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マンガで知る「Crusader Kings III」の世界。ドロドロ人間ドラマがクセになる時間泥棒の魅力に迫る【PR】
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とにかくなんかの地図っぽい,そんな印象を受けたことでしょう。実はこれ,歴史シミュレーションゲーム「Crusader Kings III」(以下,「CK3」)のメイン画面なんです。
ゲーム開始からゲームオーバーまで,プレイヤーはこの大陸図を拡大したり縮小したりして眺めながら過ごすことになります。……ああっ! 待ってください。硬派すぎる見た目だからといって記事を閉じないでください。
この見た目なので,「CK3」は一大国家を築き上げる国盗り合戦を楽しむゲームと思われがちです。しかし,その主役は“国”ではなく,血と欲望が渦巻く中世を生き抜く1人の“領主”です。
本作は,予測不能なドラマが待ち受ける“中世版・人生シミュレータ”の側面を持つストラテジーゲームなのです。
本稿では,中世のえっぐいドラマがクセになる,「CK3」の魅力を「放課後れびゅあーず!」のメンバーによるダイジェストマンガにしてお届けします!
【「Crusader Kings III」とは?】
本作は2020年に発売されたリアルタイム型の歴史シミュレーションゲーム。Paradox Development Studioが開発を手がける,「パラドゲー」を代表する作品の1つです。プレイヤーは867年,1066年,1178年のいずれかの年代を起点とし,ヨーロッパからアジアにまたがる広大なマップの中から好きな領地を選択。1人の領主となり,自国の領地運営をしながらシビアな中世の時代を生き延びていきます。
見た目は世界地図,中身は血を繋ぐ中世人生シミュレータ
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「CK3」をちょちょいと検索すると,ヒットするのは地図が映ったスクリーンショットばかり。実際にプレイを始めてみても,画面にはUIだらけの地図とプレイヤーキャラが鎮座していて,「これ……結局なにをするゲームなん?」と戸惑うのが,本作における“鉄板のファーストインプレッション”でしょう。
ええ,どこをどう切り取っても地図なんですよ,このゲーム。
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その見た目から,「領土を広げて世界統一を目指す“国盗りゲーム”なんでしょ?」と思われがちですが,「CK3」はただ領地を広げていくだけのストラテジーゲームではありません。
その実態は,“自分の血筋(プレイアブルな跡継ぎ)が途絶えたら終了”,というゲームオーバーの条件だけが定められた“人生シミュレータ”です。「CK3」で体験するのは中世に生きる貴族の人生そのもの。私たちの人生がそうであるように,そこには明確なクリア目標もなければ,倒すべきラスボスも設定されていません。
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1人の生涯を終えれば,つぎは跡を継いだ子供の視点でゲームは続行され,世継ぎの生涯が終わったらまたその子供へ……。いち貴族として「一族の血筋を絶やさないよう子孫を繁栄させる」ことが主目標であり,領土の拡大はその長い人生のイベントのひとつに過ぎないのです。
天下統一した者が唯一の勝者になるのではなく,しぶとく血族を生かす者が勝ち続けるゲーム。だからこそ,プレイヤーがまずすべきは次代へと血を継ぐ後継者の確保。つまり婚活と子作りなのです!
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中世を生き抜く術は1つじゃない。男女反転の世界でハーレム爆誕?
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マンガの中で朱音が触れていましたが,本来の中世ヨーロッパ世界では,後継者となるのは男性であり,女性は同盟のために他家へと嫁がせる存在でした。「CK3」の世界においても同様で,ベースは男性優位の社会。基本的に領地を継ぐのは息子です。
しかし,ルール設定を少しいじるだけで,女性が家督を継ぎ,男性が嫁いでくるのが当たり前な“男女反転の世界”――中世の不文律を根底から覆すIfの世界を生み出すことも可能です。
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そして,プレイヤーの分身を生み出すのがキャラクリ要素である「統治者デザイナー」です。本作では歴史上の人物を使ってプレイできるほか,オリジナルキャラを作成し,思い思いのロールプレイを楽しめるのが魅力です。
「統治者デザイナー」はただ容姿を決めるための要素ではなく,シビアな中世を生き延びる“武器”を決めるためのものでもあります。キャラには管理,外交,軍事,策略といった能力値があり,どの分野を高めるかによってプレイスタイルが変わっていきます。
例えば,武力に頼らず近隣諸国と友人関係を結んで侵略を防ぐ「外交プレイ」,暗殺や工作で宮廷を混乱させる「策略プレイ」,お金の力で好感度を買う「管理プレイ」など,自分なりの生存戦略を選べるんです。
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もちろん,能力値を極限まで上げ,さらに「不老」の特性を持たせたチート級の領主を作ることも可能。異世界転生によって無双する主人公設定のときなんかがハマりそうですね。
性格が運命を決める!? 筋書きのない人間ドラマ
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パッと見は“地図ゲー”な「CK3」ですが,最大の魅力は大河ドラマの如く波乱万丈で,昼ドラ顔負けのドロドロぐちゃぐちゃな人生ドラマを味わえること。そしてそのロールプレイを根底から支えるのが,登場するキャラ1人1人に設定された性格(特性)です。
プレイヤーの分身であっても,彼らには寛大,短気,野心家,内気といった生まれ持った性格が存在します。
例えば,「お人好し」で「慈悲」深い性格なのに,暴君を気取って暗殺や処刑を企てると……残酷な決断に心が耐えきれず,ストレスが溜まってしまうのです。
そうしてストレス値が限界に達すると精神崩壊を引き起こし,自らをムチで打つストレス発散法に目覚めたり,暴飲暴食に走ったりと,領主としての寿命を縮めてしまいます。暴君プレイをしたいのに,自分キャラが善人すぎて思い通りにいかない! そんなもどかしさも,本作のスパイスの1つかもしれません。
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しかも面白いのが,性格や特性による影響を受けるのはプレイヤーキャラだけではないということ。「CK3」の世界に生きるすべての人物たちにもそれぞれの性格があり,人間性に対する好き嫌いが存在しています。
そのため,「野心家の家臣が裏切りを企てている」「あそこの密偵頭と領主が不倫している」など,プレイヤーの意図を超えたところで血の通ったリアルな人間ドラマが勝手に展開されていきます。
自分の選択でキャラクターの性格が変化したり,新たな愛憎関係が生まれたりするため,“自分の選択で物語が分岐していくアドベンチャーゲーム”を遊んでいるような没入感さえも味わえますよ。
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血を継ぐ中世のリアルと相続のジレンマ
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継承権を持つ女児が生まれてひと安心……と思いきや,朱音を待っていたのは“中世のシビアな現実”です。
この時代,領主が所有する土地や財産は領主の意向に関係なく,継承権を持つ子に分配されるのが慣わしでした。
優秀な後継者にすべてを託そうにも,「分割相続の法」に阻まれ苦労して広げた領地はバラバラになってしまいます。
子供がいなければゲームオーバーまっしぐら,増えすぎると今度は領地の分裂を招く時限爆弾になり得る……。この中世ならではの跡継ぎ問題は,つねにプレイヤーの頭を悩ませます。
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できれば分割は避けたい……! というプレイヤーに提示されるのが,暗殺,戦争への強制参加,修道院送りといった非情な選択です。
この血なまぐさい継承のゴタゴタこそが,まさに中世のリアル。領地を保つために,家督を継がせたい子供以外を修道院に送ったり,自らの手で我が子を暗殺したりといった,現代の倫理観を投げ捨てる決断を迫られます。
手塩にかけて育てた子すら手にかけるとは,中世のリアルはエグいですね……。
自分だけの宗教と文化でカオスな世界へ
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CK3の楽しみどころの1つとして挙げられるのが,宗教プレイ。既存の枠組みに囚われず,独自の宗派を創設して歴史を塗り替えることもできます。
それこそ,「魔女を合法化する」「男女の権利を完全に平等にする」といった真面目なものから,「近親婚を推奨する」「自然を愛するあまり全裸になる」といったカオスなものまで,その教えを世界に布教できます。
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しかし,中世ヨーロッパというゴリゴリの宗教社会においては,やりたい放題には当然“代償”が伴います。異端すぎる宗教をヨーロッパのど真ん中で立ち上げれば,既存の巨大宗教勢力の逆鱗に触れます。周辺諸国は,異教徒に対して凄まじい勢いで手のひらを返して敵だらけに。
激怒した教皇から聖戦を吹っかけられ,ヨーロッパの軍勢からタコ殴りにされる……なんていう絶望的な展開も「CK3」の微笑ましい日常風景です。
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さて,ここまで紹介したのは「CK3」のごくごく一部の要素です。血族を繋ぎ,ドロドロの愛憎劇に揉まれ,ときに自らの手で歴史の常識をぶっ壊していく。ストラテジーゲームでありながら,プレイヤーの選択ひとつでまったく異なる人生ドラマが紡がれる本作は,珠玉のドラマメーカー。
その見た目に騙されることなかれ,予測不能なドラマに心躍らせるなら「CK3」は超絶おすすめです!
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- ライター:わさび
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