カプコンが2019年3月期の決算短信を発表。デジタルコンテンツ事業の好調により，2期連続の過去最高益を達成

　カプコンは本日（2019年5月7日），2019年3月期の決算短信を公開した。連結会計年度（2018年4月1日〜2019年3月31日）の売上高は，前期比18％増の1000億3100万円，営業利益は前期比18％増しの181億4400万円。経常利益は181億9400万円で，前期比で19.3％増と，いずれも前期に続き2期連続の過去最高益を達成した。

　セグメント別の業績は，主力となるデジタルコンテンツ事業が，「バイオハザード RE:2」の大ヒットや，「デビル メイ クライ 5」が海外で堅調だったこと，「モンスターハンター」シリーズが収益の向上に貢献したことなどで前期に続いて大きく伸びた。
　一方で，アミューズメント系は施設事業（アーケードゲームなど）が利益増，機器事業（パチスロなど）は，利益減となっている。

　今後は，ダウンロード販売の強化やリピートタイトルの拡販などにより，引き続きデジタルコンテンツ事業の継続的な成長を図るほか，「ストリートファイター」を活用したリーグを国内外で開催するなど，eスポーツ事業への取り組みを一層積極化していくという。

　このほか，決算発表と同時に，カプコンU.S.A.の最高経営責任者（CEO）の浦田樹一郎氏が常務執行役員（米州担当）に就任したこと，北野 亨氏が執行役員（特命担当）に就任したことも発表されている（浦田氏は，カプコンU.S.A.のCEOと兼任）。

カプコンIR情報ページ