「ゴジラ（2016）」と戦うVRアクティビティ「ゴジラVR」が11月3日，全国のVR ZONEで稼働開始。体験会で「血液凝固弾」を撃ち込んできた

　2018年10月26日，バンダイナムコアミューズメントは，VR ZONE SHINJUKUにて，VRアクティビティ「ゴジラVR」をプレオープンした。
　11月3日には全国のVR ZONE Portal（5店舗）で稼働予定の「ゴジラVR」だが，さっそくプレオープンのタイミングで，体験する機会を得たので，そのレポートをお届けしよう。

VR ZONE SHINJUKUの「ゴジラVR」体験ブース

「ゴジラVR」全国稼働店舗

• VR ZONE SHINJUKU（東京都）※10月26日プレオープン
• VR ZONE OSAKA（大阪府）※稼働中
• namco 札幌エスタ店（北海道）
• namcoイオンモール各務原店（岐阜県）
• namcoイオンモールKYOTO店（京都府）
• namcoイオンモール大日店（大阪府）
• namco 博多バスターミナル店（福岡県）

VR ZONE Portalでは11月3日以降稼働を開始します。
また、設置店舗も今後順次拡大します。

https://bandainamco-am.co.jp/others/vrzone-portal/

　このVRアクティビティは，2016年に公開された映画「シン・ゴジラ」に登場するゴジラ（通称「ゴジラ（2016）」）を相手に戦うというものだ。体験者は攻撃ヘリ部隊の一員として砲座に座り，ゴジラに攻撃を加えたあとに，とどめの「血液凝固弾」を口の中へ見事命中させればクリアとなる。最大4人の同時体験が可能で，マイクによる会話が可能となっているのもポイントだ。

　座席にはレバーが用意されているが，実際に使用するのはトリガーとボタンのみで，体験者がレバーを動かしてヘリを操作する必要はない。攻撃はアイトラッキングにより，視線の先に見えるレティクルに向かって行われる仕組みだ。

座席は映像に合わせて可動。最大4人の同時体験が可能だ

左右に設置されたレバーは動くが，体験中に操作する必要はない

　体験者の乗るヘリは高層ビルの間をすり抜けていき，その前方に存在するゴジラを尻尾のほうから捉え，その後，顔の横や脚のすぐ前などを通り過ぎる。映画さながらのゴジラの巨大さを演出するシーンが続いていく。

ビルの合間で遭遇するゴジラ。下から仰ぎ見たときの大きさには驚かされる

　あの強力な“放射線流”による攻撃も迫力満点だ。熱線は周囲のビルを次々と破壊していき，ヘリはその間をかいくぐりながらゴジラに接近する。
　やがて夜になると，最後は焼け野原となった都心でゴジラと対峙。熱線を吐き出そうとするその口の中に，「血液凝固弾」を撃ち込むミッションがスタートするのだ。

　体験中は映像に合わせてシートが可動する仕様で，オープニングのヘリが離陸するところから，ビルの合間をすり抜けていくときの浮遊感はかなりのものがあった。またゴジラを攻撃するタイミングは，無線で指示があったときだけなので，シューティング的な感覚は少なく，ゴジラの強大さを体感するVRアクティビティと捉えるといいかもしれない。
　ヘッドホンから聞こえてくるサウンドはもちろん「ゴジラ」に関連する楽曲で，人物たちのセリフも映画「シン・ゴジラ」の劇中を意識したものになっていた。映画を見ていればより楽しめるだろう。

特徴的な背中から“放射線流”を放つシーンを間近で体感できる

最後の熱線がこちらに向けて放たれる前に「血液凝固弾」を撃ち込め！

　バンダイナムコアミューズメントの“タミヤ室長”こと田宮幸春氏によると，VR ZONE SHINJUKUの目の前には，ゴジラヘッドがディスプレイされた新宿東宝ビルがあり，それが縁で今回のVRアクティビティが実現したのだという。もちろん，ゴジラの造形やモーションなども東宝の協力のもとに製作されている。
　また，開発は「絶体絶命都市」シリーズや「巨影都市」を手がけるグランゼーラが行っており，破壊される都市などもリアルに演出できたと田宮氏は語っていた。

田宮幸春氏

　「ゴジラVR」は，VR ZONE SHINJUKUのプレオープンを皮切りに，11月3日から全国7か所で稼働が始まる。営業時間などは各施設の公式サイトをチェックしてみてほしい。

「ゴジラVR」紹介ページ

VR ZONE公式サイト

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