荒唐無稽な夢の世界から脱出せよ。“超哲学的”アドベンチャー「ケイブフィクション」がSteamでリリース。7月24日までは40％オフに

　GooodMonは2023年7月16日，インディーゲーム開発者のjiangli氏による新作タイトル「ケイブフィクション」を，Steamで発売した。価格は620円（税込）で，7月24日まではリリース記念セールで40％オフ価格で購入できる。



　“超哲学的AVG”を謳うケイブフィクションは，主人公が自身の夢からの脱出を目指すアドベンチャーゲームだ。プラトンがイデア論を説明するにあたって用いた「洞窟の比喩」が，物語のベースとなっているという。


　洞窟の比喩は，幼少期から洞窟の壁に体を向けた状態で縛り付けられた人物が，壁に映る影を「実体」であると思い込む様子をもとに，イデア論における実体と感覚の関係を説明するための比喩として知られる。本作においては，主人公を閉じ込める“夢”が洞窟の役割を果たすのかもしれない。

　ゲームの内容を想像するのは難しいが，公開されているトレイラーやスクリーンショットでは，画面内からアイテムを探し出すポイント＆クリックADV風の動きでゲームを進める様子を確認できる。物語は全4章にわたって展開され，プレイヤーの選択によってエンディングが分岐する仕組みになっているとのことだ。


　対応言語の欄では日本語にチェックが入っているが，現段階ではAIによる翻訳データが用いられている。Steamストアページによると，将来的には人間による翻訳の品質向上を行うほか，Mac版もリリースを予定しているとのことだ。

　本作を手掛けたGooodMonは，以前に掲載した記事でメールインタビューに回答している。開発の経緯なども語られているので，気になる人はそちらも合わせてチェックしてみよう。

jiangli氏 公式サイト