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Google Playが年齢別レーティング制度を導入。既存アプリも今後は対応が前提に
このエントリーでは,Google Playで開発者に向けた2つのアップデートが導入されたことが説明されている。
Android Developers Blog
「Creating Better User Experiences on Google Play」
一つめが,コンテンツに年齢基準のレーティング制度を導入することだ。エントリーでは,数週間以内にレーティングがGoogle Playに表示されるようになるだろうと書かれている。
制度自体はすでに開始されており,アプリ開発者はGoogle Playでレーティングのラベルを得るために,デベロッパコンソールからアンケートに回答する必要があるという。このプロセスは無料で行えるとのこと。
なお,Google Playのレーティングは,the International Age Rating Coalition(IARC)とその参加団体(ESRB,PEGI,ACB,USK,ClassIndなど)によるグローバルな業界標準の公式レーティングに基づいているそうである。
今後,レーティングのアンケート回答をしていないアプリは「Unrated」に分類され,特定の地域や一部ユーザーにブロックされることもある模様だ。
また,2015年5月以降は,新規アプリの配信だけでなく,既存アプリをアップデートする際も,配信前にレーティングに関するアンケートに回答する必要があるとのこと。
もう一つが,アプリの事前審査に関するものだ。
Google Playでは,アプリカタログの改善とコミュニティの保護を目的に,数か月前からアプリの事前審査が実施されている。ただ,これまでと同様に,開発者がアプリをすぐ公開できるように,提出後数時間以内にリリースできるようサポートをしていくとのこと。
また,この仕組みに透過性を持たせるために,公開ステータスの確認ページを改善。アプリが保留または拒否された場合,その理由の詳細を確認でき,軽微なポリシー違反であれば,修正後すぐに再提出ができるそうである。
ちなみに,Google Japan Developers Relations Blogには,元記事を日本語に翻訳・加筆されたエントリーが投稿されているので,英語が苦手な人はそちらも参照してみてほしい。
Google Japan Developers Relations Blog
「Google Playにおけるより良いユーザー体験のために」
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