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Intel,次期CEOにブライアン・クルザニッチ氏を選出
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Krzanich氏は52歳。1982年のIntel入社後は,製造部門,つまり,同社の大きな強みでもある最先端プロセス技術の現場で長く活躍してきた人物だ。2012年の1月からは現職にあったが,今回,内部昇格を果たすことになる。
なお,Krzanich氏は社長を兼任せず,そのためIntelの取締役会は次期社長として,ソフトウェア&サービス部門のSVP(執行副社長)兼ジェネラルマネージャーを務めているRenée James(レネイ・ジェームス)氏(48歳)を選出した。氏も,5月16日の株主総会をもって社長に就任の予定だ。
Intelによるニュースリリース(英語)
#### 以下,リリースより ####
役員人事
ブライアン・クルザニッチを最高経営責任者(CEO)に選出
〜レネイ・ジェームズは社長に就任〜
インテル コーポレーション(本社 米国カリフォルニア州サンタクララ)は、本日、取締役会において全会一致で、ポール・オッテリーニの後任の最高経営責任者(CEO)として、ブライアン・クルザニッチを選出したことを発表しました。クルザニッチは、2013年5月16日(米国時間)に開催される年次株主総会での承認を得て、新CEOに就任します。
クルザニッチは、2012年1月よりインテル コーポレーションの最高執行責任者(COO)を務めており、インテルの歴史の中で6代目のCEOに就任する予定です。すでに発表しているように、ポール・オッテリーニは、2013年5月15日をもって、CEOならびに取締役を退任する予定です。
インテル会長のアンディー・ブライアントは「十分な議論を重ねた選考過程とその結果として、クルザニッチがコンピューティングの未来を形作る次世代のテクノロジーを明示し、生み出していくインテルを指揮していくことを、取締役会はたいへん喜ばしく思っています」と述べています。ブライアントはまた、「ブライアンはテクノロジーに対する情熱とビジネスについての深い理解を持った優秀なリーダーです。彼が遂行してきた業績と戦略的なリーダーシップは、彼の問題解決のためのオープン・マインドなアプローチと結びつくことで、従業員、全世界の顧客やパートナーからの尊敬を集めています。グルザニッチは、テクノロジーや業界が急激な変化を迎えているこの時代において、インテルを導いていくための知識、視野の広さ、経験をバランスよく備えています」と述べました。
グルザニッチ(52歳)は、1982年にインテルに入社以来、数々のテクノロジーや指導的な職務を遂行してきました。「私はインテルを率いる機会を得て、大変光栄に思います。インテルには、豊富な資産、途方もない才能、そして革新と実行についての素晴らしい実績があります。私は次の時代にインテルをリードし、さらなるモビリティーの世界への迅速な対応を進め、過去の実績を誇りに感じながら、インテルのリーダー達や世界中の従業員と働くことを楽しみにしています 」とクルザニッチは述べています。
取締役会は、レネイ・ジェームス(48歳)を、インテルの社長に選出しました。5月16日からクルザニッチと共にインテルの経営にあたります。
「インテルの歴史に新しい一章を始めるにあたり、レネイとの協力を楽しみにしています。彼女の将来のコンピューティング・アーキテクチャーに対する深い理解と先見性、製品開発と世界最大のソフトウェア組織を率いる幅広い経験は、インテルの強力な財産です」とクルザニッチは述べています。
最高執行責任者(COO)としてクルザニッチは、技術開発・製造技術本部、インテルカスタム・ファウンドリー、NAND事業、人事、IT部門とインテルの中国戦略など50,000人以上が所属する組織を率いていました。
ジェームスは、インテルでの業務やHavok、マカフィー、ウインドリバーなどのインテルのソフトウェア子会社の会長としてのリーダーシップを通じて、コンピューティング業界、ハードウェア、セキュリティー、ソフトウェアやサービス事業などの広範な知識を持っています。彼女はまた、ボーダフォングループPlcとVMwareの取締役を現在務めており、かつてのインテルCEOのアンディ・グローブのチーフスタッフでした。
両役員に関する職歴はnewsroom.intel.comで参照可能です。
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