オススメ機能
Twitter
お気に入り
記事履歴
ランキング
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2017/01/19 11:00

連載

「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目


 40本以上の新作アニメがスタートした2017年の冬アニメ。第1,2話放送後の感触では,スタジオ・トリガーの「リトルウィッチアカデミア」や,NUTのウォーファンタジー「幼女戦記」がいい感じ。どちらもストーリー展開が読めない作品なので今後の展開が楽しみだ。

 さて,第20回となる今回のタイトルは「文豪ストレイドッグス」。原作は朝霧カフカ氏&春河35氏によるコミックで,2016年4月に第1クール,10月に第2クールが放送された異能力アクションだ。制作はボンズ,脚本は榎戸洋司氏,監督は「桜蘭高校ホスト部」「ソウルイーター」を手がけた五十嵐卓哉氏が務めている。


「文豪ストレイドッグス」


「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目
 孤児院を追い出され,ヨコハマを放浪していた少年・中島 敦(CV:上村祐翔)は,入水自殺にいそしむ自殺嗜好の男・太宰 治(CV:宮野真守)とその同僚・国木田独歩(CV:細谷佳正)と出会う。探偵集団「武装探偵社」に所属しているという2人に,港を騒がせる“人喰い虎”退治への同行を求められた敦は,自分がその虎であることを知らされる。
 虎に変身できる異能力を持つ敦だったが,自分では力を制御できず,無意識のうちに虎となって街を徘徊していたのだ。太宰は変身した敦を,異能力を無効化する異能力“人間失格”で鎮静化し,武装探偵社に入社するように勧めた。
 入社試験を経て武装探偵社に入社した敦は,なぜか海外の異能者集団「組合(ギルド)」から莫大な懸賞金をかけられてしまう。ヨコハマの港を縄張りにする「ポートマフィア」の異能力者・芥川龍之介(CV:小野賢章)から命を狙われる敦だったが,芥川の部下・泉 鏡花(CV:諸星すみれ)の裏切りもあって,なんとか逃げ延びるのだった。

「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目
虎に変身できる異能力を持った少年・敦
「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目
変身した敦は太宰に襲い掛かる
「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目
人を喰ったような発言ばかりの太宰

 “文豪”と銘打たれている本作だが,作中に登場するのは実在の文豪と同姓同名ながら,まったく別のキャラクターだ。時代設定はもちろん,ときには性別まで異なる彼らだが,唯一共通するのが彼らの持つ異能力の名称がその文豪の代表作となっていること。
 例えば主人公・中島 敦の“月下獣”は,人が虎になってしまう物語「山月記」がモチーフになった能力だ。ほかにも,敦の同僚・与謝野晶子(CV:嶋村 侑)の能力“君死給勿(きみしにたもうことなかれ)”や谷崎潤一郎(CV:豊永利行)の“細雪”など,書名がずばり能力名になっている場合も少なくない。
 この異能力を持った者同士の死闘を,架空都市「ヨコハマ」を舞台に描いているのが本作「文豪ストレイドッグス」なのだ。

社長の福沢諭吉(CV:小山力也)をはじめ,個性的なキャラクターが揃った武装探偵社
「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目 「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目
「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目 「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目
「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目 「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目


ダイナミックな異能力バトル


 登場する異能力は,外套を影のような「黒獣」に変身させる“羅生門”や,重力を自在に操る“汚れつちまつた悲しみに”,力と頑丈さがアップする“雨ニモマケズ”など,じつに多種多様だ。これを駆使した異能力バトルは,さながら山田風太郎の「甲賀忍法帖」や「ジョジョの奇妙な冒険」のスタンドバトルのように,なにが飛び出すか分からない,ワクワク感を与えてくれる。
 五十嵐監督と脚本の榎戸氏は,TVアニメ「STAR DRIVER 輝きのタクト」など数々のヒット作を生み出した名コンビ。この荒唐無稽なバトルを,2人はダイナミックな演出とメリハリの利いた台詞回しで盛り上げていた。
 なかでもクライマックスとなる第23話「羅生門と虎と最後の大君」は,組合(ギルド)のボスであるフランシス・F(CV:櫻井孝宏)と敦,芥川の三つ巴の戦いが気合の入った作画で描かれた,本作屈指の名シーンだ。3人の手に汗握るラストバトルは,アクションファン必見のデキといえる。

ボンズの戦闘シーンはエフェクトの使い方が非常にうまい
「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目
「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目


ハードボイルドな「黒の時代」


 敦を取り巻く魅力的なキャラクター達の存在も見逃せない。敦の先輩となる太宰や国木田をはじめとした武装探偵社の同僚達はもちろん,森 鴎外(CV:宮本 充)率いるポートマフィア,外国からの招かざる客・組合(ギルド)など,ひと癖もふた癖もある登場人物達がこれでもかと登場する。
 各キャラクターのエピソードは作中で語られるが,筆者のお気に入りは,かつてポートマフィアに所属していた太宰の過去を描いた「黒の時代」(第13話〜第16話)だ。太宰とその当時の同僚・織田作之助(CV:諏訪部順一),坂口安吾(CV:福山 潤)の奇妙な友情を描いたもので,ヨコハマの街にマッチした,ちょっぴり大人の物語となる。太宰がなぜポートマフィアから抜けたのかが語られる,重要なエピソードだ。
 軽妙なギャグ回や派手なバトルシーンが目立つ本作だが,こうしたハードボイルドな話も本作を語るうえで外せない重要なエッセンスとなっている。

大人の雰囲気漂う「黒の時代」。クールな太宰がやたらカッコイイ
「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目
「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目


光を求める想いの強さを歌った「Reason Living」


 本作のオープニングテーマは,第1クールがGRANRODEO「TRASH CANDY」,第2クールはSCREEN mode「Reason Living」。エンディングテーマは,この曲でメジャーデビューとなるラックライフ「名前を呼ぶよ」(第1クール),「風が吹く街」(第2クール)だ。
 「Reason Living」は,もがきながらも明日に光を求める想いの強さを歌った楽曲で,敦や芥川などの心情にもリンクさせた,いろいろな想いが込められているという。ラストバトルにも使われたこの曲は,思わずハッとするような言葉がたくさん隠されているとのことなので,一度聴いてみてほしい。


 人気男性声優が多数登場することから,どちらかというと女性を中心に人気が高まっている「文豪ストレイドッグス」。しかし,熱いバトルシーンや男のロマン溢れるエピソードなど,男性でも楽しめる要素がしっかり詰め込まれている。異能力バトルを堪能するも良し,お気に入りのキャラクターの物語を追うのも良し,美少女・泉 鏡花ちゃんを愛でるのも良しと,本作はさまざまな楽しみ方ができるフトコロの深い作品なのだ。

「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目 「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目
「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目 「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目
「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目 「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目
「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目

「文豪ストレイドッグス」公式サイト


放映データ
2016年4月〜2016年6月,2016年10月〜12月まで
全24話
キャスト
中島 敦:上村祐翔 太宰 治:宮野真守
国木田独歩:細谷佳正 江戸川乱歩:神谷浩史
谷崎潤一郎:豊永利行 宮沢賢治:花倉洸幸
与謝野晶子:嶋村 侑 谷崎ナオミ:小見川千明
福沢諭吉:小山力也 芥川龍之介:小野賢章
中原中也:谷山紀章 梶井基次郎:羽多野 渉
樋口一葉:瀬戸麻沙美 泉 鏡花:諸星すみれ
森 鴎外:宮本 充 織田作之助:諏訪部順一
坂口安吾:福山 潤 フランシス・F:櫻井孝宏
ルーシー・M:花澤香菜 ジョン・S:河西健吾
ラヴクラフト:武内駿輔 ナサニエル・H:新垣樽助
マーガレット・M:名塚佳織 マーク・T:吉野裕行
スタッフ
原作:朝霧カフカ・漫画:春河35(「ヤングエース」連載)
監督:五十嵐卓哉
シリーズ構成・脚本:榎戸洋司
キャラクターデザイン:新井伸浩
総作画監督:新井伸浩・菅野宏紀
銃器デザイン:片貝文洋
プロップデザイン・サブキャラクターデザイン:ヒラタリョウ
美術監督:近藤由美子
色彩設計:後藤ゆかり
撮影監督:神林 剛
編集:西山 茂
音楽:岩崎 琢
音響監督:若林和弘
音響制作:グロービジョン
アニメーション制作:ボンズ
製作:文豪ストレイドッグス製作委員会

■Blu-ray&DVD情報

◆『文豪ストレイドッグス』Blu-ray&DVD第1〜7巻
発売日:発売中
価格:Blu-ray限定版 各7,600円(税抜)/DVD限定版 各6,600円(税抜)

◆『文豪ストレイドッグス』Blu-ray&DVD第8巻
発売日:1月27日(金)
価格:Blu-ray限定版 7,600円(税抜)/DVD限定版 6,600円(税抜)

特典(1) 朝霧カフカ書き下ろし小説『学園文豪ストレイドッグス(後編)』
原作・朝霧カフカ完全書き下ろし小説!ここでしか読めないオリジナルエピソード付き!
特典(2) 豪華キャスト出演映像特典『ストレイドッグに乾杯』≪後編≫
「文豪ストレイドッグス」をさらに楽しむための、豪華キャスト陣による映像特典! 第8巻は、諏訪部順一(織田作之助役)、宮野真守(太宰治役)、福山潤(坂口安吾役)が登場!
特典(3) 春河35先生によるおまけページ付き!「文豪ストレイドッグス」特製ブックレット
特典(4) キャラクターデザイン新井伸浩 描き下ろし特製デジパック
特典(5) OP#15 ver.、発売告知CM集(黒の時代ver.)

◆『文豪ストレイドッグス』Blu-ray&DVD第9巻

発売日:2月24日(金)
価格:Blu-ray限定版 7,600円(税抜)/DVD限定版 6,600円(税抜)

特典(1) 豪華キャスト出演映像特典!『ようこそ!上村探偵社』
「文豪ストレイドッグス」をさらに楽しむための、豪華キャスト陣による映像特典!
9巻は、上村祐翔(中島敦)&小山力也(福沢諭吉)・宮本充(森鴎外)が出演!
特典(2) 春河35先生によるおまけページ付き!「文豪ストレイドッグス」特製ブックレット
特典(3) キャラクターデザイン新井伸浩 描き下ろし特製デジパック
特典(4) ノンクレジットOP 第2クールVer.

「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目
第1巻
「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目
第2巻
「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目
第3巻
「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目
第4巻
「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目
第5巻
「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目
第6巻
「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目
第7巻
「そうだ アニメ,見よう」第20回は異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」。太宰 治の過去を描いた“黒の時代”に注目
第8巻
  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
トピックス
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:01月27日〜01月28日
タイトル評価ランキング
88
84
DEATH STRANDING (PS4)
76
鬼ノ哭ク邦 (PC)
56
Epic Seven (iPhone)
2019年07月〜2020年01月