［TGS 2009］東京ゲームショウ開幕！ まずはSCE・平井一夫氏の基調講演がスタート（速報版）

　本日（9月24日）より，世界最大級のゲームの祭典「東京ゲームショウ2009」が，千葉の幕張メッセにて開催される。いまや恒例となっている本イベントだが，今年は日本を含めた18か国から約180もの企業/団体が出展。ゲーム関連では，文字通り“国際的”といえる規模となっている。


　我々4Gamerも，コンシューマゲームの情報を取り扱い出してからはや一年が経つわけだが，今年のTGSは，PCのほか，PlayStation 3やXbox 360，Wii，そしてニンテンドーDSにPSPと，携帯電話やiPhoneを除く全プラットフォームを網羅して取材する予定なので，これから数日間の更新を是非楽しみにしていてほしい。

　――というわけで，本日10時からは，東京ゲームショウの開幕を飾る基調講演が行われている。最初に登壇したのは，ソニー・コンピュータエンタテインメント（以下，SCE）の代表取締役兼グループCEOの平井一夫氏だ。
　UMDディスクを廃した「PSP Go」に3万円以下という驚きの価格が話題になった薄型PlayStation 3にと，今年のゲーム業界の話題をリードしてきた感のあるSCEだが，今回の講演は，題して「ソニー・コンピュータエンタテインメント 2009年新戦略」というもの。最近，その勢いを増しつつあるSCE陣営の今後の戦略が語られた。

　
　詳細は追ってお知らせしたいが，概要は以下のとおり。

• 業界が一丸となって，ゲーム業界の方向性を考えていくこと
• ネットワークのスタンダード化
• 出るだけで消え，次に繋がらない新規要素
• ユーザーが楽しめるものは何かの見極め
• ネットワークの活用は，PSのコアとなるゲームありきのもの
• PS3新型は，三週間で100万台を達成
• PS3は2400万台のブルーレイプレイヤーとして市場を牽引
• PS Eyeを使った画像認識と正確な奥行き認識が売りのモーションコントローラー，2010年春に発売予定
• PSPの売り上げは5290万台
• PSPGo日本での発売は11月1日予定，北米700以上，日本450以上のタイトルが発売時にダウンロード可能に
• PS2の売り上げは1億3880万台

　ともあれ，今後のSCE，ひいては業界の将来が垣間見えた本講演。SCEの今後の動向に注目したいところだろう。
　なお，SCE平井氏の講演の後には，

カプコンの代表取締役・辻本春弘氏
スクウェア・エニックスの代表取締役・和田洋一氏
コナミデジタルエンタテインメントの取締役副社長・北上一三氏
バンダイナムコゲームズの代表取締役・鵜之澤 伸氏
SCEワールドワイドスタジオのプレジデント・吉田修平氏

など，業界の重鎮達が登壇する基調講演の第二部も予定されている。そちらも追ってお届けしたい。