業界動向
インテル,前社長吉田氏と新社長江田氏による記者会見を開催。新体制で強さを持つ日本企業とアジアの架け橋を目指す
そして2013年10月28日,インテルは,新社長に就任した江田氏と,前任の吉田氏による記者会見を開催した。
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吉田氏はアジア全体の急成長を受けて,大きな転換期が来ると3〜4年前から考えていたと述べた。そして,その頃から江田氏と,インテルが今後も顧客企業に付加価値を提供して成長するには,「アジアを理解していかないと……」という話をしていたそうだ。
そうした事情もあり,江田氏は2010年に,Intelの中でもアジア太平洋市場全体を統括するマーケティング&コンシューマ・セールス担当ディレクターに就任して,アジア太平洋地域全体を見る仕事に携わってきた。いわばアジアを理解する修行の旅に出ていたようなものだろうか。そして,インテルが2014年のビジネスプランを展開していくにあたり,新しいリーダーでのビジネスに移行すべく,このタイミングでの社長交代に至ったということだそうだ。
発表即交代というのは急な話にも思えたが,移行の準備にはすでに時間をかけていたこともあり,また「決めたらすぐ発表するのが大事」(吉田氏)という両氏や本社の意向もあって,ああいう形での発表になったという。
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新たなインテルの舵取り役を任された江田氏は,「いろんな国をまわって認識したのは,日本の産業と技術の強さ。至る所で活用されて,新興国を支えている」と,成長するアジア市場の中で日本企業が持つ強さを感じたとしている。そのうえで,そうした強さを持つ日本企業とアジアの架け橋になることと,また日本の技術をグローバルに展開し,付加価値を与えることを推進していきたいとの抱負を述べた。
ここのところ,スマートフォンとタブレットでARM系SoC(System-on-a-Chip)が急速に台頭していることは,4Gamer読者で知らない人はいないだろう。しかし,まもなく日本市場にも搭載製品が投入されるBay Trail-Tこと「Atom Z3000」シリーズは,優れた性能と省電力といった特徴を生かして,とくにタブレット分野での反撃になるのではと期待されている。
江田氏も質疑応答の中で,「日本のメーカーともBay Trailの話を進めている。スマートフォン,タブレットの領域でもAtomの製品で存在感を出していく」と述べるなど,インテルも力を入れているようだ。今後ともユーザーにとって魅力的な製品が登場し続けられるように,江田氏とインテルの活躍に期待したい。
社長職交代に関するIntelのプレスリリース
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