事に3位の座を手に入れた。
■決勝戦
Northern_Code vs. 10second
古豪ともいえるNorthern_Codeと,RJC本戦を6人で勝ち抜いてきた新鋭10secondによる決勝戦。
第1ラウンドは,10secondのメカニックがものすごい勢いでNorthern_Code陣営を荒らすものの撃破されてしまう。しかし,その間に10secondのウォーロックがステイシスを決め,大きなリターンを得る。Northern_Codeのメンバーが無力化され,混乱している隙に10secondが各個撃破を進め,1勝目を手にする。
第2ラウンドは,逆にNorthern_Codeのメカニックと修羅が突っ込み,10secondは守勢に回らざるを得なくなってしまう。そのまま乱戦になだれ込み,両陣営とも少しずつ数を減らしていく。先に火力職を失った10secondが大きく不利になり,巻き返せないまま敗北。Northern_Codeが1勝を取り返す。
第3ラウンドもNorthern_Codeの修羅が先制して突っ込んでいくが,10secondに対処されてしまったことで,すぐに引き下がり,中央で再び乱戦となる。両陣営の修羅が落ちるものの,10secondがNorthern_Codeのロイヤルガードとメカニックを撃破し,一気に優位に。しかし,Northern_Codeも逆にロイヤルガードを落とし返す。2vs.4と数的不利とはいえ,火力職のギロチンクロスを残すNorthern_Codeは,ミンストレルと協力して10secondに対抗するが,やはり数の違いもあり倒しきることができず,時間切れで10secondが勝利する。
優勝にリーチをかけた10second。第4ラウンドも果敢に攻め込むのだが,ステイシスを狙うウォーロックが,Northern_Codeの呪縛陣による足止めを受けて撃破されてしまう。そのまま立て続けにロイヤルガード,ソーサラー,メカニック,アークビショップと倒したNorthern_Codeが勝利を手にした。
泣いても笑っても最終戦となる第5ラウンドは,開始直後こそ互いの修羅が突っ込むが,それ以後は中央でのぶつかり合い。そうなると,やはり最初の人数差で勝るNorthern_Codeに分があるのか,10secondの修羅が倒されたあと,雪崩を打ったように次々と撃破されていく。最終ラウンドは,終わってみればNorthern_Codeの完全勝利。初のRJC優勝の栄冠を手にした。
決勝戦終了後,3位入賞したCounterLogicGamingも再登壇し,表彰式が行われた。
表彰式後,ROファン感謝祭を盛り上げた運営チームがステージに登壇。飯野氏からは「11月に日本で開催されるRWCでは最低でも2チーム参加させていただけないかと打診し,いい感触を得ています。本日負けたギルドの方々は,来年のRJCでのリベンジを誓っていましたが,ぜひ11月に行われるRWCでのリベンジも視野に入れてほしいです」とコメント。そして森下氏は「ここ最近,開発に集中していますが,ROで培った10年の経験が染みついていて,それが活かされていると実感しています。ROあってのガンホーだと本当に思っています。10年も愛されているタイトルというのは,業界を見渡してもそれほどないと思いますし,これからもそんなタイトルを作っていきたい」とコメントして,ROファン感謝祭は幕を閉じた。
ROファン感謝祭終了後,上位入賞3ギルドによるインタビューが行われたので,それぞれのコメントを紹介しておこう。
●3位 CounterLogicGaming
お客さんも盛り上がっていたので,良かった大会なんじゃないかなと思っています。(準決勝で敗北を喫した)10secondさんに,いままで練習していた2か月間で,見たことのない戦術で負けてしまって,「ああ,やっぱり本番ってこうだよな」と思いました。自分達の研究不足を痛感して,ちょっと悔しかったですね。僕らとしては,ステイシスは味方も巻き込むし,運任せの要素が強すぎるスキルで弱い,と考えていて,ほかのギルドも同じような認識だったと思うんです。
でも,それを10secondさんはちゃんと詰めてきて,すごいなと思いました。3位決定戦ではマネをして,ステイシスで勝ちましたけどね(笑)。
(今回は出場していない)Greensleevesさんを倒すために久しぶりに参戦して,そのためにやれることはやってきました。悔しくないわけじゃありませんが,ひとまず3位ということで満足しています。優勝ギルドの方々は,世界戦も頑張ってほしいです。
●準優勝 10second
本当はもう一人いたんですが,仕事で参加できないことが決まっていましたから,6人でどう7人に対抗するのか,手数じゃなくて構成でどう攻めるかに重点を置きました。
解説ではいろんなパターンを練り込んできたかなと,おっしゃられてましたけど,実は身内と2回ほどしか練習はしていなかったんですよ。その練習でもボコボコにされて,どうしようかと思ったんですが,ステイシスをメインに据えたパターンをいくつか作って,相手ギルドさんの構成やパターンに合わせたパターンを構築,ものによっては当日に思いついたものも含めて使っていきました。
正直,1回戦も勝てるかどうか,というところでしたし,とくに2回戦は優勝候補と言われたCounterLogicGamingさんで,練習では10%ぐらいの勝率でしたから,勝てたのは本当に嬉しかったですね。決勝戦でNorthern_Codeさんとフルセットで戦えたことも嬉しいですが,逆にあそこまでいけたので,勝利をつかみ取れなかったのは残念でした。
僕らは6人でステイシスをメインに戦いましたが,7人いるとより完璧な状況で突っ込めるんですよね。でも,もし7人で参加できていたら,ステイシスをメインにした戦い方は生まれなかったと思いますし,今日もここまで勝ち残れなかったと思います。
●優勝 Northern_Code
毎日毎日,かなりの練習をしてきたので,なるようになったというか,それ以上の結果を出せたと思います。パーティ構成でかなり迷って,その間,練習では結構負けていたんですね。ようやく2個の構成が決まったのが3日前ぐらいで,本当に迷走していました。
決勝戦ではステイシスを使われるのは分かっていたし,予選や今日のうさぎとかめ戦でも使われたので警戒していたんですが,そこにメカニックを加えてくるのは予想外だったので,面食らいました。相手は6人なので,正直なことを言えばストレートで勝てると思ってましたが,やはり決勝まできた相手だけに強かったです。
印象に残っている試合は,2本取って2本取られての決勝5ラウンドですね。結果だけみると圧勝に見えますが,やっている側としては必死で,油断できる試合じゃありませんでした。ステイシスを通されたらかなりヤバイということは頭にありましたから。
実のところGreensleevesさんと戦って,昨年の雪辱を晴らそうと思ってたんですが,出場していないなら優勝しようと。でも,トーナメントのクジを引いたときは,当たりたくないギルドが2つもあってどうしようって思いました。最悪の相手は反対側なので助かりましたが(笑)。11月に開催されるRWCには参加して,ぜひ世界一を狙いたいですね。
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