東京ゲームショウ2016初日となる2016年9月15日,セガゲームスブースにて「
龍が如く6 命の詩。」のステージイベントが開催された。シリーズ総合監督の
名越稔洋氏が,本作の楽曲提供アーティストの発表や,ストーリー及びゲームシステムの解説などを行ったこのイベントの模様をレポートする。
「龍が如く」シリーズ総合監督 名越稔洋氏
![画像ギャラリー No.002のサムネイル画像 / [TGS 2016]「龍が如く6 命の詩。」のステージイベントで,名越総合監督が楽曲提供の山下達郎さんへの想いや,一新されたゲームシステムについて語った](/games/317/G031731/20160916052/TN/002.jpg) |
TGS 2016の会場で流されているPVや,「
こちら」の記事などで明らかにされているとおり,本作の楽曲提供アーティストは
山下達郎さん。PVで使用されている「蒼氓(そうぼう)」のほか,全5曲がゲーム内で使われている。
名越氏は山下さんの起用について「本作の『命の詩。』というサブタイトルに間違いなくはまるアーティスト」と前置きしつつ,実はこれまでも何度かオファーしており,ようやくスケジュールの都合がついたことに加えて,山下さんの本作に対する理解が深まったことが実現につながったとコメント。
またステージでは,本作のストーリーやキャスト紹介のほか,ゲームシステム部分についても詳しく解説された。PS4専用となった本作のために,新開発の
「ドラゴンエンジン」が採用され,それによりゲーム内での一連の行動がシームレスに行えるようになっている。
桐生の服役中に事故に遭い意識不明となった遥に,なんと子供がいたという衝撃の展開。子供の名は「はると」
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今回のゲストとなる俳優陣。小栗 旬さんは,前作に出演した大東駿介さんの話を聞いて,本作に出たいと人づてに自ら逆オファーをしたそうだ
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本作のために開発された最新のゲームエンジンが「ドラゴンエンジン」
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これまでのシリーズでは,アドベンチャー,バトル,ムービーなど,ゲームの要所でロードが入りそうなところを,技術でうまく対応してプレイヤーにストレスを与えないような仕様を重ねてきたが,その反動として画面に表示されるキャラクターの数が少なくなったり,ゲームのボリューム自体が小さくなったりしていた。しかし本作では,ゲーム中のあらゆるシーンをシームレスにしつつ,ボリュームも損なわない仕様を実現している。
バトルも大幅に進化しており,攻撃がヒットした場所やくり出した距離などを物理計算することで,やられた相手のモーションが変わるという,リアルさと気持ちよさを兼ね備えた
「フルコンタクト格闘アクション」が展開。さらにバトルを行う場所の背景を生かした戦いができたり,攻撃に特化したブースト状態を発動させる
「アルティメットヒートモード」が新たに登場したりと,これまで以上に熱い駆け引きが繰り広げられるのである。
さらに今回は主観視点モードでもプレイ可能となり,緻密に作られた神室町と尾道の2つの舞台を,じっくりと見て歩けるようになった。そしてついに本作で
スマホデビューを果たした桐生は,カメラを使った自撮りができ,それをプレイヤー同士でシェアできるなど,新たな楽しみも増えている。実は特定の事件があったシーンで自撮りをすると,そこにいなかったはずの何かが写るといった,ちょっとしたハプニングも用意されているそうだ。
最新のXperia XZを持つ桐生。自撮りのときは表情も変えられるとのこと
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自分の組を作って育てていく「クランクリエイター」も新要素として登場
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オーディションを勝ち上がったキャバ嬢役の女性陣。ゲーム中のCGは「シリーズ最高の可愛さ」と評されているとか
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![画像ギャラリー No.014のサムネイル画像 / [TGS 2016]「龍が如く6 命の詩。」のステージイベントで,名越総合監督が楽曲提供の山下達郎さんへの想いや,一新されたゲームシステムについて語った](/games/317/G031731/20160916052/TN/014.jpg) |
名越氏は最後に,初代「龍が如く」と,桐生一馬の物語の最終章となる本作の発売日が偶然にも同じ
12月8日に決まったことを「大変,感慨深い」と述べ,技術の進歩,ドラマの内容,キャスティングなど,すべてにおいて最高の仕上がりになったと語る。「とにかく必ずエンディングを見てもらって,『龍が如く』という作品に僕らのチームが何を思って続けてきたのかを考えてもらえればと思います」とコメントし,イベントを締めくくった。