「あつまれ どうぶつの森」，3月のデジタル販売実績が過去最高となる約500万本を記録

　北米の調査会社大手，Nielsen Company系列の会社でゲーム関連情報の調査を専門とする「SuperData」は北米時間の2020年4月22日，世界市場で3月にデジタル販売されたゲームの実績を発表した。


　発表によれば，この3月にゲームに支出された金額は約100億ドル（約1兆780億円）に達し，これは月間として過去最高額を記録したという。SuperDataはこの理由として，新型コロナウイルスの感染拡大により，家庭での娯楽の選択肢としてデジタル販売のゲームに注目が集まったためとしており，総収益としては前年同月（約90億ドル）に比べて11％アップしたという。

　注目したいのは，任天堂が3月20日に発売した「あつまれ どうぶつの森」（英題：「Animal Crossing: New Horizons」）のデジタルでのセールスが約500万本を記録したことだろう。これは，それまで「Call of Duty:Black Ops III」が持っていた単月の実績を上回る過去最高となり，任天堂の「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」（Super Smash Bros. Ultimate）や，ポケモンの「ポケットモンスター ソード・シールド」の1か月の実績に匹敵すると述べられている。

　家にいなければならない人が増えたため，「あつまれ どうぶつの森」の持つソーシャルなシステムとリラックスできる雰囲気が人気を集めた理由として挙げられており，また実店舗の一時的な閉鎖によってデジタル販売の需要が高まったため，過去のSwitch向けタイトルに比べてもデジタルでゲームを購入した消費者数が多かったとのことだ。
　詳しくは，SuperDataの発表ページを確認してほしい。

Worldwide digital games market: March 2020