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「妖怪ウォッチ4 ぼくらは同じ空を見上げている」プレイレポート。かつて夢中になったものを思い出させる“レベルファイブらしさ”に溢れている
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印刷2019/07/03 10:30

プレイレポート

「妖怪ウォッチ4 ぼくらは同じ空を見上げている」プレイレポート。かつて夢中になったものを思い出させる“レベルファイブらしさ”に溢れている

 ゲームやアニメ,玩具,コミックなどの相乗効果による空前のブームを巻き起こし,今も根強いファンを抱える「妖怪ウォッチ」。そのゲームシリーズの最新作が,レベルファイブが2019年6月20日に発売したNintendo Switch用ソフト「妖怪ウォッチ4 ぼくらは同じ空を見上げている」だ。

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 妖怪ウォッチ4の舞台は,時空を超えた4つの世界である。プレイヤーはお馴染みの主人公・ケータをはじめ,それぞれの世界のさまざまなキャラクターを操作可能だ。不思議なカギを使ってトビラを開き,雰囲気の異なる4つの世界を自由に行き来することになる。もちろん,個性豊かな妖怪達も続々登場する。

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シリーズでおなじみのケータの世界(現代),「妖怪ウォッチ シャドウサイド」で描かれた30年後の世界(未来),映画「妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDS」で描かれた60年前の世界(過去),そして妖魔界。4つの世界のキャラクターがひとつの物語を繰り広げる
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 ストーリーはケータの夏休みの1日から始まる。お母さんからお使いを頼まれたり,憧れの女の子・フミちゃんを探してみたりと,いかにもフツーの小学生らしく過ごしていると,いつものように妖怪がらみのトラブルに見舞われる。そんなケータを助けてくれるのは,もちろんジバニャンやウィスパーといったともだち妖怪だ

周囲の者を空腹にさせる「ひも爺」,他人に化けるマネキン「モノマネキン」など,思わずツッコミを入れたくなる愉快な妖怪達
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 普段どおりの生活を過ごしているうちに,ケータは神社で謎めいたトビラを発見する。そのトビラからはケータが見慣れている姿とは異なる,ちょっとホラーな妖怪が現れた!
 妖怪ガシャで手に入れた不思議なカギを使って,トビラの先に踏み込んだケータ達。彼らを待っていたのは,なんと30年後の世界。そこで出会った少女・ナツメは,ケータを「お父さん」と呼ぶのだった……。

さまざまなメディアで展開中の「妖怪ウォッチ」だが,ゲーム最新作にはそのすべてがギュギュッと詰め込まれている
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 妖怪ウォッチ4はシリーズ初のNintendo Switch用ソフトということで,ゲームシステムやグラフィックスが全面的にリニューアルされている。プレイヤーの視点は従来の見下ろし型から俯瞰視点へ。フル3Dとなった町並みはかなり細かい部分まで作り込まれており,さまざまな時代の住宅地や駅前,路地裏などの雰囲気が伝わってくる。

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主人公の家や妖怪探偵団の事務所といった主要な場所はアニメ同様のデザイン。アニメの世界を歩き回る感覚が楽しめるだろう
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 フィールドの規模は「狭すぎず,広すぎず」のほどよい感じ。筆者はこの手の3Dフィールドの探索が大好物なので,あちこちに落ちているアイテムを拾ったり,「妖怪ウォッチ」を使って妖怪を探したり,もちろんバトルしたりと隅々まで堪能させてもらった。

怪しい場所をサーチすると妖気汚染を発見。妖怪ウォッチで調べてみると……やっぱり出たー!
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障害物はジャンプで飛び越えられる。一見,入れなさそうな場所にアイテムが隠れていることも
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 とはいえ,「ほどよい広さ」といった感覚は人それぞれ。だが,安心してほしい。画面右下の2Dマップを拡大すれば,従来のシリーズ作品に近い感覚で探索を楽しめる。
 さらに「探索はもう十分。とにかくストーリーを進めたい」というときは,ナビゲーション機能を活用すれば万全だ。そのときの状況に応じて,ナビ機能の有無を切り替えるといいだろう。

ナビゲーションを担当するのはコマさんの使いである「ナビワン」。ストレートに可愛い
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 ちなみに,3Dフィールドを活かした要素として「ミツマタマーク探し」,通称「隠れミッチー探し」なるものがある。簡単なヒントを頼りに,壁の模様や目立たない物陰に隠されたマークを見つけるというシンプルな遊びだ。3Dフィールドがしっかりと作り込まれているだけに,あちこち探し回るのが予想以上に楽しい。発見したマークの数に応じて報酬をもらえるため,実に遊びごたえのあるやりこみ要素だ。

マークを発見するとミツマタノヅチことミッチーの怪しいボイスが再生される。「ミ〜ッチ ミ〜ッチ ミッチミチ〜」
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知的に戦える爽快なバトルシステム


 妖怪ウォッチ4のバトルシステムは,アクション要素が加わったことでプレイフィールは大幅に異なる。ボタン連打で連続攻撃を出したり,機を見て大技を繰り出したり,敵の攻撃をタイミングよく回避したり。プレイヤーの判断がダイレクトに反映できるようになった。

敵の攻撃範囲が表示されたら,急いで回避しよう
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操作キャラクター以外はオートで戦う。HPが減ってきたら回復するか,それとも交代させるか
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 「妖怪3体を選んでチームを作り,敵の妖怪達と戦う」という点はシリーズ作品と同様だが,妖怪ウォッチを所持する“ウォッチャー”もバトルに参加するのは大きな変更点だ。ケータはバランス型,ナツメはサポート型,トウマは「憑依召喚」によりアタッカーになるなど,ウォッチャーによって戦い方はまったく異なる。
 お気に入りのウォッチャーを使い続けるか,敵のタイプに合わせて有利なウォッチャーに切り替えるか。プレイヤーの好みで遊べるのが嬉しい。

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 プレイヤーはウォッチャーだけでなく,仲間の妖怪を操作することも可能だ。操作キャラクターはバトル中に切り替えられるので,サボっている妖怪を行動させたり,それぞれの必殺技を発動するタイミングをコントロールしたりすると,バトルを有利に進められる。
 新たな妖怪がともだち(仲間)に加わったときは,その操作感を試してみよう。

技を使って妖気パワー(YP)が尽きたら,敵から吸収する。HPが減ってきたらアイテムで回復する。まずはこの2点を心がけよう
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ヒキコウモリの「こうげきダウン」で敵を弱体化させてから,ミッチーの「あやかしの盾」で受けるダメージをさらに減らす――といった連携も可能だ
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 仲間の妖怪には「アタッカー」「タンク」「ヒーラー」「シューター」といったロールが設定されている。タンクが敵の攻撃を一身に受けつつ,アタッカーやシューターが敵にダメージを与え,ダメージを受けたらヒーラーが回復する。MMORPGプレイヤーにはおなじみの役割分担だ。こうしたロールを意識してパーティを編成すると,レベルが多少低くても手強いボスと対等に渡り合えるはずだ。

ジバニャンはもちろんアタッカー。妖怪やウォッチャーの特徴を踏まえて,ベストの組み合わせを考えるのが楽しい
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強敵には属性の相性が有利なメンバーで挑もう。しっかりとレベルを上げたり,武器や防具を強化したりといったべーシックな攻略法も大事だ
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 新しい妖怪をともだちにするには,「妖怪の魂(こん)」が必要になる。魂はバトル中に妖怪から吸い取ったり,妖怪ガシャから手に入ったりするが,武器や防具といった装備品を作るときにも欠かせないため,使いどころがかなり悩ましい。
 かといって,溜め込んでいるだけでは宝の持ち腐れになってしまう……。

妖怪から得られる魂(こん)。まずは相手を「こんすい」状態にしてから,吸い取ろう
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 もちろん,ゲームと玩具の連動要素も健在だ。「妖怪アーク」「妖聖剣」を持っていれば,コントローラのNFCエリアにタッチさせてみよう。妖怪の魂やガシャコイン,特殊な世界でバトルできるカギなど,レアなアイテムが手に入る。妖怪ウォッチ4を隅々まで遊び尽くたいなら,ぜひチェックしてほしい。

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 妖怪ウォッチ4はプラットフォームをNintendo Switchに移し,装いも新たになったが,最新作もまた,いかにも“レベルファイブらしさ”に溢れている。これは同社の「イナズマイレブン」や「ダンボール戦機」にも共通しているが,その物語やプレイフィールは筆者がかつて夢中になったアニメや漫画,そしてゲームをどことなく思い出させるのだ。
 そんなどこかノスタルジックな世界や物語が現代の子供の心を掴んでいる。その現象は少しだけ不思議であり,同時に納得もできる。

 ぼくらは同じ空を見上げている――どんなに時代を経ても変わらないものがあり,それによってさまざまな世代がつながっているのかもしれない。大人にも子供にも共通する楽しさ,それが妖怪ウォッチ4にはある。

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