1つのカートリッジに複数本のゲームが入った「EVERCADE」と,実機再現に注力し,オリジナルのカートリッジや周辺機器が使える「NEOGEO AES+」。まさに令和のNEOGEO戦争勃発と呼べそうだ。
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公式ライセンスを取得したレトロゲームやインディーゲームをカートリッジ化し,Blaze Entertainmentが発売するゲーム機で遊べるのがEVERCADEだ。
ゲーム機本体は,携帯機「Super Pocket」「EXP-R」,据置型の「EVERCADE VS-R」,アップライト筐体風の「EVERCADE ALPHA」など,さまざまなバリエーションで展開しており,先日も,大きな画面と縦画面モード,ソフト1本でマルチプレイを楽しめる「EVERSYNC」機能を備えた新型機として,「EVERCADE NEXUS」がアナウンスされたばかりだ(関連記事)。
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EVERCADEでは,2025年のNEOGEO35周年を記念し,SNKのライセンスを受けた携帯機「Super Pocket NEOGEO Edition」と,「NEOGEO Arcade 1」「NEOGEO Arcade 2」「NEOGEO Arcade 3」の3本のカートリッジを発売している。
「EVERCADE NEXUS」のトレイラーではNEOGEOタイトルが動作しているシーンが何度か使われており,EVERCADEにおいても重要な位置づけにあることがうかがえる。
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一方,PLAION REPLAIもSNKと協業し,家庭用NEOGEOを「NEOGEO AES+」として復活させ,10本のカートリッジが発売されることになっている(関連記事)。
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「NEOGEO AES+」の発表を受けて,EVERCADEのNEOGEOタイトルの今後が気になっていたところだが,Blaze Entertainmentは今回の発表で「EVERCADE は2025年にNEOGEOアーケードのカートリッジを発売しました。2026年にもさらに多くのリリースを行うと約束しましたし,2027年にも引き続きリリースする予定です」と述べた。
そのうえで,「EVERCADEで最も高価なNEOGEO AES(家庭用)ゲーム」として,プレイできる5本のタイトルと海外の再販市場のプレミア価格をリストアップしている。
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リストの1位である「メタルスラッグ」を見ると,日本円で50万円を超えており,かなりのプレミア価格だ。しかし,「EVERCADEのカートリッジなら1ゲームあたり5ドル(約800円)で入手可能」「中古販売には,偽物,複製,ケースのみの出品,リプリント版など,さまざまなリスクが伴う。歴史的重要性を考えると,オリジナルの入手にはそれなりの費用がかかるが,EVERCADEのカートリッジなら(6本入りで)29.99ドル(約4800円)で入手できる」と,コストパフォーマンスの良さをアピールしている。
どちらも正式ライセンスを受けたEVERCADEと「NEOGEO AES+」だが,その形態は対照的だ。
EVERCADEのメリットは,1カートリッジに6本のゲームがセットになった手軽さと,他社のレトロゲームやインディーゲームも遊べるコストパフォーマンスの良さにある。
NEOGEO AES+は当時のカートリッジや周辺機器が使え,専用設計されたASICチップによる高い再現度がウリとなっている。名機NEOGEOのゲームを遊ぶ手段があるだけでもうれしいのに,2つのメーカーが持ち味を活かして競い合うという,思いもよらなかった状況が到来したようだ。






















