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狙うはスマートフォン市場のLoLポジション。新作MOBA「WORLD WAR TITAN FRONT LINE」のメディア先行体験会をレポート
5対5にチーム分けされた各プレイヤーが,ダメージディーラーやタンクなど,さまざまな役割を持つプレイアブルキャラクターを選択し,その個性を適切に使いこなしつつ,敵拠点を攻略するという基本的な流れは同様なのだが,本作ではまず,見下ろし型ではなく,横スクロールタイプのマップが採用されている。さらに,「巨人」という特殊なユニットが,ゲームの流れを大きく左右するのだ。
本作では,両チームに1体ずつ巨人が用意されており,試合がスタートすると,巨人は敵チームの拠点へ自動的に向かっていく。そして味方の巨人を敵陣営へ到達させる,あるいは敵巨人を倒すことで勝利となるのだ。
ちなみに巨人は,敵味方関係なく攻撃をしてくることがある。というか,味方巨人に触れただけで,自分のプレイヤーキャラクターが昇天してしまう。扱いが非常に難しい味方巨人をどう運用するか,そして圧倒的な戦闘力を誇る敵巨人をどう倒すかが,このゲーム最大のポイントと言えるだろう。
巨人は,基本的にのっそのっそと前に進むだけなので,距離を保ちながら戦えば一方的に攻撃することも可能だ。また,各プレイヤキャラクターが持っているスキルには,障害物を設置して巨人の進行を妨害したり,大砲を置いて大打撃を与えたりするものもあるので,うまく活用すれば有利に立ち回れる。敵が味方巨人を攻撃してくるようなら,こちらは敵プレイヤーキャラクターを倒すことに専念すればいいのだ。
前者のパターンでは,両チームとも敵巨人の進軍を妨害する役,味方巨人の侵攻を支援する役の2手に分かれて散発的な戦闘が発生し,後者のパターンでは,巨人を含む敵味方が入り乱れての総力戦が楽しめた。巨人が殴り合うのか,それともすれ違うのかで,ゲームの流れは大きく変化するわけだが,そのきっかけとなる巨人同士の接触は,本作最大の見どころといえるだろう。このドキドキ感は,LoLに代表される一般的なMOBAではちょっと味わえない魅力かもしれない。
まず「WORLD WAR TITAN FRONT LINE」の配信日だが,Android端末対応のα版が,2014年6月30日に配信される予定となっている。Android版ではその後,β版の配信も予定されているが,正式版に関しては,iOS版/Android版を同時にリリースするとのことだ。
なお正式版の配信は,日本だけでなく欧米でも行われ,その反響次第では,日本/欧米プレイヤーの対戦を実現するためにサーバーを統合する計画もあるという。
そして気になるビジネスモデルについてだが,「マネタイズに関して極端な手法は取りません」「プレイアブルキャラクターは正式サービス開始時で20〜30種類ほどですが,一部有料(ガチャではなく個別購入)のキャラクターも用意します」「成長を補助するブーストアイテムの販売を予定しています」(吉田氏)とのことなので,基本プレイ無料のアイテム課金制になる可能性が高そうである。正式版がリリースされるのはしばらく先の話になりそうだが,本作に興味を持った人は,6月30日に配信予定のAndroid端末向けα版で,ゲームの感触を確かめてみてはどうだろうか。
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- 関連タイトル:
WORLD WAR TITAN : FRONT LINE
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(C)Mutations Studio Co.,Ltd.
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