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ゲーマーはすぐにでも「5G」に移行すべきか,待つべきか。大手3社の料金プランや5G対応エリアをまとめて紹介
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印刷2020/04/06 20:00

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ゲーマーはすぐにでも「5G」に移行すべきか,待つべきか。大手3社の料金プランや5G対応エリアをまとめて紹介

 2020年3月下旬に,NTTドコモ(以下,ドコモ),KDDI,ソフトバンクの大手通信キャリア3社は,第5世代移動通信システムを用いた移動体通信サービス(以下,5G)を開始した。

左からソフトバンク,ドコモ,KDDIの5G特設サイトにおけるトップ画面。5Gの開始を大々的にアピールする
画像(001)ゲーマーはすぐにでも「5G」に移行すべきか,待つべきか。大手3社の料金プランや5G対応エリアをまとめて紹介 画像(002)ゲーマーはすぐにでも「5G」に移行すべきか,待つべきか。大手3社の料金プランや5G対応エリアをまとめて紹介 画像(003)ゲーマーはすぐにでも「5G」に移行すべきか,待つべきか。大手3社の料金プランや5G対応エリアをまとめて紹介

 5Gは,現行の4G LTE(以下,4G)サービスに続く通信サービスで,「高速大容量」「低遅延」「多接続」という特徴を備える。これは,単にスマートフォンの通信が速くなるというだけではなく,新たなビジネスやサービスの登場が期待できるなど,さまざまな分野で大きな変化が起こる可能性を持っている。もちろん,ゲーマーにもこれは影響のある話であり,ゲームの分野でも,東京ゲームショウやEVO Japanといったイベントで,デモや実証実験が行われていたことを覚えている人もいるだろう(関連記事1関連記事2)。
 そんな5Gに,ゲーマーはいち早く乗り換えるべきなのか,それともしばらく待ったほうがいいのか。5Gの仕組みや3社の料金プラン,5G対応エリアが出揃ったこのタイミングで,それぞれの特徴を紹介したい。
 なお,前置きなしで各社の料金プランを知りたいという人は,以下のリンクをクリックすると,記事の該当部分に移動できるので利用してほしい。


あらためて5Gについておさらい


 各社のサービスを紹介する前に,5Gとは何かについて,あらためて説明しておこう。
 5Gは,「Sub-6」と呼ばれる6GHz帯未満と,「ミリ波」と呼ばれる30〜300GHz帯という2種類の周波数帯を使って通信を行う。日本国内において,Sub-6では3.7GHz帯と4.5GHz帯が,ミリ波では28GHz帯が割り当てられている。この周波数帯は,既存の4Gが利用する700/800/900MHz帯や1.5/1.7/2.0/3.5GHz帯よりも周波数が高く,加えて,より広い帯域を確保できるよう配慮しているので,大容量の通信を実現しやすい。なお,28GHzは,先に挙げた30〜300GHz帯から外れているのだが,無線通信規格を策定する標準化プロジェクト「3GPP」が定めた5Gの標準仕様に含まれているので,この帯域もミリ波と呼んで差し支えない。

大手3社と楽天モバイルに割り当てられた周波数帯(※総務省の報道資料より
画像(026)ゲーマーはすぐにでも「5G」に移行すべきか,待つべきか。大手3社の料金プランや5G対応エリアをまとめて紹介

 5Gは,理論値で下り最大20Gbpsという高速通信を想定しているのだが,現時点では,スマートフォンに搭載する5G対応モデムのスペックをはじめとした制限があり,Sub-6で理論値3.4Gbps,ミリ波で理論値4.1Gbpsの通信速度が上限である。もちろん,理論値での通信が行えるケースは,現実ではほとんどないので,好条件でも通信速度は1Gbps程度に留まるだろう。それでも5G対応エリア内であれば,従来の4Gよりも高速な通信が可能だ。

 また,5Gでは,スマートフォンなどの端末から発した電波が基地局に届くまでの無線区間における通信の遅延を,4Gと比べて10分の1となる1msに抑えるというのも特徴となっている。これに加えて,ユーザーやデバイスの近い位置(エッジ側)にサーバを配置してデータの処理を行うことによって,通信全体の遅延も削減できるとのこと。この低遅延という特徴を生かして,遅延が事故を招く可能性のある自動運転車や,ロボットを使った遠隔地における作業などへの利用に向けた取り組みが行われている。

 また,5Gの活用が期待できる分野として,ゲームも挙げられよう。5Gであれば,格闘ゲームやアクションゲーム,FPSといった通信の遅延がゲームの体験を悪化させかねないゲームでも,携帯電話回線で快適にプレイできるようになる。また,後段で説明するように,通信事業者は5G向けにデータ容量の大きなプランを用意しているので,ストリーミングでゲームをプレイするグラウドゲームサービスも実用的になるだろう。ソフトバンクとKDDIが「GeForce NOW」,ドコモが「dゲーム プレイチケット」と,クラウドゲームサービスに力を入れるのもこうした背景があるからだ。

 多接続という特徴も,ゲーマーに恩恵をもたらす。たとえば,eスポーツ大会などで,イベント会場内のネットワーク環境を構築する場合,基本は有線ネットワークを利用することが多い。ただし,施設の設備や屋外での開催など,状況によっては無線LANや携帯電話回線を使うこともあろう。このとき,1つのアクセスポイントや基地局にアクセスが集中すると,輻輳が発生してスムーズな通信ができなくなる。多数のデバイスを接続しても安定した通信を可能とする5Gによって,こうした課題を解決できるというわけだ。


国内の5Gサービスは発展途上


 さて,これらの特徴を備えた5Gは,サービス開始前から期待が寄せられていた。しかし,いざサービスがスタートとしてみると,現時点ではまだまだ発展途上であり,ゲーマーの期待にすぐ応えられるレベルには達していないことが見えてきた。

 まず,そもそもの5G対応エリアが3社とも極端に狭い。たとえば,ドコモの5G対応エリアは,一部の駅や空港,スタジアム,ドコモショップ内といった150か所に限られる。順次エリアを広げていくとのことだが,いまのところ広く利用できるとはいえない状況だ。
 5Gが利用する高い周波数の電波は,広い帯域幅を実現できる一方で,直進性が高く建物などの障害物で遮られやすいため,少ない基地局数では広いエリアを構築しにくい。特にミリ波は,雨粒ですら通信に悪影響を及ぼすとのことで,現状では特定の限られた場所での利用を想定している。

 また,遅延や多接続に関しても,現状の5Gは4Gの設備をベースとして構築するNSA(Non Stand Alone)方式であるため,4Gと比べて性能はそれほど向上していない。5Gの実力を完全に発揮するには,5G向けの技術や設備を利用したSA(Stand Alone)方式の設備が普及する必要がある。なお,国内におけるSA方式の導入は,2021年秋以降とという見込みで,ゲーマーが利用できるのは,しばらく先になるだろう。

 ただ,5Gの理想と現状に差があるとはいえ,5Gのネットワークにつながれば,現状の4Gよりも高速な通信が行えるのは確かだ。対応エリアが広がっていけば,メリットを享受できる場面が増えてくるだろう。


各社の5G向け料金プランを紹介

無制限に近い大容量が見どころだ


 それでは,3社の料金プランを発表があった順に詳しく見てみよう。各社とも,高速大容量という5Gの特徴を生かして,無制限もしくはそれに近い通信容量が見どころのプランを用意している。なお,3社のWebサイトには,各種割引を適用した価格を大きく表示しているのだが,本稿では基本的に割引前の料金を紹介しているので誤解なきよう。


ソフトバンク


 ソフトバンクは,既存の「ウルトラギガモンスター+」および「ミニモンスター」からサービス内容を変更した「メリハリプラン」と「ミニフィットプラン」という2つのプランを用意している。旧料金プランはすでに受付を終了しており,今後ソフトバンクで新規契約をする場合は,新料金プランを利用することになる点には注意が必要だ。

メリハリプラン(左)とミニフィットプラン(右)の概要
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 メリハリプランは,通信容量が最大50GBで,これを超えた場合は通信速度が128kbpsに制限される。ただし,本プランには主要な動画配信サービスやSNSを利用するときのデータ通信量をカウントしない「動画SNS放題」がサービスに含まれているので,これによりソフトバンクは「実質無制限のプラン」だとアピールしている。

ソフトバンクが,メリハリプランの目玉に据える動画SNS放題。YouTubeをはじめとする動画配信サービスに加えて,TwitterやLINEといったSNSを利用しても通信容量を消費しない
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 なお,動画SNS放題の対象アプリでも,利用するサービスによっては,データ量を消費するケースがある点に注意が必要だ。たとえば,YouTubeを視聴する分のデータ通信量はカウントされないが,YouTubeでライブ配信する場合は,データ量消費の対象となる。また,LINEもトークはカウントされないが,音声通話やビデオ通話はカウントされてしまう。データ通信量を消費するケースについては,ソフトバンクのWebサイトに記載があるので,チェックしておきたい。

通信容量を消費してしまうケースもあるので契約前にチェックしておこう
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 月額料金は,次のとおり。なお,「基本プラン(音声)」または「基本プラン(データ)」とデータ利用量は必須だ。また,5Gを利用するには,5G基本料金が加算されることも覚えておきたい。なお,メリハリプランでは,月間のデータ使用量が2GB以下の場合,データ利用料が1500円引きとなるため,条件によっては支払額が少なくなる。

■メリハリプランの月額料金
  • 基本プラン:980円
  • データ利用料:6500円
  • 5G基本料金:1000円
  • 合計:8480円(税込9328円)

メリハリプランの月額料金と各種割引の内訳の一例。割引を適用しない場合は8480円となる
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 一方のミニフィットプランは,データを使った分だけ料金が加算されるプランだ。0〜1GB未満が3000円,1〜2GB未満が5000円,2〜5GBが6500円という3段階で料金が変わる。5GBを超えたときは,メリハリプランと同様に128kbpsの通信制限がかかる。

 ミニフィットプランの月額料金は,以下のとおり。なお,ミニフィットプランには動画SNS放題が含まれないので,動画配信サービスやSNSをよく利用する人は,メリハリプランのほうが適しているだろう。

■ミニフィットプランの月額料金
  • 基本プラン:980円
  • データ利用料:3000〜6500円
  • 5G基本料金:1000円
  • 合計:4980〜8480円(税込5478〜9328円)

月間データ利用量が1GB未満の場合におけるミニフィットプランの料金シミュレーション
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 どちらのプランも,月額料金に以下のような各種割引を適用可能だ。このうち,「半年おトク割」は契約から6カ月間,5G基本料金を割り引く「5G無料キャンペーン」は同じく2年間という期限があるので注意したい。

  • 半年おトク割(6カ月間):−1000円
  • 5G無料キャンペーン(2年間):−1000円
  • おうち割 光セット:−1000円

 また,メリハリプランに関しては,ソフトバンクと回線契約している家族や親戚,同居している恋人,同じシェアハウスで生活する仲間の間で利用できる「みんな家族割+」を適用すれば,2人で500円,3人で1,500円,4人以上で2,000円引きとなる。

 なお,契約した回線でテザリングを使用する場合は,月額500円の「テザリングオプション」を契約する必要があるので,5G回線にゲーム機をテザリングでつなごうと考えている人は注意すべきである。なお,テザリング利用時でも,動画SNS放題の対象サービスでは,通信量がカウントされない。


ドコモ


 ドコモの5G料金プランは「5Gギガホ」と「5Gギガライト」の2種類がある。基本的には,既存の料金プランである「ギガホ」と「ギガライト」の5G版で,家族間の国内通話とデータ通信,インターネット接続サービス(spモード)をセットで提供するほか,テザリングも無料で利用可能だ。一方で,2年間の定期契約(いわゆる2年縛り)を撤廃するなどの変更が加えられている。

ドコモの5G向けの料金プランとして,5Gギガホと5Gギガライトを用意
画像(010)ゲーマーはすぐにでも「5G」に移行すべきか,待つべきか。大手3社の料金プランや5G対応エリアをまとめて紹介

 それぞれのプランを紹介しよう。
 まず,5Gギガホは,通信容量が従来の30GBから100GBへと大きく増加した。4G向けのギガホでは「ギガホ増量キャンペーン」によって利用できる通信容量が30GBから60GBに増えたのだが,それと比べても倍近い通信容量となる。さらに,5Gギガホでも期限を設けない「データ量無制限キャンペーン」を実施しているので,現状では5Gだけでなく4Gも含めて,完全無制限でのデータ通信が可能だ。
 ただし,データ量無制限キャンペーンについて,ドコモは「ユーザーの利用状況を見るためのもの」としており,PCでのファイル共有のような通常のスマートフォン利用ではありえないほどの通信が発生した場合,制限される可能性がある。

5Gギガホでは,無期限のデータ量無制限キャンペーンによって,完全無制限でのデータ通信が可能だ
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 ちなみに仮にキャンペーンが終了した場合,データ通信量が100GBを超えたときの通信速度は最大3Mbpsに制限される。また,パケットパック海外オプション利用時の通信容量は30GBまでで,超過時は送受信ともに最大1Mbpsに制限される点には注意したい。
 5Gギガホの月額料金は7650円(税込8145円)で,ギガホと比べて500円増しとなる。

5Gギガホで端末を一括購入したときの料金シミュレーション
画像(012)ゲーマーはすぐにでも「5G」に移行すべきか,待つべきか。大手3社の料金プランや5G対応エリアをまとめて紹介

 一方の5Gギガライトは,1〜7GBまでデータ使用量に応じて料金が上がるプランだ。月額料金は,以下の4段階となる。なお,7GBを越えた場合は通信速度が128kbpsに制限されるのでご注意を。

■5Gギガライトの月額料金
  • 1GB未満:3150円(税込3465円)
  • 1〜3GB未満:4150円(税込4565円)
  • 3〜5GB未満:5150円(税込5665円)
  • 5〜7GBまで:6150円(税込6765円)

5Gギガライトは,データ使用量に応じた4段階の料金プランとなっている
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5Gギガライトで端末を一括購入し,データ使用量が1GB未満の場合
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 どちらのプランも以下のような割引が適用可能だ。光通信回線とのセットによる「ドコモ光セット割」の場合,5Gギガライトは,月間の通信量に応じて割引が,500円と1000円の2段階で変更となる。5Gギガホは一律1,000円引きとなる。

  • dカードお支払割:−170円
  • みんなドコモ割:2回線 −500円,2回線以上 −1000円
  • ドコモ光セット割:
  • 5Gギガホ:−1000円
    5Gギガライト:1〜3GB未満 −500円,3GB以上 −1000円


KDDI


 KDDIは,5G向けに「データMAX 5G」,「データMAX 5G Netflixパック」(以下,Netflixパック),「データMAX 5G ALL STARパック」(以下,ALL STARパック),「ピタットプラン5G」という4種類のプランを用意している。他社と同様に4G向けプランの5G版という位置付けであり,通話とデータ通信,インターネット接続サービス(5G NET)がセットになったものだ。
 基本的には,通信容量が無制限で定額のデータMAX 5Gと,段階制のピタットプラン5Gに分かれており,NetflixパックとALL STARパックは,データMAX 5Gに動画配信サービスがセットになっているという理解でいいだろう。

KDDIの料金プランは,データMAX 5Gとピタットプラン5Gの2つが基本となる
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 それぞれのプランを紹介しよう。
 データMAX 5Gは,既存の4G向けプラン「auデータMAXプラン Pro」に相当するもので,先に挙げたように通信容量は無制限だ。なお,テザリングオプションは無料だが,テザリングした場合や,同一名義で契約するほかの端末と通信容量を共有する「データシェア」,「世界データ定額」利用時は,通信容量が最大30GBに制限される点には注意したい。制限を超過したときは通信速度が128kbpsとなる。

 月額料金は8650円(税込9515円)で,auデータMAXプラン Proから1000円高くなった。なお,他社の5G向けプランには2年縛りがないのだが,KDDIは,2年契約を前提とした割引である「2年契約N」を用意している。2年契約Nを適用した場合,月各料金は,170円引きの8480円(税込9328円)となるのだが,本稿では他社のプランも踏まえて,2年契約Nなしの料金で話を進める。

 続いてはNetflixパックと,ALL STARパックを見ていこう。Netflixパックは,Netflixと「TELASA」(旧称:ビデオパス),ALL STARパックはNetflixパックの2つに加えて,「YouTube Premium」と「Apple Music」の月額料金がセットになったプランだ。月額料金は,Netflixパックが9670円(税込1万637円)で,ALL STARパックが1万1150円(税込1万2265円)で,各サービスの利用料を加味した金額となっているのだが,それぞれのサービスを個別に契約するよりもお得というわけだ。

NetflixパックとALL STARパックは,動画配信サービスなどがセットになったプランとなる
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 また,テザリングやデータシェア,世界データ定額における容量制限が,Netflixパックでは60GB,ALL STARパックでは80GBと緩和されるので,テザリングをよく使うとか,海外での利用が多いという人は,こちらのプランのほうが適しているかもしれない。なお,ALL STARパックは6月以降の提供開始を予定しているとのことだ。

 データMAX 5GとNetflixパック,ALL STARパックでは以下の割引が適用可能だ。「5Gスタートキャンペーン」は契約時から25カ月間,「スマホ応援割II」は6カ月間と期間が決まっている。

  • auスマートバリュー:−500円
  • 家族割プラス:2人で加入時 −500円,3人以上で加入時 −1000円,4人以上で加入時 −2020円
  • 5Gスタートキャンペーン(25カ月間):−1000円
  • スマホ応援割II(6カ月):
  • データMAX 5G:−1000円
    Netflixパック:−1200円
    ALL STARパック:−1500円

データMAX 5Gの支払いイメージ
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 一方のピタットプラン5Gは,データ使用量が1GB未満,1〜4GB未満,4〜7GBの3段階で料金が変化する。月額料金は以下のとおり。

■5Gギガライトの月額料金
  • 1GB未満:4150円(税込4565円)
  • 1〜4GB未満:5650円(税込6125円)
  • 4〜7GBまで:7150円(税込7865円)

 割引は以下のとおりで,データMAX 5Gからスマホ応援割IIを省いた形だ。

  • auスマートバリュー:−500円
  • 家族割プラス:2人で加入時 −500円,3人以上で加入時 −1000円
  • 5Gスタートキャンペーン(25カ月間):−1000円

ピタットプラン5Gの支払いイメージ
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3社の料金プランでゲーマーにおすすめなのは?


 さて,3社の料金プランを紹介紹介してきたが,それぞれに特徴があり,消費者としては,どのプランを選ぶべきかなかなか判断が難しいかもしれない。
 積極的なゲームでの利用を想定するならば,そもそもの通信容量が少ない段階制のプランは選択肢にはなく,定額制プラン一択だろう。そのうえで,各社の特徴をまとめると以下のようになる。

  • ソフトバンク(メリハリプラン):8480円(税込9328円),通信容量50GB,動画SNS放題,テザリング有料
  • ドコモ(5Gギガホ):7650円(税込8145円),通信容量100GB(キャンペーンで無制限),テザリング無料で容量無制限
  • KDDI(データMAX 5G):月額8650円(税込9515円),通信容量無制限,データMAX 5GとNetflixパックを用意,テザリング無料だが容量制限あり

 こうして見比べると,PCやゲーム機などでも通信容量を気にせずにゲームを楽しみたい人であれば,ドコモの5Gギガホが適しているだろう。割引を考慮しない場合は,最も安価である点もメリットだ。一方,YouTubeやHulu,Amazonプライムビデオといった動画SNS放題の対象サービスをよく利用するのであれば,ソフトバンクのメリハリプランも検討する価値があるだろう。
 KDDIに関しては,スマートフォン単体で大容量コンテンツを楽しむ人であれば選択肢に入る。テザリング可能な容量が30GBと他社と比べて物足りなく,テザリングでPCやゲーム機を接続する機会が多いのであれば,少し不安かもしれない。NetflixやTELASA,YouTube Premium,Apple Musicをお得に使えるプランがあるので,そうしたサービスを利用する機会の有無で印象が変わってくるといったところか。


限られた5G対応エリア。各社のエリア拡張プランを紹介


 先述したように,3社の5G対応エリアはかなり狭い。ソフトバンクやKDDIが公開するエリアマップを見ても,5G通信が可能な場所は「点」で表示されており,エリアとは言えない状況だ。しかし,各社ともこのままではなく,5Gの整備を急速に進めたい考えを示している。5Gサービスの開始にあたっては,所管する総務省に開設計画を提示して認可を取得しているのだが,3社とも計画に対して,いずれも2年程度の前倒しをすると明らかにしている。

ソフトバンクのエリアマップ。濃いピンク色が4月末に,黄色が夏以降の5G対応を予定している地点だ
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KDDIのエリアマップ。赤い点が4月末に,黄色い点が夏以降の5G対応を予定している地点だ
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 5Gでは,エリアの広さを「基盤展開率」という言葉で表現する。これは日本全土を10km四方のメッシュに分けて,理論値最大10Gbpsの通信が可能な5G高度特定基地局(複数の特定基地局と接続可能な基地局)を1基でも開設したメッシュがどのくらいあるのかを示したものだ。

基盤展開率の考え方(※情報通信審議会 情報通信技術分科会 新世代モバイル通信システム委員会の資料より)
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 各社が総務省に提示した開設計画では,2024年度末までにドコモが97%,KDDIが93.2%,ソフトバンクが64%の基盤整備率を目指すとしていた。ソフトバンクの数字が低いのは,4Gの周波数帯を5Gに転用する技術を使うことで,速度は4G並みだが5G化できる手法を想定しているためだろう。しかし,現在では各社とも,この数字を2年程度前倒しで達成する計画で,2022年度末までには,かなりのエリアが5G化していると見込まれる。

ドコモ,KDDI,ソフトバンク,楽天モバイルが総務省に提出した5G基地局の開設計画(※総務省の報道資料より
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 また,2020年秋には5Gに対応した新型iPhoneの登場が噂されている。ユーザー数が多くなるであろう5G対応iPhoneで,5Gが使えないエリアが多いという悪評が立つのは,3社とも避けたいところだろう。そのため今秋に向けて,急ピッチでエリアを拡大する可能性がある。たとえばドコモは,「20年度中に全国政令指定都市を含む500都市」にエリアを拡大する予定とのことだ。対象の都市全体をカバーはしないだろうが,ある程度のエリアが広がることが期待できそうだ。

ドコモは20年度中に500都市まで5Gのエリアを拡大する予定とのこと(※ドコモの2019-2020冬春 新サービス・新商品発表会資料より)
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5Gはまだ始まったばかり,対応エリアや端末の充実を待つのも手


 5Gに寄せられる期待は大きいが,現時点で5Gの利点を自宅で体感できる人はほとんど存在しないし,外出先で気軽に5Gを利用してゲームを楽しめるようになるまで,まだしばらくかかるだろう。国内における5Gはやっと始まったばかりだ。今後対応エリアの拡大や対応端末が拡充すれば,5Gの良さを体感できる場面も増えてくる。よほどの新しもの好きでなければ,もう少し待ち,ある程度の情報が出揃ったり,エリアの拡張が進んだりしてからあらためて導入をじっくり検討するほうが適切ではないだろうか。

ソフトバンクの5G特設サイト

ドコモの5G特設サイト

KDDIの「UNLIMITED au 5G」特設サイト

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