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ハロー!Steam広場 第87回:「BioShock」の開発者が手掛ける川下りサバイバルゲーム「The Flame in the Flood」
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印刷2015/10/27 12:00

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ハロー!Steam広場 第87回:「BioShock」の開発者が手掛ける川下りサバイバルゲーム「The Flame in the Flood」

画像集 No.002のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第87回:「BioShock」の開発者が手掛ける川下りサバイバルゲーム「The Flame in the Flood」
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam 広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,チームキルされた怒りで髪が青くなる超Steamerゴッド超Steamer(以下,超サイヤ人 ブルー)に変身できるかも。

 ハロー!Steam広場 第87回は,川を下りながらサバイバル生活を続ける「The Flame in the Flood」をメインに紹介しよう。プレイヤーは,よぼよぼの老犬と一緒にイカダに乗り込み,物資を求めて川に分断された孤島を転々としていく。このほか,自作のクリーチャーを飼育する育成シミュレーション「CHKN」もあるので,お見逃しなく。



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老犬と共に過酷な環境を生き抜くサバイバルアドベンチャー「The Flame in the Flood」


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 アーリーアクセスとは,開発途中のゲームを購入して,デバッガー兼プレイヤーとして参加できる,Steamの販売形態の1つだ。今回は,The Molasses Floodが手掛けるサバイバルアドベンチャー「The Flame in the Flood」を紹介しよう。

 本作は,大洪水で形成された巨大な川によって大陸のほとんどが陸の孤島と化したアメリカが舞台となる。プレイヤーは,災害から生き延びた女の子「Scout」(スカウト)となり,唯一のパートナーである老犬「Aesop」(イソップ)と共に,絶望的なこの地でサバイバルを繰り広げていくのだ。

荒廃した世界をペーパークラフト調に描くグラフィックスにも注目
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 ゲームは“川下り”と“孤島の探索”という2つの要素で構成されており,現在実装されているエンドレスモードでは,息絶えるまでに川を何マイルまで下れるかという,自己スコアの更新が主な目的となる。
 ちなみに,筆者の最高記録は5.8マイル(キロ換算で約9km)。これは,筆者の自宅から編集部までの距離とだいたい同じで,そう考えるとかなり良い線まで下れたことが,筆者にだけは分かる。

川のコースはプレイする度に変化するため,すんなりと行けることもあれば,序盤から厳しいコースが待ち受けていることもある
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 本作の特徴ともいえる川下りは,イカダに乗って障害物を避けながら激流を下っていくアクション性の高い味付けになっている。とくに流れの強い場所では思うように操作ができず,イカダが猛スピードで流されるなか,家の残骸や岩をギリギリで避けていくのがスリリングで楽しい。
 ちなみに,イカダには耐久値があり,障害物にぶつかるなどしてコレが0になると,大破してゲームオーバーだ。

流れの強い場所に入るとスピードが増し,左右への移動がさらに難しくなる。障害物が見えたら早めに避ける準備をしよう
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 当然プレイヤーにも,食料,水分,体温,睡眠という4つのステータスがあり,いずれかのパラメータが底を尽きると死んでしまうので,いつまでもイカダに乗っているわけにはいかない。では,川を下りながらサバイバルを続けるにはどうすればいいのか。その答えは,もう1つの要素“孤島の探索”にある。

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 川によって分断された孤島の中には,桟橋付きの島が存在している。そこに上陸することでサバイバルに必要な物資を手に入れたり,焚き火で身体を温めたり,廃虚を借りて睡眠を取ったりできる。
 また,回収した物資を使って寒さを凌ぐための服や,動物を捕らえるための罠,川や水溜りから汲んだ汚水をろ過する道具などが作れるため,孤島の探索は生き延びるために不可欠なだけでなく,大きなメリットをもたらしてくれるのだ。

上陸できる孤島はアイコンで表示されるので分かりやすい。各アイコンはそれぞれ孤島の特色を表しており,回収できる資源などが異なる。たとえば木のアイコンであれば,植物系の資源がたくさん手に入る
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桟橋で空のビンを使用すると川から水を汲める。ただし,水は汚れているので,焚き火から手に入る炭などでろ過しておこう
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[I]キーでインベントリが表示される。ここでクラフトやアイテムの整理が可能だ。焚き火のメニューからインベントリを開けば,肉の調理などもできる
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イカダの改造施設が残された孤島に上陸すれば,回収した資源を使ってイカダのカスタマイズが可能だ
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 ただ,孤島の探索は時間帯によって危険を伴う。昼間のうちは視界が明るく,食料となるウサギも活動しているので探索にはもってこいだが,夜になると視界が狭まり,活発的になった狼達が暗闇からプレイヤーに襲い掛かってくる
 狼に目をつけられると逃げ切るのは非常に難しいので,夜に孤島へ上陸するのを控えるか,桟橋から少し進んだ場所で,狼の遠吠えなどが聞こえるかどうかをまず確認しておこう。

狼を発見したら桟橋まで引き返すか,焚き火の近くで過ごそう
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 プレイヤーはサバイバル中,さまざまな状態異常に悩まされることになる。狼に攻撃されて傷を負ったり,突然の豪雨に晒されて身体が急激に冷えたり,質の悪いものを食べて感染症になったりなど,ちょっとした油断が死につながるのだ。
 また,プレイヤーの操作するScoutには,体力ゲージのようなものが存在しないため,彼女がどれくらい危険な状態なのかは,ポートレートの表情を見て判断するしかない。

ピンチになるほど顔が酷くなるScout。ここまでくると死は近い
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 Scoutが死亡すると,スタート地点からそこまでの距離がマイルとしてスコアに登録される。再度チャレンジする場合は,所持品などがリセットされた状態でやり直しになるが,老犬「Aesop」のバッグにしまっておいたアイテムに関しては引き継がれるので,貴重な物資などを拾った際は,死ぬ前にAesopに預けておくと,次のモチベーションにつながるはずだ。

アイテムの場所などを教えてくれるAesopは,自身のバッグを持っている。クラフトでは,Aesopのインベントリも参照してくれるので,荷物が一杯の時はAesopのバッグを活用しよう
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桟橋では,荷物をイカダに積むことができる。孤島の探索を始める前に,バッグに余裕を作っておきたい
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 現時点では,本作の物語を掘り下げていくキャンペーンモードが実装されていないので,物語のアクセントになっているはずの老犬Aesopが,あくまでのシステムの一部にしか見えないところが残念な部分だ。
 ただ,本作を制作しているThe Molasses Floodは,「BioShock」の元開発メンバーによって立ち上げられたインディーズスタジオなので,BioShockのような重圧なストーリーが本作でも展開されるのではと期待が高まる。キャンペーンモードが実装された際は,ScoutとAesopがどのような関係を築いていくのか,見守りたい。


「The Flame in the Flood」Steamページ(1980円)



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自作のクリーチャーを飼育する育成シミュレーション「CHKN」


 「こんなゲームをリリースしたい」という開発者に対して,ユーザーが賛成か反対かを投票できるサービスがGREENLIGHTだ。今回はアメリカのインディーズ系デベロッパ,Kandu Studiosが手掛ける「CHKN」を紹介しよう。

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 本作は,ブロックをベースにさまざまなパーツを組み合わせてクリーチャーを作り,さらにそれをペットとして飼ってしまおうという,育成シミュレーションゲームだ。
 どこか「SPORE」を思わせるゲームデザインだが,本作では自分で作ったクリーチャーに餌を与えたり,リードを付けて散歩したり,ボールを使って遊んだりと,結構本格的に“飼うこと”ができ,なかなか楽しげな雰囲気だ。

画像集 No.025のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第87回:「BioShock」の開発者が手掛ける川下りサバイバルゲーム「The Flame in the Flood」 画像集 No.026のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第87回:「BioShock」の開発者が手掛ける川下りサバイバルゲーム「The Flame in the Flood」

 スクリーンショットで紹介されているクリーチャーは,どれもへんてこな風貌をしているが,実際に動いているところ見ると実に可愛らしい。こればかりは言葉にするより,素直に下のムービーで確認してほしい。


 クリーチャーの飼育以外にも,餌となる作物を育てたり,密猟者からクリーチャーを守ったりといった要素もあるようで,プレイの幅は思った以上に広がりそうだ。公式サイトではアルファ版が公開されており,あらかじめ用意されたクリーチャーと触れ合えるので,興味のある人はクライアントを落として遊んでみてほしい。あと“いいね”もお忘れなく。

「CHKN」GREENLIGHTページ

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