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プレイヤーを保護するための取り組みを報告する「Xbox 透明性レポート」公開。不正アカウントの急増を窺わせる
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Xbox 透明性レポートでコミュニティの安全性への取り組みを公開
Microsoftの公式ブログ「Xbox Wire」に掲載された日本語サマリーによれば,「Xbox 透明性レポート」は,不正な行為や不適切な行為からプレイヤーを保護し,プラットフォーム上のコンテンツを管理するためにMicrosoftが行っている措置,いわば舞台裏の活動をコミュニティに紹介するためのレポートで,年2回の公開を目指している。レポートでは,2022年1月から6月までの状況が報告されており,公開は今回が初。
「Xbox 透明性レポート」によれば,Microsoftは2022年上半期,433万件以上の不正なアカウントに対して積極的な強制措置をとったという。ここで言う不正アカウントとは,自動化ツールやボットで作成されたアカウントのことで,不公平な競争を生み出したり,プレイヤーのポジティブな体験を損なう可能性がある。強制措置を行った件数は前年同期比で9倍に達しており,Microsoftの積極的な行動が分かるが,同時に,不正アカウントが急増している状況を窺わせる。
また,プレイヤーによる通報の重要性についても述べられている。レポートの期間内で3300万件以上の通報が行われており,とくに「コミュニケーション」と「振る舞い」に関する問題が,全体の89%を占めているという。Microsoftは安全対策の強化やスキャンおよびフィルタリング技術への投資などを行っており,24時間,365日体制でプラットフォームのコンテンツや行為がコミュニティの規範を遵守しているかどうかをチェックしているとのこと。
さらに,メッセージフィルタやペアレンタルコントロールなど,さまざまな機能を提供し,それらを適切に設定することで,プレイヤーはあらゆる場所,あらゆる方法で,鑑賞やコンテンツの種類を管理できるとしている。詳しくは,「Xbox Wire」の当該エントリーを参照してほしい。
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