プレイレポート
ふくまると一緒におじ猫パズルするにゃ! 人気コミックをゲーム化した「おじさまと猫 スーパーミラクルパズル」プレイレポ
マッチ3パズルを遊んで,原作の世界観を追体験。今回はそんなおじ猫パズルをリリース前にじっくりプレイしてみた。
「おじさまと猫 スーパーミラクルパズル」公式サイト
「おじさまと猫 スーパーミラクルパズル」ダウンロードページ
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ふくまる&神田さんがしゃべった!
ボイスたっぷり,心ほっこりの物語
最初に,原作のことをあらためて紹介しておこう。
作者の桜井 海氏が手がける「おじさまと猫」は,ガンガンpixivと月刊少年ガンガンで連載中のマンガで,作中ではステキなおじさま“神田冬樹”と,飼い猫の“ふくまる”の心温まる暮らしが描かれる。
単行本の累計部数は215万部を突破し,2020年には草刈正雄さん主演でドラマ化されるなど,まさに猫好きの心をガッチリつかんできた。
★作品紹介★
ペットショップで売れ残っていた一匹の成猫。
日に日に値段が下げられ、見向きもされず、
諦めていた猫の前に一人の男性が現れる。
彼が告げた言葉とは…
「私が欲しくなったのです」
これは誰かに愛されたかった猫とおじさまの、
心温まる日々を紡いだ物語。
無料連載はこちら(ガンガンONLINE)
https://www.ganganonline.com/title/382
そんな背景がありつつ送り出されるおじ猫パズルでは,主要人物たちがかわいらしくデフォルメされた2Dモデルで登場する。
ただし,声優ボイスがつくのは本作が初めてのこと。ゲームをスタートするとさっそく,ふくまるの心の音声が聞こえてくるのだ。
ある日,おじさまこと神田さんは友人の勧めで,とあるペットショップへと足を運ぶ。店内ではさまざまな子猫たちが愛らしさを振りまいているなか,彼はそこで出会った成猫のふくまるに一目ぼれし,「この猫をください」と,まさかの即決でふくまるを引き取ることにする。
それに驚いたふくまるは,信じられないという目で神田さんをマジマジと見つめるが,彼の優しい声に,次第に安心したようで……。
ここから,神田さんとふくまるの新たな生活がはじまった。
これら作品における重要なシーンはフルボイス仕様となっている。そして,ふくまる役は花江夏樹さん,神田冬樹役は中田譲治さんとあり,原作やアニメ界隈にさとい人であれば脳内再生も余裕だろう。
一方,そのほかの日常的なシーンはパートボイス仕様ではあるが,そこでは番外編なども含め,原作要素が丁寧に拾われている。
またお話の流れがよりスムーズになるよう,エピソードの順序が入れ替えられている部分もある。ここはおじ猫パズルならではだ。
ストーリー中は選択肢が出現する場面もある。何気なく選ぶと,神田さんが画面のこちら側,つまりプレイヤーに反応を示してくれた。
ただ,そこで神田さんは「君」と呼びかけてくる。
原作読者ならご存じかもしれないが,彼が「君」と呼ぶのは“あの方”のことだと思われる……ということは,プレイヤー=あの方なの!?
などと,初めておじ猫に触れる人もシナリオを進めれば「君」が誰であり,どんな意味なのかがすぐに察しがつくと思うので,ご安心を。
劇的プチリフォーム!?
神田家をキレイにしよう!
ふくまるを家に迎えたのをきっかけに,神田さんは散らかっていた部屋を片付けることにする。そんな彼を後押しするように,ふくまるもソファで爪とぎしたり,障子をバリバリやったりと猫なりに全力サポート。
それが家具を新調する,よき機会となったようで。
部屋の家具はおもに,ストーリーを進めると開放される。ゲーム的にはデコレーションアイテムと言っても差し支えない。
入手した家具は「家具リスト」から入れ替えができ,ソファならソファというように,配置はそのままに同じ種類の家具とチェンジできる。
しかし,ふくまるがボロボロにしてしまった家具も再選択できるので,猫さまとの共同生活らしい,あえてのコーディネートも可能だ。
一部の特殊な家具は,画面を指でタップすることで,神田さんやふくまるがアイテムに応じたリアクションを見せてくれる。
とくに,ふくまるの猫らしい動きが細やかなアニメーションで描かれているところは,目とハートを奪われてしまった。
リビングが片付いたら,次は和室の掃除に取りかかろう。
神田家は一戸建てで,屋内には複数の部屋があるので,これらをキレイに片づけていくこともゲーム目標の一つだ。
それに,アンロックされた部屋にはふくまるも自由に行き来するので,その部屋ならではのカワイイ姿が拝めることも?
ふくまるの表情がクルクル変わる!
ついつい没頭しちゃうマッチ3パズル
ストーリーを進めるためのキーアイテム「羽ペン」は,パズルゲームのステージをクリアすることで手に入る。
パズルは同じピースを3つ以上そろえて消す,ポピュラーなマッチ3パズルで,ステージごとに提示される「特定のピースを○個消す」などのお題を加味し,指定の手数以内に達成すればクリアとなる。
パズル中は,ふくまるが画面右下でプレイヤーを応援してくれる。飛び跳ねたり,目を輝かせたりする様子がなんとも愛らしい。
さらに,ピンチ時に役立つアイテムを使ったときは特殊なアニメーションを見せてくれるし,クリア時にはかわいらしく神田さんに飛びつき,一緒に「にゃんだふる♪」と喜んでくれる。笑顔がたまらん。
ストーリー1話分を見るのに必要な羽ペンの数は1〜3本。
ゲーム序盤のステージはチュートリアルも兼ねているため,こういったパズルに慣れている人ならスイスイと進められるだろう。
ステージ300あたりにまで到達すると,だんだんと手数もギリギリになってくるかもしれないが,プレイに必要な「ハート」(スタミナ相当)はリトライ時に消費される形式であったり,時間経過やコインで回復できたりするので,キリキリせずとも遊びやすいシステムである。
また,パズル画面がスマートフォンの「縦持ち」「横持ち」の両方に対応しているのもうれしいポイントだ。
交流に着せ替えにと,お楽しみもいっぱい♪
パズルの合間に,ぜひ忘れずやりたいのが「ふくまるごはん」だ。
これは文字どおり,ふくまるにカリカリやおやつをあげるお楽しみ要素で,おいしそうに食べるふくまる,それを見守る神田さんに癒される。
そして,ふくまるがごはんを食べ終えると“LOVEメーター”が上昇し,これが満タンになると先述したふくまるチケットがもらえる。
このほか,ふくまるや神田さんたちの「着せ替え機能」もある。
服装のバリエーションはさまざまで,着替え後の姿は各部屋でも反映されるほか,ふくまるの場合はパズル中にも適用される。
ちなみに本作では事前登録キャンペーンの達成報酬として,本日より記念品の「勇者ふくまる(衣装)」がプレゼント予定だ。
おじ猫パズルを遊んで実感したのは,ボリュームの多さだ。筆者は気合を入れてパズルをどんどんクリアしていったのに,ストーリーの進捗具合は原作のお話で言うところの序盤も序盤だった(いい意味で!)。
おじ猫には神田さんの仲間として,森山くんや日比野さんといったキャラクターたちもいるのだが,未だ出てくる気配がない(笑)。
それだけに待ち遠しい気持ちもあるが,パズルゲームとしてたっぷり遊べて,長らく付き合えるという安心感も生まれた。
おじ猫ファンだけでなく,パズル好きにも猫好きにもぜひプレイしてほしいこの1本。個人的には空子&星鳴の姉弟や,ジョフロワさんも早く登場して,声を聞かせてくれるといいなあと願っている。
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おじさまと猫 スーパーミラクルパズル
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