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  • 発売日:2014/04/24
  • 価格:パッケージ版:5800円(税抜)
    ダウンロード版:4444円(税抜)
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FFシリーズのコンサートツアー「BRA★BRA FINAL FANTASY BRASS de BRAVO with Siena Wind Orchestra」がスタート。来場者参加企画も大成功の東京公演をレポート
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印刷2015/03/09 15:15

イベント

FFシリーズのコンサートツアー「BRA★BRA FINAL FANTASY BRASS de BRAVO with Siena Wind Orchestra」がスタート。来場者参加企画も大成功の東京公演をレポート

 スクウェア・エニックスは2015年3月7日から6月7日にかけて,「ファイナルファンタジー」(以下,FF)シリーズのコンサートツアー「BRA★BRA FINAL FANTASY BRASS de BRAVO with Siena Wind Orchestra」を,国内16都府県にて開催する。同ツアーは,FFシリーズのコンサートとしては初となる吹奏楽をメインとしたもの。本稿では,初演となった3月7日 昼公演のレポートと,公演終了後に行われた作曲家の植松伸夫氏へのメディア合同インタビューの模様をお届けしよう。

THEATRHYTHM FINAL FANTASY CURTAIN CALL

 本コンサートにて演奏を務めたのは,シエナ・ウインド・オーケストラだ。同オーケストラは,3月4日に発売されたFFシリーズの吹奏楽アレンジCD「BRA★BRA FINAL FANTASY / BRASS de BRAVO」でも演奏している。本コンサートでは,同CDに収録された楽曲を中心に本編14曲,アンコール2曲が披露された。セットリストは以下のとおりとなっている。

●セットリスト
※『』内はメドレー構成楽曲名,【】内は出典元ゲームタイトル

<第一部>
1. FF バトル2 メドレー
『バトル2』【FINAL FANTASY IV】〜『バトル2』【FINAL FANTASY V】〜『死闘』【FINAL FANTASY VI】〜
『バトル2』【FINAL FANTASY IX】〜『勝利のファンファーレ』【FINAL FANTASY シリーズ】
2. 赤い翼〜バロン王国
『赤い翼』〜『バロン王国』【FINAL FANTASY IV】
3. FF ダンジョンメドレー
『ダンジョン』【FINAL FANTASY IV】〜『ダンジョン』【FINAL FANTASY V】〜
『迷いの森』【FINAL FANTASY VI】〜『Find Your Way』【FINAL FANTASY VIII】
4. FFVII バトルメドレー
『J-E-N-O-V-A』〜『闘う者達』〜『更に闘う者達』【FINAL FANTASY VII】
5. FF モーグリのテーマ【FINAL FANTASY V】
※ボディーパーカッション:ティンパニ奏者 荻原松美
6. アリア【FINAL FANTASY VI】
7. FF メインテーマ【FINAL FANTASY シリーズ】

<第二部>
8. FF メドレー
『勇者の帰還』【FINAL FANTASY III】〜『船』【FINAL FANTASY I】〜
『山頂への道』【FINAL FANTASY III】〜『メイン・テーマ』【FINAL FANTASY I】
9. 守るべきもの【FINAL FANTASY IX】
※守るべきもの トークコーナー ハープBGM:ハープ奏者 津野田 圭
10. 飛空艇メドレー
『エンタープライズ空を飛ぶ』【FINAL FANTASY III】〜『飛空艇』【FINAL FANTASY IV】〜
『親方シド』【FINAL FANTASY IV】〜『飛空艇ブラックジャック』【FINAL FANTASY VI】〜
『Ride On』【FINAL FANTASY VIII】
11. Fragments of Memories【FINAL FANTASY VIII】
12. ザナルカンドにて【FINAL FANTASY X】
13. Never Look Back〜Dead End
『Never Look Back』〜『Dead End』【FINAL FANTASY VIII】
14. ビッグブリッヂの死闘【FINAL FANTASY V】

<アンコール>
15. 片翼の天使【FINAL FANTASY VII】
16. マンボ de チョコボ【FINAL FANTASY V】
※みんなで吹こう BRA★BRA FINAL FANTASY(観客参加)

指揮を務めたのは栗田博文氏
THEATRHYTHM FINAL FANTASY CURTAIN CALL


 演奏の合間には,作曲家の植松伸夫氏が登壇し,各楽曲にまつわるエピソードなどを披露。それによると,オフィシャルでは初となる今回の吹奏楽アレンジだが,実は5〜6年前からスクウェア・エニックスに企画を打診していたという。ようやく1年ほど前に企画がスタートし,こうして実際にツアーを始めることができたと,植松氏は喜びを語っていた。
 また1曲めを飾った「FF バトル2 メドレー」は,人気の高い通常のバトルやボスバトルではなく,敢えて渋い選曲にしたとのことで「格好いいでしょ」とコメント。そのほか植松氏は,バトル曲について「一生懸命書いたバラードよりも人気が高い」「アップテンポで戦いたくなるような,ワクワクするようなリズムを意識している」と,制作上の裏話を明かした。

MCを務めた山下まみさんと,作曲家の植松伸夫氏
THEATRHYTHM FINAL FANTASY CURTAIN CALL

 そうしたリズムの話のあとに披露された5曲め「FF モーグリのテーマ」では,観客がボディパーカッションで演奏に参加することに。ここでは,ティンパニ奏者の荻原松美さんが軽いノリで会場を沸かせつつも,観客に手拍子や足踏みといったシンプルなパーカッションを指導。さらに荻原さんは実際の演奏中にも,モーグリを模した白いヘルメットを着用して登場し,再び会場を沸かせていた。

 また今回の吹奏楽アレンジでは,これまであまりなかったチャレンジもしたと植松氏は述べる。その言葉どおり,6曲めの「アリア」はボーカルの入らないバージョンで,10曲めの「飛空挺メドレー」は少人数編成のジャズ調アレンジでそれぞれ披露された。加えて11曲めの「 Fragments of Memories」はクラリネットの四重奏,12曲めの「ザナルカンドにて」はサックスの四重奏で披露され,植松氏は「レアな演奏」と表現していた。

9曲め「守るべきもの」の演奏前には,山下まみさんが観客から寄せられた「あなたにとっての“守るべきもの”」をハープの演奏に乗せて紹介する一幕も。植松氏によると,ラジオの深夜番組にヒントを得た企画とのこと
THEATRHYTHM FINAL FANTASY CURTAIN CALL

 さて,紹介してきたように見どころ,聴きどころの多い本コンサートだが,その中でもハイライトとなったのは何と言ってもアンコールの最後を飾った「マンボ de チョコボ」だ。この曲の演奏には,事前に観客も参加できる旨が告知されており,会場では観客約150名が実際にステージに上がった。これはシエナ・ウィンド・オーケストラのコンサートでは恒例の企画とのことで,観客はそれぞれクラリネットやトロンボーン,ピアニカやリコーダーといった自前の楽器や,物販コーナーでグッズを購入するともらえるミニタンバリンとミニマラカスを使い,「マンボ de チョコボ」の演奏を繰り広げた。

「マンボ de チョコボ」の演奏時には,シエナ・ウインド・オーケストラの演奏者を含めて約200名がステージに上がった
THEATRHYTHM FINAL FANTASY CURTAIN CALL

 登壇した中には,FFシリーズのクリエイターであるスクウェア・エニックスの時田貴司氏の姿も。客席に残った観客も,手拍子やマンボの「ウッ!」という掛け声で演奏に参加し,会場全体がにこやかで楽しい雰囲気に包まれた。
 植松氏は演奏前に「初めてのチャレンジなので,どうなるかドキドキ」とコメントしていたが,終わってみれば大成功。植松氏が,FFシリーズのコンサートの冒頭で口にする「皆が大好きなゲームの演奏ですから,手拍子したり声を挙げたりと,かしこまらずに楽しんでください」という言葉をそのまま実現したかのようなコンサートとなった。


 終演後には,植松氏への合同インタビューが行われた。以下にその模様をお届けしよう。

──まずは初回公演を終えた感想を教えてください。

植松伸夫氏(以下,植松氏):
 吹奏楽アレンジのコンサートは初めてだったのですが,「こんなに楽しくなるものか」とビックリしました。とくに最後の「マンボ de チョコボ」は,実際にどれだけのお客さんがステージに上がってくださるか不安だったのですが,壇上がパンパンになるくらいになってビックリしましたし,うれしかったです。
 これがまだ1回めですから,ツアーで何回かこなしていくと,もっと楽しいものにできるんじゃないかという印象です。

THEATRHYTHM FINAL FANTASY CURTAIN CALL

──吹奏楽アレンジされた楽曲の中で,植松さんのお勧めはありますか。

植松氏:
 もっとも意外だったのは「ザナルカンドにて」ですね。あの曲はロックバンドでもオーケストラでもピアノソロでも「綺麗にしよう」というアレンジしかなかったんですけれど,今回はファンキーなリズムになっています。ですから曲が上がってきたとき,やり直してもらおうかとも思ったんですが,何回か聴いているうちに「これもありだな」と。いまだに,あのアレンジを聴くとゾクゾクしますね。
 でも,ほかにもいい曲はいっぱいありますよ。

──バトル曲や飛空挺の曲などのメドレーが披露されましたが,ほかにもメドレーのアイデアはありますか。

植松氏:
 考えてみると,まだまだアレンジしていない曲がいっぱいあるんですよね……。でもこのツアーをやっていくうちに,きっと譜面は増えていくと思いますよ。今日,演奏した曲の中にも,CDに入っていない曲がありましたから。

──今回は途中で編成が変わったり,カルテットで演奏したりと今までのFFシリーズのコンサートにはないチャレンジが見られましたけれども。

植松氏:
 すごく可能性がありますよね。これはシエナさんだからなのかもしれませんが,発想が自由で「面白いことなら,何でもやっちゃおう」という雰囲気があり,僕としてもやりやすいです。1回めでこれですから,アイデアさえ出していけば,この先もっと面白い,楽しいコンサートが実現できるんじゃないでしょうか。

──植松さんは,よくコンサートの冒頭で「声をあげてください,参加してください」とおっしゃっていますよね。今回,演奏にシエナさんを起用したのも,そういった観客参加型のコンサートを目指すという意図があったのでしょうか。

植松氏:
 実はシエナさんにお願いしたのは,僕ではなくスクウェア・エニックスなのですが,間違いなく大当たりでしたね。
 僕がお客さんに「声出してくれ,拍手してくれ」と言うのは,コンサートというものがミュージシャンが演奏するだけでは完成しないと考えているからです。そもそも音楽は,表現者が「僕はこんなメロディーがいいと思うんだ」と表現し,それに第三者が「いいね」「素敵」と反応することで,初めて完成するものじゃないかと。
 とくにコンサートは,生でそういったやり取りができる場ですから,可能ならお客さんにも今の演奏がよかったのか,そうでもなかったのかということを演奏者側に伝えてほしいんです。ミュージシャンはお客さんが喜んでくれている姿を見たら,絶対にいい演奏をしますよ。演奏して,お客さんが喜んで,それを見てまたいい演奏をして,またお客さんが喜んで……そうやって演奏者と聞き手が一体になって喜びの空間を作っていくというのがコンサートだと思います。これからも,こういう楽しいコンサートを続けていきたいです。

──これからFFシリーズの楽曲を演奏してみたいと考えている吹奏楽の演奏者に向けてメッセージをお願いします。

植松氏:
 まずは,楽器に触ってみることです。
 また僕は吹奏楽やオーケストラの出身ではなく,ロック系なんですよ。よくロック系の人達には「何でもいいから,人と一緒に音を出してみろ」と言っています。ひとりでチマチマチマチマ練習ばっかりしていてもつまらないけれど,誰かと一緒にやると下手は下手なりに,人と一緒にやる楽しさを感じられるんです。
 それは,吹奏楽にも通じるところがあるんじゃないでしょうか。何か楽器を始めたかったら,たとえばリコーダーでもなんでも,人と一緒に演奏することから始めるといいと思います。そのほうが,きっと趣味として長続きしますよ。

──ちなみに「マンボ de チョコボ」の演奏のとき,観客が持ってきた楽器の中で意外だったものはありますか。

植松氏:
 アンデスという,グランドピアノを上から見たような形の,ピアニカみたいな楽器ですね。以前から楽器屋で見るたびに「あれ,何だろう」と気になっていて,どんな音が出るのかも知らないんです。でも今日,3人くらいが持っていて,意外とメジャーな楽器なんだなと。
 あとは吹奏楽の経験者が多かったのか,クラリネット,フルート,サックス,トロンボーンが多い印象でした。僕の隣で演奏していた子達は本当に上手でしたよ。

──今後のツアーでも,多様な楽器が見られるかもしれないですね。

THEATRHYTHM FINAL FANTASY CURTAIN CALL
植松氏:
 ええ,ウケ狙いでもいいから参加してほしいです。コンセントが必要なものは難しいですけど,アコースティックで音が出る楽器でしたら何でも……たとえば三味線でもいいですし,ぜひ皆さんに参加していただきたいです。

──植松さん自身が,楽器を持ってステージに立つ予定はないんですか。

植松氏:
 もちろん考えています。今回は,ミニマラカスでしたけれども,リコーダーか何かで参加しようとはたくらんでいます。MCの山下まみさんも,次は楽器で参加したいと言ってましたよ。でも時田貴司がギターを持ってステージに上がるとは思わなかったな(笑)。
 それにしても「マンボ de チョコボ」のときは,皆さんが本当に楽しそうでしたね。演奏者も,ステージに上がったお客さんも,客席も皆が楽しそうという空間は,なかなか得がたいことだと思います。あの5分間の幸せな空間は,人生の中でもそうそうないですよ。

──ありがとうございました。

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