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誰でも気軽にRvRを楽しめる! 日本市場を意識して制作されたという「レジェンド オブ エッダ」の開発者インタビューを掲載
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印刷2011/07/30 00:00

インタビュー

誰でも気軽にRvRを楽しめる! 日本市場を意識して制作されたという「レジェンド オブ エッダ」の開発者インタビューを掲載

 2011年7月28日,ネクソンはオンラインRPG「レジェンド オブ エッダ」の正式サービスを開始した。同作最大の特徴は,可愛いキャラクターで気軽に100対100のRvRを楽しめることである。

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 レジェンド オブ エッダのRvRはレベル5以上から参加可能で,専用マップ内では全プレイヤーのレベルが均一化される。またルールはCapture the Flagをベースにしたような,制限時間内で複数のクリスタルを奪い合うというスポーツライクな内容である。さらにそうしたRvRが,レベル5〜19とレベル20以上,そしてレベル5以上なら誰でも参加可能という区分で,1日に何度も開催される。以上の理由から,まさに文字通り,誰でも気軽にRvRを楽しめるのだ。

 今回4Gamerでは,レジェンド オブ エッダの開発元である韓国EYASOFTの開発チームに話を聞く機会を得た。話をしてくれたのは,韓国EYASOFT 代表取締役社長 ガン・ウンソン氏,プロジェクトマネージャー ジョン・ソンデ氏,プロジェクトディレクター パク・ゼソン氏の3名である。

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日本市場を意識して可愛らしさとコンシューマゲームライクな内容を重視


4Gamer:
 本日はよろしくお願いします。まずは,レジェンド オブ エッダの企画・開発の意図などを教えてください。

ジョン・ソンデ氏
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ジョン・ソンデ氏(以下,ジョン氏):
 メインコンセプトは,可愛いキャラクターを使って簡単にRvRを楽しめるゲームです。可愛い要素にこだわったのは,企画当初から日本市場をメインターゲットと捉えていたからですね。
 またRvRを軸に据えたタイトルというと,一般的にはシリアスな雰囲気の中で,リアルなキャラクターが戦うというイメージが浸透しています。そこでレジェンド オブ エッダでは,気軽にRvRを楽しめる雰囲気作りとシステム構築を心がけました。

4Gamer:
 可愛らしさ以外に,日本市場向けを意識した要素はありますか?

ガン・ウンソン氏(以下,ガン氏):
 コンシューマゲームライクになるよう,さまざまな配慮をしています。例えばミッションは,ステージを一つ一つクリアしながら進んでいくイメージで作っています。ただ,実際に遊んでいただく方に,開発チームの意図通りに捉えてもらえるかどうかは,また別の話ですけれど。

 もちろんペットや乗り物,コスチュームなどのデザインも,日本のコンシューマゲームをかなり意識しています。モンスターのセリフがフキダシで表示されるのも同じ理由からです。
 またダンジョンでカメラが固定されるのも,実は日本のレトロなコンシューマゲームの雰囲気を出したかったからです。当初は,ダンジョンだけでなくゲーム全体が固定カメラ表示だったのですが,日本でサービスを行うネクソンさんの強い要請により,今のフィールドや街にはフリーカメラを採用しています。

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4Gamer:
 今後のアップデートで,ダンジョンもフリーカメラに変更されるのでしょうか?

ガン氏:
 現在実装されているダンジョンは,固定カメラを前提にデザインされているのものなので,フリーカメラにするのは難しいですね。

4Gamer:
 これから新しくデザインされるダンジョンについてはどうでしょう?

ガン氏:
 プレイヤーの要望次第です。固定カメラではプレイしづらいというリクエストが多ければ,もちろんフリーカメラのダンジョンを検討していきます。

4Gamer:
 分かりました。
 そのほか日本展開にあたり,ネクソンの運営チームからの要請はありましたか?

ガン氏:
 まずはRvRの新モードですね。現在は,幾つかある案の中から一つを開発中で,残りも順次追加していく予定です。
 あとはコスチュームの要請もありました。最近ではタイアップキャンペーン用のものを作りましたし,今後もリクエストに応じて追加していきます。

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4Gamer:
 いろいろと用意されているのですね。そもそも日本市場をターゲットにしていたというお話ですが,正式サービス以降も,より力を入れて開発を進めていく,と。

ガン・ウンソン氏
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ガン氏:
 ええ。レジェンド オブ エッダは,企画当初からすると早3年以上が経過しているタイトルですが,この2011年,ようやく日本で展開する運びとなり大変感慨深いです。
 また,ご存知かもしれませんが,このタイトルは韓国で2010年にサービスを開始したものの2011年に入って一旦中止しています。これは,日本を皮切りにグローバルで展開するにあたり,開発に専念しようと考えたからです。その結果,日本で展開するバージョンでは,リニューアルといっていいくらいの大きな変更を加えることができました。

4Gamer:
 現在,レジェンド オブ エッダは日本だけでなく,北米のサービスを展開していますよね。今回の日本に続き,そのほかの国でも展開を考えているということですか?

ジョン氏:
 はい。2011年は,日本に続いて台湾とヨーロッパでの展開を予定しています。2012年にはインドネシアと香港で展開し,そのあと韓国でのリローンチを考えています。

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レイドダンジョンや転職など,正式サービス開始後も2011年内に続々とコンテンツを投入


4Gamer:
 それでは,今後のアップデートで実装されるコンテンツについて教えてください。

パク・ゼソン氏
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パク・ゼソン氏(以下,パク氏):
 そうですね……一番早く実装される内容としましては,8月中にレベルキャップが50まで開放され,2次転職が可能になります。さらに4つの新フィールドと3つのダンジョンの追加も予定しております。
 続く9月には,もう一つ別のレイドダンジョンも追加できるよう,開発を進めています。

4Gamer:
 お,かなり近い時期にアップデートが実施されるんですね。可能なら,そのあとの予定も教えてもらえますか?

パク氏:
 レベル帯別のインスタンスダンジョンと,レイドダンジョンは随時追加していきます。2011年内予定のコンテンツでは,1対1または2対2でPvPを楽しめる「決闘場」と,「実績」システムの導入を予定しています。また神話に登場する英雄や,モンスターに変身できる「変身」システムを開発中です。そのほか3次転職や,先ほどお話したRvRの新モードも登場します。
 それと,実装時期は未定ですが,釣りやハウジングの企画も進めています。

4Gamer:
 相当豊富なアップデート予定があるように聞こえるのですが……実装のスパンとしては,どのくらいのペースを想定しているのでしょう?

ガン氏:
 基本的なアップデートは,月1回を予定しています。その中で,大規模なコンテンツ追加は3か月に1回と考えています。

4Gamer:
 となると,2011年内に一度は大規模なアップデートがありそうですね。
 開発チームとしては,日本のプレイヤーにレジェンド オブ エッダをどのように遊んでほしいですか?

パク氏:
 まずはメインコンテンツのRvRを,皆でワイワイ楽しんでほしいです。そしてRvRで活躍するために,ダンジョンを攻略して強力な装備を手に入れてください。またペット育成システムにも力を入れているので,ぜひ触れてみてください。
 そういった要素を楽しんでいく過程で,コミュニティが形成され活性化していくと嬉しいですね。

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4Gamer:
 最後に,レジェンド オブ エッダに期待する人に向けて,メッセージをお願いします。

パク氏:
 レジェンド オブ エッダには,まだまだお見せできていない楽しい要素がたくさんあります。今後,ご期待に沿えるようなコンテンツが続々登場しますので,よろしくお願いします。より良いゲームとなるよう,開発を続けていきます。

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ジョン氏:
 多くのタイトルにおいて,RvRは高レベルプレイヤー向けのコンテンツです。しかしレジェンド オブ エッダでは,レベル5からRvRに参加できますし,内容も殺伐としたものではなく,スポーツライクに楽しめるようになっています。ぜひ気軽に楽しんでください。

ガン氏:
 繰り返しになりますが,レジェンド オブ エッダは日本市場をターゲットに企画・開発してきました。そのため,今回の日本展開にかける意気込みは,並々ならぬものがあります。ぜひプレイして,レジェンド オブ エッダの面白さを実感してください。

4Gamer:
 ありがとうございました。

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 ジョン氏の発言の通り,レジェンド オブ エッダのRvRは非常にスポーツライクなものだ。冒頭で説明したようにベースがCapture the Flagであり,しかも1日に何度も開催されるので,非常に気軽に楽しめる。
 RvRを軸に据えたオンラインRPGはこれまでにも数多く登場し,各タイトルとも根強いファンが存在するが,ここまでライトな内容に仕上げられた例はあまり見ない。それだけに,レジェンド オブ エッダが日本市場でどのように受け入れられていくのかは,興味深いところだ。

 RvR以外の部分でも,アップデートの予定は豊富に用意されているとのことなので,現在本作をプレイしている人も,今後の展開を楽しみに待っていよう。

「レジェンド オブ エッダ」公式サイト

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    レジェンド オブ エッダ

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