NVIDIAは2017年12月23日,e-Sports大会
「GeForce CUP:PUBG #2」を都内の浅草橋ヒューリックホールで開催した。
「GeForce CUP」は同社が主催するイベントで,これまでにも「レインボーシックス シージ」や「Counter-Strike : Global Offensive」「Overwatch」など,さまざまなタイトルが種目として実施されている。今回は,大会名にもあるとおり,Blueholeの人気バトルロワイヤルゲーム「
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」(以下,PUBG)の大会だ。
PUBGと言えば,100人のプレイヤーが1つのフィールドに降り立ち,最後の1人(もしくは1チーム)になるまで,ありとあらゆる手段で戦うというタイトルで,優勝時のメッセージ“ドン勝”はPCゲーマーにはお馴染みになった感もある。エイミングの腕も重要ながら,状況の把握力,判断力,そして運の善し悪しまでもが勝敗に大きな影響を与えるだけに,この作品を舞台にした大会で,どんな戦いが繰り広げられるのか興味深いところだ。
なお,この大会は
「SOLO」「SQUAD」「シャッフルSQUAD」の3つが行われた。「SOLO」は,来場した一般参加者53人と招待選手23人の計76人で戦うというもので,「SQUAD」は12月16日に行われたオンライン予選を勝ち上がった15チームと招待選手5チーム(1チームは4人一組)が1つのサーバーに集まり,オンラインとオフライン(会場)混合という形で戦う決勝大会となる。そして,「シャッフルSQUAD」は,最大60人の来場者と招待選手20人の80人をシャッフルし,4人一組のチームを作成(
※各チームに1名招待選手が入る)して戦うというものだ。本稿では,各大会の模様をレポートしよう。
(左から)実況を務めたトンピ?氏,解説のNottinTV氏,MCの緒川さくらさん
 |
NVIDIA日本代表の大崎真孝氏からビデオメッセージが届けられた
 |
大会用に用意されたPC80台以上が並ぶ会場。これだけの台数を同時に稼働させて大会を行うというのは,なんとも壮観だ。ちなみに80人という人数は,これが(大会として)一番安定しているからなのだとか
 |
 |
招待選手が良くも悪く(?)も実力を見せつけた「SOLO大会」
個人の実力と運がものを言う「SOLO」大会。見えるすべてが敵という孤独な状況での1発勝負で,いつもどおりの戦い方ができるだろうか。
大会は,開始早々に招待選手の1人が倒されるという波乱の幕開け。背後を守る人がいないので,選手達は建物内の壁を背にしたり,同じ建物内に敵がいてもうかつに動き出さなかったりと,普段よりも慎重だと思われる動きを見せる。
残り3人になったところで,銃撃戦になっている場所をめがけてグレネードを投げたSUMOMOXqX選手。本人も驚いたという,その一投が見事にはまり“ドン勝”を獲得した。
結果的に,最多キル賞こそ会場での参加者が受賞したものの,1位〜3位までを招待選手が獲得するという,まさに実力どおりの結果となった。大会後に受賞条件が発表された“最初に倒された人に贈られる特別賞(ドンケツ賞)”まで招待選手が獲ってしまったが,それもまた“持っている”ということなのだろうか……。ともあれ,招待選手でも運が悪いと早々に倒されてしまうのがPUBGの怖さでもあると実感できる。
SOLO大会優勝のSUMOMOXqX選手(DetonatioN Gaming)
 |
最多キル賞はAirchan3選手が獲得
 |
準優勝はAllYouNeedIsKill選手(Buhidou Gaming)
 |
3位はApple選手(父ノ背中)
 |
ドンケツ賞のDestroySenpai選手(Team Destroy)
 |
チームの連携がドン勝のカギとなる「SQUAD大会」
4人一組のチーム構成となる「SQUAD」。チーム内の連携が重要になる戦いだ。20チームが慎重に物資を集めつつ移動手段の確保に走る序盤戦。敵の移動を隠れて見送るなど,SOLO大会とは異なる,チーム戦ならではの動きが見られた。
それも安全地帯が狭まり,その中心に向かって各チームが集まることで状況は一変する。安全地帯外から移動を開始し,移動ルートがかぶったチーム同士でぶつかったり,車で移動中のチームが攻撃されて車ごと全滅したりと,“待ち構えるチーム”“移動するチーム”の有利不利が参加者の命運を分けることになった。
最後に残った2チームは,4人全員が生存するチームHS PUBG支部に対して,チームGamingTeam Albatrossはruka_14選手,ただ1人。どこから見ても不利な状況のruka_14選手だが,それでもチームHS PUBGの1人を倒す。奇跡の逆転があるかという期待もむなしく,残りのメンバーの返り討ちにあって勝負あり。SQUAD大会はチームHS PUBGが優勝した。残り1人で健闘したruka_14選手は,最多キル賞を獲得している。
なお,1位〜3位,そして最多キル賞を含めて,すべてオンラインからの一般参加チームが獲得している。
SUQAD大会優勝はチームHS PUBG支部
 |
準優勝はチームGamingTeam Albatross
 |
3位はチームviolet
 |
最多キル賞はruka_14選手が獲得
 |
新マップで激戦が繰り広げられた「シャッフルSQUAD」大会。見知らぬ仲間との連携やいかに?
12月21日の正式リリースに合わせて実装された新マップ「Miramar」。「シャッフルSQUAD」はこのマップを使って行われた。SQUAD大会と同様に4人一組のチーム構成で戦うルールだが,先述のとおりシャッフルされた選手3人+招待選手1人という組み合わせで戦うことになる。この即席チームで,どこまで連携が取れるのかも注目だ。
街を中心にやや密集気味にフィールドへ降下した各チーム。乗り物を早々と手に入れ,物資を探して方々へと展開していく。新マップは物資集めが難しいらしく,序盤は武器の確保もなかなか大変な様子だ。
また,高低差のあるフィールドが多い新マップでは,山岳の高さやくぼみをうまく使った攻防があちこちで見られた。終盤,残った3チームはチームAppleの2人,チームfiachanの1人,チームArcの1人と,どこが勝利してもおかしくない状況だ。ここで安全地帯の縮小により追い詰められたチームAppleは,高所からの脱出を余儀なくされる。それを見逃さなかったチームfiachanは,2人を狙いうちダブルキルを繰り出す。直後に反対側にいたチームArcとの銃撃戦になったところで,チームfiachanは弾が尽きて万事休す。撃ち勝ったチームArcが優勝となった。
シャッフルSUQAD大会優勝はチームArc(Team Destroy)
 |
準優勝はチームfiachan(SunSister)
 |
3位はチームApple(父ノ背中)
 |
最多キル賞はWesker選手が獲得(SunSister)
 |
閉会式を前に大会MVPのノミネート4名が発表され,その中からWesker選手が選出された
 |
最後に豪華賞品がプレゼントされるじゃんけん大会が行われ,大会の幕が閉じられた
 |