インディーズゲームの星「World of Goo」のiPhone版が発売決定。発売後24時間は99セントというセールスを予定

　2008年にPC版が発売されるや，たちまちゲーム業界の話題をさらったパズルゲーム，「World of Goo」のiPhone版が発売される。これは，デベロッパである2D Boyの設立者兼プログラマーのロン・カーメル（Ron Carmel）氏が公式ブログにおいて明らかにしたもので，「このたび，Appストアでの販売許可がおり，もうすぐ発売できることになりました」と述べている。

「World of Goo」公式サイト

　文章で説明するのはなかなか難しいのだが，World of Gooは“グー”と呼ばれるアメーバ状の生物をつなぎ合わせ，橋を作って谷を越えたり，足場を作って高い場所に移動したりしながら目標を達成するというもの。カーメル氏は，ブログで「iPad版の9ドル99セント（約830円）という初期の値段はあまりにも高過ぎた」と書いており，その反省からiPhone版は通常価格が2ドル99セント（約250円），さらに発売開始後から24時間は特価セールスとして99セント（約83円）で販売する予定であることを明らかにしている。

　発売日は現在のところ正式に決定はいていないものの，購買者に値段を自分で決めてもらうという思い切った販売手法をとったこともある2D Boy。ゲームアプリとしては，250円でも安いとはいえないiPhoneゲーム市場だけに，World of Gooがどのような健闘を見せるか楽しみだ。