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[TGS 2014]「Xperia Z3」でのPS4リモートプレイを体験。“PS Vitaがあるからいい”とは言えない魅力がある
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印刷2014/09/21 21:31

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[TGS 2014]「Xperia Z3」でのPS4リモートプレイを体験。“PS Vitaがあるからいい”とは言えない魅力がある

画像集#001のサムネイル/[TGS 2014]「Xperia Z3」でのPS4リモートプレイを体験。“PS Vitaがあるからいい”とは言えない魅力がある
 東京ゲームショウ2014の「スマートフォンゲームコーナー」に,Xperia Z3シリーズを使用したPlayStation 4のリモートプレイ体験コーナーが設けられていた。

 PlayStation 4のリモートプレイとは,分かりやすく言うと,PS4上で動作しているゲームを別の端末上で遊べる,という機能。これまではPlayStation Vitaのみが対応していたが,今月ドイツで開催された家電見本市「IFA 2014」で発表されたAndroidスマートフォン「Xperia Z3」「Xperia Z3 Compact」と,Androidタブレット「Xperia Z3 Tablet Compact」が,新たに対応端末に加わることになった。
 TGS 2014に出展されていたのは,この3製品によるPS4のリモートプレイだ。

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 筆者はPS Vitaでのリモートプレイを普段からよく利用している。布団に入りながらPS4のゲームがプレイできて,眠くなってきたらテレビをわざわざ消しに行くこともなく,そのまま寝られるというところが非常に気に入っているのだ。

 そんな筆者が,Xperia Z3シリーズのリモートプレイ対応を聞いた最初の感想は「PS Vitaがあるからいらないよ」といったもの。ハードウェアボタンがないスマートフォンやタブレットで,PS4のゲームを快適にプレイできるはずがない,と思っていたのだ。
 だが,よく調べてみると,Xperia Z3シリーズのリモートプレイは,DUALSHOCK 4の利用が前提らしく,DUALSHOCK 4に端末を固定するためのマウントアダプター「GCM10 Game Control Mount」も発売されるという。

 そうなれば話は別だ。PS Vitaのリモートプレイでは,一部の操作がタッチスクリーンや背面のタッチパッドに割り当てられることが多く,DUALSHOCK 4とまったく同じプレイ感にはなっていない。DUALSHOCK 4を使うリモートプレイはある意味夢だったのだが,それがXperiaで実現されるとは……。
 前置きが長くなってしまったが,そういうことでいてもたってもいられずに体験してきたので,レポートしてみたい。

 今回体験できたのは,Xperia Z3を使った「戦国無双4」のリモートプレイだ。まずはマウントアダプターがDUALSHOCK 4とXperia Z3をどのように固定しているかをチェックしてみた。
 まずはDUALSHOCK 4だが,こちらはマウントアダプターのパーツに上下から挟み込まれるような形で固定されているので,ゲーム中にちょっとくらい激しく操作してもがたつくことはなさそうだ。また,ボタンやタッチパッドが配置されているコントローラ上面の固定には針金のようなパーツが使われており,操作を邪魔しないようになっている。
 一方のXpera Z3は吸盤で固定されていた。見た目には少々不安を感じてしまうのだが,こちらもちょっと力を入れたくらいでズレたり落ちたりということはなかった。

マウントアダプターはDUALSHOCK 4の背面を覆う形になるが,USBポートの部分には穴が開けられているので,PS4などとの接続に問題はない
画像集#002のサムネイル/[TGS 2014]「Xperia Z3」でのPS4リモートプレイを体験。“PS Vitaがあるからいい”とは言えない魅力がある 画像集#003のサムネイル/[TGS 2014]「Xperia Z3」でのPS4リモートプレイを体験。“PS Vitaがあるからいい”とは言えない魅力がある

 重さについても触れておこう。マウントアダプターの重量は公表されていないが,Xperia Z3(152g)とDUALSHOCK 4(210g)だけでも合計の重量は362gとなる。PS Vitaの最新モデルであるPCH-2000シリーズ(219g)と比べると,この時点で150g近い差があるわけだ。筆者が普段使っているPS Vitaは初代の3G/Wi-Fiモデル「PCH-1100 AA01」で,こちらは279gあるのだが,それでも今回触ってみて「さすがにPS Vita単体よりは重いな」という感じはあった。個人的には仰向けになりながら長時間使っても腕が疲れないか,気になるところではある。

 続いて画面だ。Xperia Z3の画面サイズは5.2インチ,解像度は1920×1080ドットで,PS Vitaの5インチ,960×544ドットを双方で上回っている。ただ,実際に見た印象では,画面サイズほとんど同じ,といったところだ。
 解像度については,メニュー画面などの動きが少ないところでは,Xperia Z3のほうが若干PS Vitaよりも精細な印象は受けたが,いざゲームが始まると違いは分からなくなった。リモートプレイは無線LAN経由でPS4から映像が送られてくる仕組みで,もともとPS4本来の映像からは若干画質が落ちているし,動きの激しいシーンだったり,電波状況が悪かったりすると,映像にブロックノイズのようなものが発生する。そういったこともあって,画面解像度の差が映像に出てこないのかもしれない。

今回のプレイでもブロックノイズが発生するときがあった
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 そしてゲームの操作感は,当たり前だが「PS4そのまま」。[L1][R1]を操作するときに,指がXperia Z3本体に触れてしまうことが気になったが,これはマウントアダプターの吸盤取り付け位置を調整すれば簡単に解決できそうだ。
 ちなみに,プレイ中にXperia Z3の画面をタッチすると,操作ボタンがオーバーレイ表示された。こちらでも操作できるとのことだが,まともにゲームがプレイできるとは思えない。

とりあえずPS4のボタンを表示させてみました,という感が強い
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 わずか10分足らずだったので,確認できたのはこれくらいだが,PS Vitaでのリモートプレイ愛用者としては,非常に悩ましい。重さではPS Vita,画面はほぼ同じ,操作性はXperia Z3+DUALSHOCK 4となったわけだが,ゲーマーからするとやはり操作性は重視しなければならないだろう。やはりXperia Z3の発売日まで,腕の筋トレに励むべきか。

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