AlienwareからフルHD対応の23インチ3D液晶ディスプレイ「Alienware OptX AW2310」発売

「Alienware OptX AW2310」。写真を見るとノングレア液晶のようだ

　Dellの日本法人であるデルは，ゲーマー向けブランドAlienwareの液晶ディスプレイ新製品として「Alienware OptX AW2310」を発表，本日（1月8日）より発売を開始した。

　この製品は，23インチフルHD解像度（1920×1080ドット）の液晶パネルを使用し，NVIDIA 3D Visionに対応していることが最大の特徴となっている。
　NVIDIA 3D Visionは，高速に動作する液晶シャッターメガネと対応ゲームとの組み合わせにより，手軽に3D立体ゲームが楽しめるというもの。通常の液晶ディスプレイの倍速で動作するディスプレイを使うことで，液晶シャッター方式で問題となるちらつきを抑えているのが特徴だ。これまでNVIDIA 3D Visionで選択できるディスプレイは，ほぼSamsung SyncMaster 2233RZのみという状況だったのだが，同機が1680×1050ドットの解像度だったのに対し，今回の製品はフルHD解像度の製品となっている点に注目したい。
　どこの液晶パネルが採用されているのかなどは現時点では不明だが，応答速度3msで垂直同期周波数120Hzに対応するなど，高性能グラフィックスカードを使用している人なら，非3Dモードで使用しても価値のありそうなディスプレイである。
　価格は，デル公式サイトで5万5893円（税込）。ゲーマー向けハイエンドディスプレイということか，標準でドット抜け保証が付けられている。

背面

　注意点は，3D立体視でゲームを楽しむためのNVIDIA 3D Visionはオプション扱い，かつ，デルでは販売されていないことだ。3D立体視でゲームを楽しむためには別途購入する必要がある。いくつかのPCショップで取り扱っており，単体では2万円前後で販売されているようだ。参考までに，2008年4月の発売開始時点の取扱店は，以下のページで確認できる。

http://www.nvidia.co.jp/object/io_1239006409492.html

　液晶ディスプレイとしてはちょっと高めで3D Visionもオプションではあるが，スペック的には，次世代のハイエンドゲーマー向けディスプレイを先取りしているのも確かである。実機を確認しにくいのが難だが，ゲーム向きのディスプレイを探している人は選択肢に加えてみるのもいいだろう。

パネルサイズ:	23 インチワイドスクリーン
アスペクト比:	ワイドスクリーン (16:9)
パネルタイプ:	TN (ねじれネマティック) 液晶
最適解像度:	1920 x 1080 (フル HD)
コントラスト比:	80000:1 (最大)
輝度:	400 cd/m2 (標準)
応答速度:	3 ms (標準) (中間階調)
視野角度:	170 °/160 °
色のサポート:	1,670 万色
色域:	83.4 ％
リフレッシュレート:	最大120 Hz (3D 機能有効)
ビデオ接続:	DVI x 1，HDMI x 1
オーディオ接続:	あり，音声入力および出力 (2.0)
USB ポート:	あり，USB 2.0 x 4
ユーザ入力/制御:	タッチキャパシティブ OSD ボタン

「Alienware OptX AW2310モニタ」製品ページ

http://www1.jp.dell.com/jp/ja/home/alienware-accessories/
monitor-alienware-aw2310/pd.aspx?refid=monitor-alienware-
aw2310&s=dhs&cs=jpdhs1