そこのおバカさん，おとなしく降りてきなさい。スマートフォン向けアクション「バカは高い所が好き」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第255回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。　そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　誰かを批判するようなときは，できるだけ婉曲的にするのが大人のマナーというもの。例えば「なんとかと煙は高いところが好き」なんて言い方をするわけだが，本日の「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」で紹介するのは「バカは高い所が好き」（iOS / Android）という遠慮がないタイトルのアクションゲームだ。
　タイトル名のせいかどうかは知らないが，iOS版は「9＋」のレーティングになっているので，小さいお子さんがいる人などはご注意を。

iOS版，Android版ともに無料でダウンロードできる。とりあえず「高い所に居座ってしまったおバカさんを下に落とす」ということだけ頭に入れれば遊べる

「バカは高い所が好き」ダウンロードページ（App Store）

「バカは高い所が好き」ダウンロードページ（Google Play）

　基本となる「ノーマルモード」の各ステージでは，ボールを使って，積み重ねた木箱の上にいる通称「おバカさん」を，下の土台部分まで落とせばクリアとなる。画面下の仮想スティックをドラッグして照準を動かし，画面右下の赤いボタンをタッチしてボールを発射して，木箱にぶつけてずらしたり引っくり返したりすることで，おバカさんを土台に落とそう。

弾数制限はあるものの，連射は可能。撃ちこむ位置や連射数によって木箱の動き方は大きく変わってくる

ボールの残数がなくなってもおバカさんが木箱の上にいたり，土台より外に転がり落ちてしまったりするとステージクリア失敗

　基本的にはだるま落としの亜流といった感じで，ボールをどう撃つかをいろいろ試してみるのが面白い。ボールがなくなっても，画面右上のリピートボタンをタッチすればまた最初からやり直せるので，思いついたパターンをどんどん試してみよう。

　ノーマルモードのステージ数は16と少なめだが，すべてクリアすると土台が自動で回転する「回転モード」が開放。これもすべてクリアすると，落とすべきおバカさんが2人になる「バカ×2モード」が追加される。いずれもノーマルモードとはまったく違う攻略法が必要となるので，さらにいろいろと遊び込んでほしい。

意外なところにボールを撃ちこむのが正解だったりする場合も

　そして本作には，まったく別のモードとして，さんざん落とされたおバカさんが復讐に燃えてこちらを攻撃してくる「バカの逆襲」も収録されている。ゲームルールは「タイムアタック」と「∞モード」の2つで，タイムアタックは60秒間のあいだ，∞モードでは画面上のハート（ミスするたびに1つ減る）がなくなるまで，おバカさんが投げてくる「変なもの」を，タライでいくつ跳ね返せたかがスコアとなる。

「変なもの」とマイルドな表現をしてみたが，百聞は一見にしかず……。タライを仮想スティックで動かすのには慣れが必要なうえ，「変なもの」は変則的なスピードと軌道でやってくるため。難度はかなり高い

　じっくり時間をかけ，いろいろなパターンを試して楽しめる高度なアクションパズルと，高難度のディフェンスアクションゲームが，1本で楽しめてしまうお得な本作。
　相手を容赦なく攻撃しているとやがて逆襲される，という教訓も感じられるような気がしないでもないので，ぜひプレイしてほしい。　

著者紹介：カイゼルちくわ
　ゲーム攻略記事を中心に活動するフリーライター。ゲーセンに寝泊まりしたいくらいのシューティング＆ガンシューティング好きだが，家に帰ればパソコンのFPS（ファーストパーソンシューティング）も遊びたがる。アクションゲームとかわいいキャラにも目がない。

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