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印刷2018/03/29 00:00

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カメラにこだわるHuaweiの新スマートフォン「P20」「P20 Pro」と,20万円超えのラグジュアリーモデル「Mate RS」を実機でチェック

画像集 No.002のサムネイル画像 / カメラにこだわるHuaweiの新スマートフォン「P20」「P20 Pro」と,20万円超えのラグジュアリーモデル「Mate RS」を実機でチェック
 既報のとおり,フランス時間2018年3月27日,Huawei Technologies(以下,Huawei)は,パリで開催した独自の製品発表イベントで,新型Androidスマートフォン「HUAWEI P20」(以下,P20)と「HUAWEI P20 Pro」(以下,P20 Pro),Porsche Design HUAWEI Mate RS」の3製品を発表した。
 イベントの終了後には,ハンズオンエリアでそれぞれの実機を試用できたので,本稿では写真を中心に新製品の見どころをレポートしたい。なお,スペックなどは,以下の発表記事も参照してほしい。

Huaweiが新型スマートフォン「P20」「P20 Pro」など3製品を発表。P20 Proのアウトカメラは3眼式に



P20とP20 Proの外観はほぼ共通


 まずはP20とP20 Proからチェックしていこう。
 兄弟機だけあって,P20とP20 Proの外観は,極めてよく似ている。P20は5.8インチサイズの液晶パネル,P20 Proは6.1インチサイズの有機ELパネルを採用しているので,P20 Proのほうが縦方向で約5mm,横方向は約3mmほど大きいはずだ。しかし,実際に両製品を握り比べてみても,さほどの違いは感じなかった。
 眼をつぶってどちらか一方だけを渡されたら,どちらの製品か,見分ける自信がない。P20のアウトカメラはデュアルカメラで,P20 Proはトリプルカメラという違いを知っていれば,背面を触って区別はつくだろうが,そこ以外で外観における違いは,ほとんどないとも言っていい。

P20の実機。イベント会場のデモ機は,ディスプレイパネルにフィルムが貼られていたため,上端中央のフロントカメラとセンサーがカメラホールのように見えるが,よく見ると液晶パネルの中央を切り欠いているのが分かるだろう
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こちらはP20 Proの広報画像。上端に切り欠きとフロントカメラ,下端にホームボタンを備えた外観は,P20と変わらないように見える
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 既報のとおり,カラーバリエーションはP20 Proが4色で,P20が5色。「Twilight」「Pink Gold」「Midnight Blue」「Graphite Black」の4色は両製品共通の色で,「Champagne Gold」だけはP20専用だ。
 なお,以下に掲載する背面写真で,端末を横にした写真が多いのは,P20シリーズの背面デザインが,横向きを基調としているためである。

左写真はP20,右写真はP20 ProのTwilightモデル。今回のテーマカラーといえる色で,非常に光沢感が強い。イベント会場となったパリのGrand Palais(グラン・パレ)は,天井がガラスと鉄骨で構成されているため,外光と鉄骨が映り込んでしまっている点はご容赦を
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左写真はP20,右写真はP20 ProのPink Goldモデル。個人的には一番気に入った色だ
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P20 ProのMidnight Blueモデル(左)。こちらも光沢感が強い。右写真は,P20のGraphite Blackモデル。光沢感はあるものの,今回のカラーバリエーションにおいては,どちらかと言えば大人しい部類だ
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P20限定カラーのChampagne Gold。こちらも大人しい部類
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P20の切り欠き部分。左から受話口,センサー,フロントカメラの並びだ
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 P20とP20 Proは,パネルの種類やサイズ,解像度は異なるものの,どちらもディスプレイパネルの上端に切り欠き(ノッチ)を設けて,そこにフロントカメラや環境光センサーなどを配置する流行のデザインを採用している。
 ディスプレイパネルの切り欠きは,人によって好き嫌いが大きく分かれる要素であるが,筆者は“気にしない”派というか,メーカー側の事情を忖度して受け入れる派といったところか。

 ディスプレイパネルが大型化し,前面面積におけるパネル部分の比率を高める狭額縁(ナローベゼル)化も進む一方で,スマートフォン全体のサイズは大きくしたくないというのが,ここ数年続いているトレンドだ。とはいえ,自撮り用途に使うフロントカメラを置くには,前面にレンズ開口部が必要であり,カメラと併用する各種センサーも配置する必要があるとなれば,どうしても切り欠きは生まれてしまうものである。
 切り欠き部分の面積を比較することは可能だが,どれだけのセンサーを装備するかという,スマートフォンの機能に依存する部分も大きいので,単純に面積の大小で比較するような愚は避けたいところだ。

 切り欠きを嫌がる人を考慮してか,Huaweiは,Android OSとユーザーインタフェースに手を入れて,切り欠きを目立たなくする機能をP20とP20 Proに実装した。縦方向の表示領域を,切り欠きより下の縦2160ドット以内に制限することで,上部にベゼルを持つ従来型スマートフォンのような見た目にできるのだ。
 表示領域を制限した状態のアスペクト比は,9:18になるという。Huaweiに限らず,切り欠きを持つスマートフォンのいくつかが,9:19前後のパネルを採用しているのは,こうした点を考慮しているのだろう。

左写真はP20の,右写真はP20 Proの上側面。センサー類が並ぶだけだが,P20 Proのほうが,上側面にあるセンサーが1つ多い
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左写真はP20の,右写真はP20 Proの下側面で,見たところ共通のようだ。左右にスピーカーがあり,盗難防止器具で見えないが,中央にはUSB Type-Cポートがある。3.5mmアナログヘッドセット端子は,2017年10月に発表となったHUAWEI Mate 10シリーズで廃止済みで,P20シリーズも同様だ。なお,P20シリーズの製品ボックスには,USB Type-C接続のヘッドセットと,USB Type-Cポートに3.5mmミニピンのヘッドセットを接続するための変換アダプタが含まれるとのこと
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上写真はP20の,下写真はP20 Proの左側面。どちらも同じレイアウトで,SIMカードスロットがあるだけだ。なお,P20シリーズは,市場によってシングルSIMモデルとデュアルSIMモデルが用意される。シングルSIMモデルは確認できなかったが,デュアルSIMモデルのSIMカードトレイは両方ともSIM用で,microSDカードでのストレージ拡張はできない
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右側面の写真で,上側がP20,下側がP20 Proである。中央近くに赤い線が描かれた[電源/スリープ]ボタンがあり,その右側は音量調整ボタンだ。スマートフォン本体は薄いが,レンズ部分の突起が目立つ
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画面の下にある指紋認証センサー。左右にスワイプすることで,「戻る」ボタンや「履歴」ボタン代わりにも使える
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 P20とP20 Proの外観で,スマートフォンのトレンドと異なるのは,ホームボタン兼用の指紋認証センサーが,本体前面の下端にあることだ。前面面積におけるディスプレイパネルの比率を大きくするために,指紋認証センサーを背面に配置するスマートフォンは多いが,P20シリーズはP10の配置を引き継ぎ,前面に残したわけだ。
 なお,指紋認証センサーは,ホームボタンの機能に加えて,センサー部分を指で左右にスワイプすることで,「戻る」ボタンや「履歴」ボタン代わりに使うこともできる。指紋認証センサーをボタン代わりに使う動作モードなら,OS画面上の仮想ボタンを非表示にできるので,少し画面を広く使えるのも利点だ。


「プロの写真用途に向けた設計」を謳うカメラ機能


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 HuaweiのPシリーズは,以前からカメラ機能に重点を置いたスマートフォンであった。2世代前の「HUAWEI P9」から,Leicaと共同開発したカメラユニットを採用しており,P20とP20 Proの背面にも,Leicaの銘を記している。
 発表イベントでHuaweiは,「Designed for Professional Photography」をキャッチフレーズに,P20シリーズにおけるカメラ機能の進化をアピールしていた。

 第一報でレポートしたとおり,P20 Proは,約4000万画素でF値1.6のメインカメラに加えて,望遠側として約800万画素でF値2.4のカメラモジュールを追加したのが特徴となっている。カメラ部分の横には,Leicaの銘とともに,「VARIO-SUMMILUX-H 1:1.6-2.4/27-80 ASPH」と書かれているが,これはLeicaの命名規則に従ったカメラの仕様を示す表記だ。
 Leicaの命名規則によると,「SUMMILUX-H」は,Leicaのレンズ「SUMMILUX」の名を冠したHuaweiとの共同開発によるF1.6のレンズであることを示し,「VARIO」は“変えられる”ことを意味する言葉で,Leicaではズームレンズの名称に使われている。つまり,「開放F値が1.6〜2.4の可変で,(35mm換算で)27mmまたは80mmのズームレンズと同等」という意味だ。末尾の「ASPH」は非球面レンズを採用していることを示す。

P20 Proのカメラ部分を拡大してみた。「LEICA」のロゴの下に「VARIO-SUMMILUX-H 1:1.6-2.4/27-80 ASPH」と書かれている
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 ズームと書いたが,光学ズーム機能付きのカメラとは異なり,P20 Proではレンズ自体が動くわけではない。実際には27mm相当のメインカメラと,3倍望遠にあたる80mm相当の望遠側カメラで,それぞれ等倍と3倍をサポートする仕組みである。3倍まではクロップで拡大し,3〜5倍までは,Huaweiが「Hybrid Zoom」と呼ぶ複数のレンズを組み合わたズーム機能を使う。5倍〜10倍まではデジタルズームで解像するとのことだ。
 約4000万画素で1/1.7インチサイズのセンサーで撮影するため,10倍デジタルズームを使っても,他社製スマートフォンの10倍デジタルズームとは,一線を画す画質の写真を撮れると,Huaweiは主張していた。

P20のカメラ部分。拡大写真でも読み取りにくいが,レンズの銘は「SUMMILUX-H 1:1.6/27 ASPH」となっていた
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 一方,P20のカメラ機能は,約2000万画素のモノクロセンサーと約1200万画素のRGBセンサーを組み合わせた2眼式カメラユニットを使用している。レンズの銘は「SUMMILUX-H 1:1.6/27 ASPH」で,F1.6の明るさを持つSUMMILUX-Hレンズで,画角が27mmの非球面レンズを採用することを示す。
 レンズの明るさはP20 Proと同等だが,メインカメラのセンサー部分は1/2.3インチサイズなので,競合他社のスマートフォンが搭載するセンサーよりは大きいものの,P20 Proに比べるとやや小さい。

 ちなみに,P20 Proの場合,オートフォーカス用のレーザーセンサーは,上段と中段のカメラユニット間に配置されているので目立たないが,P20ではカメラユニットのベゼル下側に配置されているの,ちょっと目立つ。


Mate 10シリーズをベースに三眼式カメラを組み込んだMate RS


 P20シリーズの存在や三眼式カメラユニットを採用することは,Huaweiの予告やティザーサイトによって予想されていたことだったが,Porsche Designとの協業による高級スマートフォン「Porsche Design HUAWEI Mate RS」(以下,Mate RS)も同時に発表となるのは,正直に言って予想外であった。

Mate RSは,下位モデルでさえ税込1695ユーロ(約22万2072円),上位モデルは税込2095ユーロ(約27万4387円)というラグジュアリーモデルだ
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Mate RSの背面。右のBlackモデルは,Huawei公式Webサイトの製品情報ページにあるのだが,左に見えるRedモデルは,なぜか製品情報ページに載っていない
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こちらはPORSCHE DESIGN Mate 10。Mate 10シリーズのバリエーションモデル的存在で,発表当時の価格は1395ユーロ(約18万2752円)だった
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 Huaweiは以前から,Porsche Designとの協業によるラグジュアリーモデルのスマートフォンを展開していたのだが,日本市場向けには出荷していないこともあり,国内ではあまり認知されていない。直近では,2017年10月にHUAWEI Mate 10シリーズが発表となったときに,デザインバリエーションモデルの「PORSCHE DESIGN Mate 10」も登場している。

 Mate RSの“RS”が,何を意味するか,Huaweiは明らかにしていない。ただ,ポルシェで“RS”と言えば「Racing Special」(レーシングスペシャル)の略で,市販車をチューニングしたモデルという意味を持つ。そこから想像するに,Mate 10シリーズを基本としつつ,アウトカメラの三眼化や,液晶パネルの下に指紋認証センサーを配置するという,機能面での向上を果たした製品という位置づけと思われる。
 三眼式アウトカメラのスペックは,P20 Proのそれと同等だが,異なるのは背面の中心線上にカメラやセンサー類を配置した左右対称のデザインだ。カメラ然としたデザインのP20 Proとは,かなり異なる印象を受けた。

三眼式アウトカメラのスペックはP20 Proと同じだが,レンズやセンサー類を中心線上に配置しているほか,望遠側カメラをメインカメラの下ではなく,上に置くといった違いもある
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 三眼式アウトカメラや液晶パネル下の指紋認証センサー以外にも,Mate 10シリーズからの変更点は意外に多い。
 たとえば,内蔵スピーカーは上部と下部の2つとなり,横方向での利用時にはステレオサウンド再生が可能となった。また,搭載SoCであるKirin 970の冷却には,HuaweiのノートPCであるMateBookシリーズで採用した技術を,スマートフォンサイズにダウンサイジングして組み込んだそうだ。
 外観こそ,2017年モデルと似ているが,単なるコンポーネントの改良にとどまらない設計変更が行われたのであろうことは,想像に難くない。

上側面(左):Mate 10やP20 Proと同じ配置でセンサーが置かれていた
下側面(右):スピーカー孔が左寄りにあるのは,Mate 10 Proと同様だ。盗難防止器具に隠れているが,インタフェースはUSB Type-Cである
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左側面。SIMスロットがあるのはP20シリーズと同じ。なお,製品情報ページを見る限り,デュアルSIM対応モデルのみのようだ
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右側面には[電源/スリープ]ボタンと音量調整ボタンが並ぶ。P20シリーズのような[電源/スリープ]ボタンの赤線はない
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 デモ機では指紋登録ができないため,イベント会場で液晶パネル下の指紋認証センサーを試すことはできなかった。ラグジュアリーモデルということで先行搭載となった機能だが,いずれはMateシリーズやPシリーズの後継機にも投入されると考えて間違いないだろう。

ロック解除用の指紋登録画面。背面側の指紋認証センサーと,液晶パネル下の「In-screen fingerprint sensor」で,別々の指紋を登録できる
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 イベント会場にはほかにも,P20シリーズ用の純正ケースや,Huawei初となる完全分離型のステレオイヤフォン「HUAWEI FreeBuds」などが展示されていたので,写真で紹介しておこう。

Huawei純正アクセサリのP20シリーズ用ケース。背面の光沢感が強く,指紋が付きやすいことも考えると,ケースはあったほうが良いかもしれない
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完全分離型のステレオイヤフォンHUAWEI FreeBuds。価格は税込159ユーロ(約2万830円)とのこと
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HuaweiのP20製品情報ページ(英語)

HuaweiのP20 Pro製品情報ページ(英語)

HuaweiのMate RS製品情報ページ(英語)

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