［TGS 2014］「モンスターハンター スピリッツ」発表会レポート。ハンターとモンスターがタッグを組んで戦うゲーム性とカードを使った育成要素がウリ

　既報のとおり，TGS 2014の初日にあたる2014年9月18日，カプコンブースのステージにて，カプコンとマーベラスの共同開発によるアミューズメントカードゲーム「モンスターハンター スピリッツ」の発表会が行われた。ゲームの稼働開始は2015年春の予定となっている。

　発表会では，カプコン代表取締役社長COOの辻本春弘氏とマーベラス代表取締役社長COOの許田周一氏，そして本作の総合プロデューサーを務める辻本良三氏が登壇し，プロジェクトの概要を説明している。本稿では発表会の模様をレポートしよう。

登場するやいなや，がっちり握手を交わしたカプコン代表取締役社長の辻本春弘氏（左）とマーベラス代表取締役社長の許田周一氏（右）

　冒頭でまず辻本春弘氏は，「モンスターハンターシリーズを低年齢層を含む，さらに幅広い人達に広げていきたい」という，プロジェクトの狙いを提示する。モンスターハンター スピリッツは，その要となる戦略的なタイトルであるというわけだ。
　一方の許田氏は，「これほどのビッグタイトルなので，会社の総力を挙げて開発している」と，意気込みをアピール。「モンハン未経験の人はもちろん，シリーズをやり込んでいる人にも必ず満足できるものにしてみせる」と，自信をのぞかせていた。

総合プロデューサーの辻本良三氏

　続いて登壇した，総合プロデューサーを務めることになった辻本良三氏は，「ずっとやりたかったプロジェクトだったので，マーベラスと組んだことで実現できて嬉しい」という言葉で，本作に対する意気込みを述べている

モンスタハンター スピリッツのイメージ映像も公開。稼働開始は2015年春を予定

　ゲームの内容は，ハンターとモンスターがタッグを組んで戦うという，これまでのモンスターハンターシリーズにはない斬新なものとなっている。プレイヤーは自分の分身となるハンターだけでなく，そのパートナーになるモンスターと協力することでゲームを進めていく。

歴代シリーズでは「狩る相手」だったモンスターと，タッグを組んでプレイする

　また本作の大きな特徴は，カードを使ったゲームであるということ。モンスターのカードを集めて育成することで，より強力なモンスターを狩ることが可能になるのだ。

モンスターを集める「モンスター収集」と，集めたモンスターを育てる「モンスター育成」で，より強力なパートナーに育て上げるのも醍醐味のひとつのようだ

筐体も披露された。上部にモンスターをあしらったモンハンらしいデザインだ

　最後に，気になるゲームの開発状況だが，「現在はゲーム性やバランス調整などを中心に，鋭意開発中」（辻本良三氏）とのこと。「今後の情報にもぜひ期待してほしい」と辻本良三氏が述べて，発表会は終了した。いったいどのようなゲームになるのだろうか，今から楽しみでならない。

カプコン 公式Webサイト

4Gamer「東京ゲームショウ2014」特設サイト