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独特すぎるアート&世界観が魅力の「Burden Street Station」をプレイ。圧倒的作り込みのアニメーションと,独特なシステムに注目[BitSummit]
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印刷2026/05/24 11:13

プレイレポート

独特すぎるアート&世界観が魅力の「Burden Street Station」をプレイ。圧倒的作り込みのアニメーションと,独特なシステムに注目[BitSummit]

 魅力的なアートを持つ作品は,スクリーンショット1枚だけでも「なんだこれは!?」とプレイヤーを惹き寄せる力がある。インディーゲームではビジュアルの力が重視される傾向にあるが,その中でも抜きん出る作品が毎年登場する。

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 現在開催中のインディーゲームイベント「BitSummit PUNCH」に出展された「Burden Street Station」も,そうして話題になった作品の1つだ。手描きの2Dアート,ローポリの3D,実写映像を絡めた無国籍なアートスタイルはコアなゲームファンから注目を集めている。


 アートが魅力的なのは分かったが,肝心のゲームはどうなのか。会場では日本語対応の体験版が展示されていたので,プレイして確かめてみた。



人生が“資源”として収穫される世界
そこに生きる人々と,司書の物語


 ゲームを開始すると,上位存在からの指令が提示される。「定命の生命は“瞬間”(モーメント)の集合体であり,資源として収穫されるためにある」というものだ。

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 プレイヤーは,収穫された人生の瞬間を具現化した「本」を管理する司書だ。本は独立した人格を持ち,それぞれに収まるべき書架を探している。司書の仕事は,本に刻まれた瞬間を把握し,配置されるべき棚を指定することだ。

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 せっせと分類に励んでいたところ,収穫物の中に瞬間が存在しない本が紛れ込んでしまう。司書は律儀に報告に向かったが,どうも上司はそれどころではない様子。というのも,瞬間を生むはずの世界が停止してしまったのだ。

 世界の管理を任された神も姿を消し,いまや収穫もままならない。ちょうど報告に来ていた司書は,瞬間が存在しない異常な本「メモ」とともに,神の捜索と異常の解決を任されることになった。――というのが,本作のあらすじとなる。

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 作品に触れた瞬間に感じたのは,ビジュアル表現の圧倒的な作り込みだ。会話中は相手のアニメーションが表示されるのだが,その動きが非常にアグレッシブかつバリエーション豊富なのだ。ちょっと動く程度ではなく,画面全体を使って気持ちよく動いてくれる。

 そのうえで,本作には普通の人間の姿をしたキャラクターは存在せず,1つ目だったり,首が3本あったり,頭が魚だったりと,かなり尖ったデザインになっている。それを活かしたアクションも多いので,とにかく見ていて飽きることがない。

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 システムは探索型のアドベンチャーで,人々との会話を通じて情報を聞き出していく。特徴的なのは,会話の選択肢にあたる要素をプレイヤー側が用意できるということだ。

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 司書の肉体は「頭部」「胴体」「四肢」の3パーツで構成され,それぞれが異なる意見を持ち,それがそのまま会話での選択肢となる。たとえば,初期の頭部「観察者」は積極の特性を持ち,選択すれば相手に率直な意見を言ってくれる。

 適切にパーツを選んで会話を行えば,相手の心の奥底へと入り込んで人生の瞬間を抽出できる。ここで抽出した瞬間は司書の新たなパーツとして選択可能になる――つまり,会話によって新たな選択肢が増えていくわけだ。

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パーツを変えるとちゃんと司書の姿が変貌していくのが面白い。物語が進むと色も変えられる模様
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 会話の正解は基本的に1つで,間違った選択をすると体力が減ってしまう(増加することもある)。体力が0になると会話を続けられなくなるほか,ゲームが進むと体の種類が増えていくので,総当たりは難しくなる。

 とはいえ,ある程度相手の思いを汲んだ応答をすれば専用の返答を得られることも多く,しっかり考えていれば,しらみつぶしをしている感覚はあまりない。

 たとえ正解できなくても,新たな回答を引き出せれば「発想」と呼ばれるリソースを獲得できる。発想はこの世界の通貨のようなもので,これを消費すればホテルで体力を回復できる。さらに,大きく間違った回答をした場合はメモがヒントを出してくれるので,よほど適当にやらない限り,体力が切れることはなさそうだ。

探索パートは固定視点の3Dマップを探索する形式が採用されている。正直,操作しやすいとは言い難いが,初代PS時代のRPGを思わせる3D表現とアーティスティックな背景が組み合わさり,没入感は高い
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 尖ったアートに目を奪われる本作だが,アドベンチャーゲームとしてのシステムは堅実に作り込まれている。抽象的な要素は多いものの話の骨子はシンプルで分かりやすく,それを独創性抜群のアートとアニメーションで彩る本作は,尖りつつも多くの人に刺さる作品になっているように思われる。

 ただ,翻訳のクオリティは高いものの,一部演出の問題で話がつながっていないように感じられる部分もあり,そういった点には少し調整の余地があるかもしれない。ログの画面で文字表示が崩れている部分も見受けられ,製品版での改善を願いたいところだ。

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 いずれにせよ,作品全体のクオリティは申し分ない。ここで取り上げた世界観やアートに魅力を感じた人なら,ゲーム本編が繰り出してくるアニメーションや演出を気に入るだろう。Steamストアページでは体験版が公開されているので,興味を持った人はダウンロードして遊んでみよう。


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