スポーツアパレルブランド「チャンピオン」が“eスポーツウェア”を発表。アケコン用の滑り止めや静電気軽減などの機能を盛り込んで開発

　ヘインズブランズ ジャパンは，2019年2月20日に東京都内において，eスポーツ向けウェアの発表会を行った。eスポーツ選手に必要な機能を盛り込んで開発されたもので，アメリカンスポーツアパレルブランド「チャンピオン」から2月28日に発売される。発表会ではTeam GRAPHTのMOVさんとGLLTYさんが登場し，ウェアの着心地を語った。

ヘインズブランズ ジャパン アクティブウェア商品部 カテゴリープランニングマネージャーの長谷川孝久氏

Team GRAPHTのGLLTYさん（写真左）とMOVさん（写真右）

　今回発表されたeスポーツウェアは，GAMING JERSEY（ゲーミングジャージ）やGAMING HOODIE（ゲーミングフーディー），GAMING SHORTS（ゲーミングショーツ）など11種となる。
　2019年2月28日より，ブランドショップ「チャンピオン ブランドハウス シブヤ トウキョウ」やブランドサイト「Champion Online Store」（こちら）をはじめとし，TSUKUMO デジタル・モバイル館，DEPO ツクモ札幌駅前店，ソフマップ AKIBA2号店 パソコン総合館，ソフマップなんば店といったPC関連の店舗でも販売が行われる。
　価格はゲーミングジャージが7900〜1万3800円，ゲーミングフーディーが1万3000円，ゲーミングハーフジップパンツが1万1000円など（いずれも税抜価格）。詳しくは公式サイトを参照されたい。

「チャンピオン」公式サイト

　海外では既にeスポーツを意識したウェアが発売されているが，大手ブランドとしては初の国内eスポーツ市場への参入となるという。ヘインズブランズ ジャパン アクティブウェア商品部 カテゴリープランニングマネージャーの長谷川孝久氏によれば，製品開発のうえで，プロゲーミングチームであるTeam GRAPHTの声を活かしたそうだ。
　具体的には「アーケードコントローラを脚の上でしっかり保持したい」という意見が出たことから，ゲーミングショーツに滑り止めのシリコンプリントを採用。また，空調で乾燥した会場で静電気が起こらないように静電気軽減効果のある縫製糸を用い，携帯電話やパスポートを身に付けておけるファスナー付きのポケットなど，eスポーツ選手に役立つ仕様が盛り込まれている。

GAMING JERSEY 選手着用モデル

GAMING HOODIE 選手着用モデル

GAMING HOODIE。ポケットにはファスナーが付いており，海外遠征の際も携帯電話やパスポートを身に付けておける

　1月15日から17日にかけて，福岡で開催された格闘ゲーム大会「EVO Japan」ではTeam GRAPHTのメンバーが一足先にeスポーツウェアを着用して試合に挑んでいる。
　MOVさんはこの時を振り返り「滑り止めのおかげでアーケードコントローラが安定しました。eスポーツ選手は試合直前まで携帯電話で対戦相手のデータをチェックしたりもしますので，チャック付きのポケットが役立ちましたし，ファンの方に対応する際も抗菌・防臭仕様のおかげで汗の臭いを気になくていいのがありがたかったです」と満足げに語った。
　また，GLLTYさんは「プロゲーマーとして活躍するうえではスポンサーのロゴをウェアに配しますが，このゲーミングジャージは，どこにロゴを付けても良い洗練されたデザインになっていますね」とデザイン面を評価した。

GAMING SHORTSには滑り止めのシリコンプリントが採用されており，アーケードコントローラも安定して保持できるという

ラインナップの1つ，5P CAP。大会観戦時に被ると良さそうだ

「チャンピオン」公式サイト