ホイール・オブ・タイムのライセンスを取得したデジタルカードゲーム「Cards of Eternity: The Wheel of Time」の開発をアナウンス

　Aether Gamesは，日本では「時の車輪」として翻訳版が発売されているロバート・ジョーダン（Robert Jordan）氏原作のファンタジー小説「ホイール・オブ・タイム」のライセンスを取得した，PC向けデジタルカードゲーム「Cards of Eternity: The Wheel of Time」の開発をアナウンスした。詳細は不明ながら，コンシューマ機やモバイル向けにもリリースされる予定であるという。


　ホイール・オブ・タイムは，1997年に第1部が出版され，2013年の第14部で完結したファンタジー長編小説だ。第11部が出版されたあと，ジョーダン氏が死去したことにより，その後は遺族が声をかけたというブランドン・サンダーソン（Brandon Sanderson）氏がシリーズを完結させているが，累計8000万部というベストセラーとなっている。現在，Amazon Studiosとソニー・ピクチャーズの共同製作により，Amazon Primeでテレビドラマシリーズの配信も行われている。

　へんぴな村で生活していたランド・アル＝ソアら5人の若者が，時代の変革期に際して自分たちの能力を開花させたことで，闇王とも呼ばれる敵シャイ・タンと対決していくという物語が描かれるホイール・オブ・タイム。そのゲーム版であるCards of Eternity: The Wheel of Timeのゲームシステムについては，まだ明らかにされていないものの，対戦モードだけでなく，入念に開発されたAIを使ったソロモードやCo-opモードにも対応するようだ。

　また，カードパックの購入やトレード，さらにはレンタルなどもフィーチャーするとのこと。グラフィックスについても，ハリウッドのCGアーティストたちが集うというAether Gamesらしい，CG映像をふんだんに使った作風になると思われる。

　Cards of Eternity: The Wheel of Timeのβテストを，今夏に開始する予定であることも合わせてアナウンスされており，現在公式サイトではテスター登録をリクエストするためのサインアップができる。今のところは言語サポートの情報などは分からないものの，気になる人はサインアップしておくといいだろう。

「Cards of Eternity: The Wheel of Time」公式サイト