Pearl Abyssが2026年3月20日にリリース予定の,オープンワールドアクションアドベンチャー
「紅の砂漠」(
PC /
Mac /
PS5 /
Xbox Series X|S)。本作は,同社のMMORPG「
黒い砂漠」の制作経験を経て構築された,自社ゲームエンジン「ブラックスペースエンジン(BlackSpace Engine)」で制作するシングルプレイ専用の最新作だ。
もともとはMMORPGとして発表された本作だが,のちにシングルプレイ専用としたことで,描画クオリティやオープンワールド上の密度が上がっていることは,これまでに公開された情報からも読み取れる。
では,実際にどのような世界が作り上げられているのか,本作の序盤を先行プレイさせてもらったので,本稿でお伝えしよう。なお,今回のプレイは,PC(Steam)版でのものとなる。
情報量が多く濃厚なオープンワールド体験
本作のストーリーは,「ファイウェル大陸」を舞台に,主人公「クリフ」とともに彼らの母団体である「灰色たてがみ団(グレイメイン)」の失われた故郷を取り戻す物語となっている。リアル調で描かれた世界とキャラクターは,王道の西洋中世風ファンタジーの文脈でスタート。英語ボイスがゲームの硬派な印象を強調しており,中世系の洋画が好きな人にも刺さりそうな雰囲気だ。
主人公のクリフ。「序章:深い夜」で襲撃を受け,物語が動き出す
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チュートリアル&前日譚的な「序章:深い夜」を終えると,クリフは「エルナンド」の街に辿り着く。ここでさっそく自由行動となり,オープンワールドの世界を自由に行動できるようになる。少し歩くと何かを発見できたり,事件を見かけたり,思わず足を止めたくなる絶景に出会えたりする。インタラクトできるオブジェクトやNPC,アイテムも多く,目移りしてしまうだろう。
最初の街「エルナンド」は城下町。高低差があり,遠くまで見渡せるロケーションだ
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同社のMMORPG「黒い砂漠」では手が届くところによじ登れたが,本作でも壁をよじ登ったりぶら下がったりすることが可能だ。そのまま2階の窓を開けての侵入もできる
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侵入した宅内のベッドで休憩。休憩すると素早く時間を送ることができる
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カボチャを採集しているところ。しっかりアニメーションが作られていて好印象
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NPCも種類が多い。農作業をする人たちや行商人,羊飼いに兵士など,とにかくうろうろしていて雰囲気がある
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街中で勢いよく馬に乗ると冷たい視線を浴びることも。ただ,ぶつかってもとくにペナルティはなさそう
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犬を撫でることもできる。仲良くなるといいことがあるらしい
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夜間の雰囲気も抜群にいい。レイトレーシングをぜひオンにして楽しみたい
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「掲示板」で住民の依頼を解決し,バッグ枠を広げていく
本作のアイテムは,インベントリ(バッグ)の枠数の中でアイテムをやりくりするタイプで,最初にプレイヤーが困るのはアイテムを持ちきれなくなることだ。
そこで,ゲームの序盤では「掲示板」の依頼をこなし,所持アイテム数の上限を上げていくことになるだろう。ゲーム要素のチュートリアル的な内容も兼ねている。
インベントリ(バッグ)の枠は最初は少なく,目についた装備やアイテムをどんどん拾っているとあっという間に埋まってしまう
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そんな時は,掲示板を見て住民の依頼を受けよう。一つひとつ依頼が張り出されていて,依頼書をペリっと剥がして確認する作りが細かい
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文章を読み取るとクエストに追加される。クエストをクリアするとバッグマスが3つ増えるので,どんどんこなして所持できるアイテム数を増やしていく
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料理,狩猟,釣りなどの生活系要素も充実
紅の砂漠では,戦闘のサポートや装備の強化などに役立つ生活系の要素が用意されており,そのカテゴリーは「料理」「狩猟」「採掘」「採集」「釣り」「製作」などがある。ストーリーを進めずとも序盤からいろいろ触れるのも嬉しい。
採集や購入で手に入れた材料を使っての料理。戦闘時の体力回復などに役立つ。黒い砂漠のように類似素材で代用もできる仕様となっている
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スープ系の料理を作ったところ。ファイウェルでは気温の要素があり,体温が変動する。体温が適性を外れると気力の消費が激しくなって疲れやすくなるそうだ。一部の料理では火炎耐性,冷気耐性がついているので,行き先によって携行する料理を変えるといいかもしれない
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斧で木を伐採すれば,実際に木が倒れる。倒れた木をさらに斧で割って木材を手に入れるという「伐採シム」みたいな仕様
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絶景の川辺でのんびり釣りを楽しむ。今回は釣り上げる時間がなかったのでポーズだけ
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馬には育成要素があり,レベルが上がるとスキルを覚えるようだ。もちろん馬具もある
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戦闘はバランス系,騎馬戦闘も可能
戦闘に関しては,限られたリソースの中で押し引きを楽しむバランスタイプという印象で,黒い砂漠とは異なる歯ごたえがある。クリフは初期装備として,片手剣と盾,弓を装備しており,遠距離なら弓で,近距離なら盾を構えつつの片手剣でバランスよく対応していける。
また,敵を掴んだり押したりといった体術も使えるほか,「気」を使ったり,「摂理の力」という魔法のような要素を使うこともできるので,序盤でもかなり多様な戦闘が可能だった。それらアクションをバランスよく使えば,序盤フィールドの一般的な戦闘はそこまで難しくはないはずだ。
武器に関してはいろいろなものが用意されており,筆者の場合は両手剣を手に入れ,アーマーも新調することで,2章のボスまで余裕をもって攻略できた。操作については,今回はキーボード&マウスとゲームパッドの両方でプレイしてみたが,ゲームパッドのほうがややプレイしやすい印象だ。とはいえ,キーバインドをうまくやれば,キーマウでも十分に遊べるだろう。
黒い砂漠とは異なり,背面固定のTPS視点ではなく,ぐるぐる動けるタイプ
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騎乗戦闘も可能なのが嬉しい。雑魚狩りなどに重宝する
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ボスは体力が大幅に増え,強力な技も繰り出してくるので,最初は苦戦することも
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生命力,気力,精神力の3つの軸に分かれたスキルツリー。序盤は生命力に振って体力上限を上げつつ,気力も上げることで連続して攻撃できるようにするのがおすすめだ。「アビスアーティファクト」を集めることでスキルをアンロックしていける
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謎の空間で繰り広げられるパズル要素
紅の砂漠ではクリフが「アビス」の空間に入り,パズルを解いて進行する流れがある。「よくある中世オープンワールド」と異なる世界観を演出しており,ストーリー的にも鍵となる要素だろう。操作も独特で,「摂理の力」というワイヤーのようなものを使って遠くのオブジェクトを動かせるのが新鮮だった。
難度はまちまちで,画面下にヒントは出るものの,どこを指しているかが分かりづらいフェーズもあり,ちょっと苦戦することもあった。そういう点でも「なんだか普通ではない空間」という味わいがする。
「摂理の力」は,対象を引くだけでなく押すことも可能
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普通の空間ではないアビス。いったいこの空間はなんなのだろうか?
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間違いなく2026年の「浸れる」注目作。イマーシブなオープンワールド好きに試してほしい
「黒い砂漠のPearl Abyssがソロゲーを作る」と聞いて,どのような出来かドキドキしながらプレイしたのだが,ゲーム序盤から密度と自由度がしっかりある大型タイトルだと感じられた。いろいろな作品の「これはいいな」と思う要素を参考にしている印象があり,それだけに全体的に遊びやすく手堅いシステムになっている。
とにかく空気感が良く,クリフになりきって一歩一歩踏みしめたくなるような重厚なリアリティを持っており,血しぶきが飛び交う蛮勇な雰囲気が硬派である。
とはいえ,触れたのはまだまだ序盤のみであり,アビスの謎技術もあるので今後のストーリーがどうなるかはまったく予想できない。女性キャラも見え隠れしているし,早く続きをプレイしたくて仕方がない。
公式PVなどでも度肝を抜かれたこの超高所からのダイブ。ぜひ皆さんにも味わってほしい
![画像ギャラリー No.028のサムネイル画像 / [プレイレポ]自社ゲームエンジンで描かれる「紅の砂漠」の圧倒的なグラフィックス。先行プレイで分かったゲームの仕様を紹介しよう](/games/484/G048495/20260309034/TN/028.jpg) |