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Apple,噂のタブレット型端末をついに発表。Wi-Fiモデルは全世界で3月下旬以降発売に
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印刷2010/01/28 23:24

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Apple,噂のタブレット型端末をついに発表。Wi-Fiモデルは全世界で3月下旬以降発売に

画像集#001のサムネイル/Apple,噂のタブレット型端末をついに発表。Wi-Fiモデルは全世界で3月下旬以降発売に
 Appleが現地時間1月27日に開いた,プレス関係者に向けたイベントにおいて,タブレット型端末「iPad」が初披露され,大きな話題を呼んでいる。従来のPDAやスマートフォンとは大きく異なり,またノートPCとも位置づけの異なる新しいジャンルの製品に,興味津々という人も多いのではないだろうか。

 すでに発表内容を知っている人も多いと思うが,念のため説明すると,iPadは,Webの閲覧や電子メールをはじめ,写真/ビデオ/音楽の視聴,ゲーム,電子書籍などを楽しむための端末だ。iPhone/iPod touch向けにリリースされている膨大な数のアプリ/ゲームの多くが利用できることも,大きなウリだ。
 マルチタッチに対応した9.7インチのLEDバックライトディスプレイを搭載し,厚さは約1.5cm,重さは約680gに抑えられている。

 iPadには,Wi-Fi接続のみに対応したWi-Fiモデルと,3G接続に対応したWi-Fi+3Gモデルがあり,米国での価格はそれぞれ499ドル,629ドルからとなっている。
 今回の発表によると,Wi-Fiモデルは全世界で3月下旬以降発売される予定で,Wi-Fi+3Gモデルに関しては,米国およびそれ以外の一部の国で4月中に発売予定とのこと。気になる日本での価格や,Wi-Fi+3Gモデルの発売時期は,あらためて発表される。
 そのほか詳細は,記事末尾に掲載したリリースでご確認を。

画像集#002のサムネイル/Apple,噂のタブレット型端末をついに発表。Wi-Fiモデルは全世界で3月下旬以降発売に


画像集#003のサムネイル/Apple,噂のタブレット型端末をついに発表。Wi-Fiモデルは全世界で3月下旬以降発売に
 さて私自身,長年Apple製品を使ってきたファンの一人として,非常にワクワクさせられている。とはいえ現段階において,自分がこの端末を日々の生活の中でどのように利用していくことになるか,いま一つイメージできていないのも事実だ(最初のうちは,「ほら,これがiPadだよ」と周囲に見せて回るのだろうが)。
 私は電車で通勤しているので,携帯できる端末といえば電車内での利用をまずイメージするのだが,混雑した車内で立ったままiPadでWebブラウズを行ったり,ゲームをしたりすると,周囲の人に迷惑をかけかねない。これまでどおり,iPhoneを使うことになる気がする。
 たとえ席に座れても,両手でタイプするために腿の上に置くと,画面が真上を向いてしまう。かといってiPadを手で持ち上げたり,傾けたりすると,タイプしづらくなる。そのため電車内では,ノートPCの代替として仕事に使うというのも,ちょっと難しいかもしれない(そもそも,席に座るのが難しい……)。

 ゲーム機としてのiPadはどうだろうか。ゲーマーとしては,やはり操作性が気になるところ。画面を激しくタップするゲームの場合,片手でiPadを持った状態だとiPad自体が大きくグラつきはしないか。
 また,iPhoneよりもずっと大きなiPadでは,十字キーやアナログパッドといったインタフェースの表示位置によっては,操作しづらくなる可能性がある。iPadで既存のiPhone/iPod touch用アプリを実行する場合,標準サイズまたは2倍のサイズで表示可能だが,拡大表示にするとインタフェース部分も大きくなるわけで,操作性が落ちないか気になるところだ。

 ……とまあ,いろいろ述べたが,これらはすべて写真を見ての印象に過ぎない。こうやってあれこれ想像をめぐらすこと自体楽しいが,すぐにでもiPadに触れていろいろなアプリ/ゲームで遊び,色々なことを確かめたいというのが本音だ。


Apple、iPadを発表

魔法のような革新的デバイスが驚きの価格で登場


2010年1月28日、Appleは本日、ウェブの閲覧、電子メール、写真の鑑賞、ビデオや音楽の視聴、ゲーム、電子書籍の読書など、数多くの用途に使える革新的なデバイス「iPad(アイパッド)」を発表しました。
iPadのレスポンスの良い高解像度Multi-Touchディスプレイにより、ユーザはアプリケーションやコンテンツとじかに触れ合うことができます。iPadは厚さが0.5インチ(約1.3cm)、重さが1.5ポンド(約680g)と、現在販売されているどのラップトップやネットブックよりも薄くかつ軽量です。iPadには専用に設計された12の革新的なアプリケーションが搭載されているほか、App Storeで提供されている14万以上のアプリケーションのほぼすべてを利用することができます。iPadは499ドルからという破格の価格で3月下旬より販売されます。

「iPadは、我々の最も進んだテクノロジーを反映した、魔法のようで革新的なデバイスで、驚きの価格で提供されます。iPadはユーザとアプリケーションやコンテンツとを、これまで以上にずっと身近に、直観的に、楽しくつなぐ、まったく新しいデバイスのカテゴリーを創造し、定義するものです。」
と、AppleのCEO(最高経営責任者)、スティーブ・ジョブズは述べています。

iPadには12の次世代Multi-Touchアプリケーションが搭載されています。すべてのアプリケーションは縦横いずれの方向でも使うことができ、ユーザがiPadをどの方向に動かしても自動的に表示画面が回転します。正確なMulti-Touchインターフェイスにより、iPad上でのウェブサーフィンはまったく新しい体験となり、コンピュータ上で行なう場合と比べてずっとインタラクティブで親密なものとなります。メールの送受信も、iPadの大きなスクリーンとほぼフルサイズのソフトキーボードにより、楽しくて、簡単です。
MacやWindows PC、デジタルカメラから写真を取り込み、アルバムに整理して、iPadのエレガントなスライドショー機能を使って鑑賞したり、共有したりすることができます。また、ムービー、TV番組、YouTubeをすべてHDで見たり、自分のミュージックコレクションを聴きながら、Appleの新しいiBookstore(アイブックストア)からダウンロードした電子書籍のページを繰るといったこともできます。

iPadはApp Storeで提供されている14万のアプリケーションのほぼすべてを利用できるほか、これまでにiPhoneやiPod touch用に購入したアプリケーションも利用できます。世界で最も人気のあるオンラインの音楽、テレビ、ムービーストアであるiTunes Storeでは、1,100万曲以上の楽曲、50,000以上のTVエピソード、そして8,000本以上の映画が提供されており、その中の2,000本以上は美しいHD映像で提供されています。Appleはまた、iPadのための新しいアプリケーション、iBooksを発表しました。これには、モバイルデバイスで本を閲覧、購入、読書するための最高の方法である、Appleの新しいiBookstoreが含まれています。iBookstoreは大手出版社および独立系出版社の様々な書籍を提供します。

Appleはまた、iPad用の新しいバージョンのiWork(アイワーク)を発表しました。Multi-Touch用に特に設計された初めてのデスクトップクラスのプロダクティビティースイートです。iWorkに含まれるPages、Keynote、Numbersを使って、美しいフォーマットのドキュメントや、アニメーションやトランジションを使った目を見張るようなプレゼンテーション、そして表や関数、数式を使ったスプレッドシートを作成することができます。これら3つのアプリケーションはそれぞれ9.99ドルでApp Storeで個別に購入することができます。

iPadはiPhoneやiPod touch同様、標準のApple 30ピンUSBケーブルを使ってiTunesと同期することができるため、すべての連絡先、写真、音楽、ムービー、TV番組、アプリケーションなどをMacまたはWindows PCから同期することができます。App Store、iTunes StoreそしてiBookstoreからiPadにダウンロードしたすべてのアプリケーションやコンテンツは、次にコンピュータに接続したときに自動的にiTunesライブラリに同期されます。

iPadの明るい9.7インチ、LEDバックライトディスプレイは、IPSテクノロジーを使って、くっきりとしたクリアな画像と一貫性のあるカラーを超ワイド178度の視野角で提供します。極めて精度が高く、静電容量式のMulti-Touchディスプレイは、驚くほど正確かつレスポンス良くウェブページをスクロールしたり、ゲームをすることを可能にします。iPhoneで初めて採用されたインテリジェントソフトキーボードは、iPadの大きなディスプレイを利用して、ほぼフルサイズのキーボードを提供します。iPadはまた、新しいiPad Keyboard Dockを介してハードウエアのフルサイズキ−ボードとつなぐこともできます。

iPadの心臓部は、Appleの次世代システム・オン・ア・チップ、A4です。
Appleが新たに設計したA4チップは、驚異的なプロセッサおよびグラフィックス性能を提供しながら、最長10時間*までの長いバッテリー駆動時間を実現しています。Appleの先進の化学技術とAdaptive Charging(アダプティブ・チャージング)テクノロジーにより、通常5年間の電池寿命において、バッテリー容量を著しく減少させることなく、最大1,000回の充電サイクルを可能にしています。**

iPadには、Wi-Fiを搭載したものとWi-Fiと3Gの両方を搭載した、2つのバージョンが用意されています。iPadは最新の802.11n Wi-Fiを搭載し、3GバージョンはHSPDAネットワークで最大7.2 Mbpsのスピードをサポートします。
米国においてはAppleとAT&Tは、iPadのために、デバイス上で簡単にアクティベーションと管理ができる、画期的な3Gプリペイドデータプランを発表しました。

環境に責任を持つ製品をデザイン、製造するというAppleの取り組みにより、すべてのiPadの筐体は極めてリサイクルしやすいアルミニウムでできており、エネルギー効率の高いLEDバックライトディスプレイを標準搭載し、水銀を使わずヒ素フリーのガラスでできています。iPadは臭素系難燃剤を含まず、完全にPVCフリーです。

Appleはまた本日、iPad用の新しいSoftware Development Kit (SDK)を発表しました。これを使うことによって、デベロッパはiPadの機能を最大限に活用した、驚くような新しいアプリケーションを作ることができます。SDKにはデベロッパがMac上でiPadのアプリケーションのテストとデバッグを行なうことができるシミュレータが含まれています。また、シミュレータを使ってiPad、iPhone、iPod touchのいずれでも動作するユニバーサルアプリケーションを作ることもできます。

【価格と販売について】
iPadのWi-Fiモデルは3月下旬以降、全世界で販売が開始されます。米国での希望小売価格は、16GBモデルが499ドル、32GBモデルが599ドル、そして64GBモデルが699ドルです。
iPadのWi-Fi+3Gモデルは4月に米国と一部の国々で販売が開始されます。米国での希望小売価格は16GBモデルが629ドル、32GBモデルが729ドル、そして64GBモデルが829ドルです。
iPadは直営店のApple Store、Apple Online Store(www.apple.com/japanstore/)、そして対象となるiPad取扱販売店を通じて販売されます。iPadの米国以外での価格および全世界での販売開始時期については、後日発表されます。米国では、発売開始と同時にiBookstoreが開始されます。

*Appleは、AirMacネットワーク上でウェブページの閲覧、メールの受信を行なうことでワイヤレスバッテリー寿命をテストしました。テスト中、システムはまったくスリープさせず、ディスプレイの明るさは半分に保った状態としました。これは外で利用する際の一般的なケースであり、モバイルユーザにとって非常に意味のあるバッテリー性能数値を得ることができました。

**適切にメンテナンスされたiPadのバッテリーは、最長1,000回の充電サイクルの寿命中に、当初容量の80%以上を維持するように設定されています。
バッテリー寿命と充電サイクルは使用方法と設定によって変動します。

※文中にあるiTunes Storeで販売される映画、テレビ番組等の情報は、米国における状況です。
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