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ソニー,PS1のタイトルをプレイできるAndroidタブレット「Sony Tablet」を国内発売。スレート型とクラムシェル型の2モデル
最大の特徴はもちろんそのユニークなデザインだが,「PlayStation Certified」プログラムに準拠しており,初代PlayStationのゲームをプレイできるのも大きな特徴の1つ。発売時には,「みんなのGOLF 2」と「Pinball Heroes」がプリインストールされているという(※今後どれくらい拡充されるかは未公表)。
Sシリーズ |
Pシリーズ |
●Sシリーズ
Sシリーズは,241.2(W)×174.3(D)×10.1〜20.6(H)mmというサイズで,側面から見ると,片側が薄く,片側が厚い形状になっているのがポイント。ソニーはこれを「偏重心デザイン」と呼んでいるが,約598gという重量ながら,この形状により,軽量感があり,持ちやすいものになっているという。なお,液晶パネルは9.4インチ,解像度1280×800ドットだ。
ラインナップは,無線LANのみに対応する製品と,無線LANおよび3G回線に対応する製品の2種類。前者は内蔵ストレージ容量16GB,32GBの2モデルが用意される。後者は同16GBモデルのみだ。
無線LANのみに対応する製品は9月17日発売予定で,予想実売価格はストレージ容量の少ないほうから順に4万5000円前後,5万3000円前後。10〜11月頃発売予定とされる後者は,3G回線の利用にあたってNTTドコモとの契約が必要ということもあり,「オープン価格」としかアナウンスされていない。
●Pシリーズ
Pシリーズは,閉じた状態で180(W)×79(D)×26(H)mmという,PSPを一回り大きくしたくらいのサイズに畳めるのが魅力。開くとサイズは180(W)×158(D)×14(H)mmになり,5.5インチ,解像度1024×480ドットの液晶パネル2枚が姿を見せる。
こちらのラインナップは,3G回線と無線LAN両対応,内蔵ストレージ容量4GBのモデルのみで,発売は10〜11月頃予定。3G回線の利用にはやはりNTTドコモとの回線契約が必要になる。
PlayStation Certifiedに準拠するタブレットとして注目を集めていた製品がいよいよ登場ということで,「待ってました」という人も少なくなさそうだ。
Sony Tablet製品紹介ページ
####以下,リリースより####
持ちやすさや携帯のしやすさを追求した独自のデザインを採用
サクサクとした快適な操作感でネットワークサービスやアプリケーションを楽しめる
Android搭載タブレット端末“Sony Tablet”2機種 発売
ソニーは、様々なハードウェアとソフトウェア、ネットワークを融合し、優れた操作性などで快適なエンタテインメント体験を提供するタブレットデバイス“Sony Tablet”(ソニータブレット)2機種を発売します。
“Sony Tablet”は、ネットワークを通じて様々なコンテンツを大きな画面で自在に楽しむ「リッチ メディア エンタテインメント」を提供する “Sony Tablet” Sシリーズと、2つのディスプレイを搭載し、折りたたみデザインを採用することで、常にバッグ等に携帯も可能で「モバイル コミュニケーション エンタテインメント」を楽しめる “Sony Tablet” Pシリーズの2機種を展開します。
“Sony Tablet” Sシリーズは、プラットフォームにAndroid 3.1※1(『SGPT111JP/S』、『SGPT112JP/S』)または、Android 3.2(『SGPT113JP/S』)、CPUにNVIDIA Tegra 2 モバイルプロセッサを搭載。Wi-Fi通信機能を搭載したモデルと3GおよびWi-Fi通信機能を搭載したモデルを用意し、9.4型の大型ディスプレイを採用、大画面上でWebブラウジングや各種のネットワークサービス、豊富なアプリケーションなどを快適に操作、閲覧することが可能です。重さは約598g(『SGPT111JP/S』、『SGPT112JP/S』)で、重心を片側に寄せた偏重心デザインを採用することで、手にしたときの軽量感と持ちやすさを実現するなど、長時間使用での快適性を追求しています。
“Sony Tablet” Pシリーズは、最新のAndroid3.2、およびNVIDIA Tegra 2 モバイル プロセッサを搭載しています。通信機能は、Wi-Fiに加え、外出時などにも便利な3G※2に対応。5.5型ディスプレイをデュアルで搭載し、折りたたむことで約180mm × 26mm × 79mm、約372gのコンパクトサイズで携帯できるため、持ち出した先でも3G回線※2を介して、様々なサービスを楽しめます。
ソニーは、“Sony Tablet”でお客さまへ新しい体験をご提供したいと考えています。例えば、「“Sony Tablet”を使ってリビングルームのソファーでお気に入りの音楽を聴きながら電子雑誌を読んでいると、話題のビデオについての記事が目にとまる。ネットワークサービスからビデオを探して楽しみ、次はソーシャルメディアにアクセスして感想などを友人と共有する。またある時は、友人からメールで届いたレシピを、キッチンに“Sony Tablet”を持ち込んで作ってみる。」そんな、メディアサーフィンやコミュニケーションを、一台でソファーに座りながら、また持ち歩きながら可能にします。
※1 後日、Android 3.2へのアップデートを予定しています。
※2 3G通信のご利用は(株)NTTドコモとのFOMA回線および対応プロバイダとの契約が必要です。
■対応アプリケーションについて
“Sony Tablet”では、豊富なアプリケーションを通じて、映画、音楽、ゲーム、書籍、コミュニケーション、ソーシャルネットワークなど様々なエンタテインメントを楽しめます。
アプリケーションは、予めインストールされているものだけでなく、Androidマーケットからダウンロードして増やしていくことができます。
また、プリインストールされたアプリケーションや一部のAndroidマーケット上のアプリケーションは、“Sony Tablet”に最適化されているため、見やすく操作しやすいインターフェースで快適に使用することができます。また、対応アプリケーションは今後も増えていく予定です。
ソーシャルフィードリーダーは、Facebook(フェイスブック)、Twitter(ツイッター)などソーシャルコミュニケーション情報を一つのアプリケーションで統合し、見やすいレイアウトで見ることのできるアプリケーションです。
また、“Sony Tablet”に適したアプリケーション、コンテンツ、ネットワークサービスを紹介するSelect App(セレクト アップ)も用意。購入後も新しい楽しみを増やしていくことができます。
■主な特長
○優れたデザイン性 〜持ちやすさ・運びやすさを追求
“Sony Tablet” Sシリーズは、本体の片側に持ちやすい厚みを持たせる偏重心デザインにより、9.4型の大型ディスプレイを搭載するものの、片手でも安定して持ち操作することができます。この本体デザインの工夫により、持ったときの軽量感に優れており、長時間の使用でも快適です。加えて、置いた際には画面が傾斜するため、視認性も高く、置いたままでも快適にタイプなどをすることが可能です。
“Sony Tablet” Sシリーズでは、操作していないときに専用のクレードル(別売)に置くことで、フォトフレームやインターネットからのニュース情報などと合わせて時計表示も可能で、普段の生活の中で常に便利に活用することもできます。
“Sony Tablet” Pシリーズは、5.5型ディスプレイをデュアルで搭載し、片方のディスプレイでビデオを再生、もう片方のビデオの操作系ボタンを配置したり、メールの際には片方の画面をソフトウェアキーボードの表示画面として使ったりできるなど、2つの画面を機能的に使い分けることが可能です。また、2つのディスプレイを1つの大画面として、Webページなどを表示することもできます。折りたたむことで、ジャケットなどの胸ポケットに入る小型サイズを実現し、手軽に持ち運ぶことができます。また、画面を縦向きに使用することで、文庫本を読むような感覚で電子書籍の読書を楽しめます。
なお、両機種ともに、太陽光や蛍光灯による光の散乱と映り込みを最小限に抑え、光の反射率をコントロールすることで高いコントラスト比と視認性を実現する、TruBlack(トゥルーブラック) ディスプレイを搭載し、屋内でも屋外でも見やすい画面を追求しています。
○快適な操作性 〜独自技術で実現した「サクサク・エクスペリエンス」
ハードウェアとソフトウェアを一体として操作性などを開発することで、独自の技術による“Sony Tablet”ならではの快適な画面操作感を実現しています。
- クイックビュー
Webブラウザーに搭載した独自の即応性技術により、JavaScriptの実行よりもコンテンツのテキスト情報を先に表示させるなどして、すばやくユーザーが必要な情報にアクセスすることが可能です。
- クイック・タッチ
各種の独自の技術を組み合わせることで、タッチパネルの応答性を向上させ、スムーズなタッチ操作を実現しています。
- ソフトウェアキーボード
大画面を生かして大きめのキーデザインを採用。また、パスワード入力時には、テンキーが現れるなど、使用場面によってキー配列を自動的に変更します。さらに、予測変換機能、オートコンプリート機能なども搭載し、メールやSNSコミュニケーションといった基本的な使用場面において、快適なキーボード入力を実現しています。
○ネットワークサービス 〜豊かなエンタテインメント体験の実現
様々なソニーのネットワークサービスに対応しています。
- ネットワークサービスプラットフォーム「Sony Entertainment Network("ソニーエンタテインメントネットワーク")」
プレミアム映像配信サービス“Video Unlimited(ビデオ・アンリミテッド)”で、映画やテレビ番組をダウンロードできます。なお、製品発売時は限定コンテンツにてプレオープンキャンペーンを実施します。その後、“Sony Tablet”にて楽しめるコンテンツを増やしていく予定です。
- PlayStation Certified「プレイステーション サーティファイド」
タブレット端末として初めてPlayStation Certifiedプログラムに対応し、“Sony Tablet”上で初代プレイステーションのタイトルなどを楽しめます。発売時には、「みんなのGOLF 2」、「Pinball Heroes(ピンボールヒーローズ)」をプリインストールしています。
- StoreReader Store(リーダーストア)
ソニーのオンラインブックストアのReader Storeへの対応を10月以降に予定しており、アプリケーションをダウンロードし、登録をすることで、雑誌、ムック、写真集を含む電子書籍コンテンツを手軽にダウンロードし、両機種を電子書籍端末としても使用できます。
- Personal Space(パーソナル スペース)
手軽に写真・動画を共有できる無料サービスPersonal Spaceを使うことで、“Sony Tablet”で撮影した画像を簡単にアップロードして家族や友人とシェアしたり、別の機器からアップロードした自身のアルバムにアクセスし画像を見たりすることが可能です。
上記のアプリケーションからアクセスすることのできる、ビデオ、音楽、ゲームなどのコンテンツは、独自機能として搭載している“Favorites(フェイバリッツ)”の画面から探し、再生することが可能です。アプリケーションを立ち上げることなく、見たいコンテンツに直接アクセスできるので便利です。
○テレビなど様々な機器との連携
様々なAV機器と連携し、“Sony Tablet”から家庭内のAV機器をコントロールしたり、コンテンツの新しい楽しみ方を実現できたりします。
- 他機器で“Sony Tablet”内のコンテンツを楽しむ
液晶テレビ〈ブラビア〉をはじめとするDLNAで接続した大画面テレビに、“Sony Tablet”に保存している写真や動画などのパーソナルコンテンツをボタンひとつで映し出したり、音楽をワイヤレススピーカーに出力して楽しんだりすることが可能です。※3
- “Sony Tablet”から他機器をコントロールする
“Sony Tablet” Sシリーズは、赤外線機能を搭載し、簡単な設定で、テレビなどの様々な機器のリモコンとしても使用できます。また、学習機能を搭載し、複数の機器のリモコンとして活用できます。
加えて、「Media Remote(メディア リモート)」をダウンロードすることで、Wi-Fiを介して〈ブラビア〉などのソニーのAV機器をタッチパネルならではの直感的なアイコン操作でコントロールすることが可能です。
これらの連携機能を活用し、接続した他機器の電源オン※4から再生、一時停止などの操作まで、一括して行えます。
※3 DLNAレンダラー機能対応機器のみ
※4 “Sony Tablet” Sシリーズのみ
別売アクセサリー
【“Sony Tablet” Sシリーズ向けアクセサリー】
『SGPDS1』クレードル
型名:『SGPDS1』
オープン価格
発売日:9月17日
『SGPAC10V1』ACアダプター
型名:『SGPAC10V1』
オープン価格
発売日:9月17日
『SGPFLS1』液晶保護シート
型名:『SGPFLS1』
オープン価格
発売日:9月17日
『SGPCK1』キャリングケース
型名:『SGPCK1』
オープン価格
発売日:9月17日
『SGPCV1』キャリングカバー
型名:『SGPCV1/B』(ブラック)、『SGPCV1/T』(ブラウン)
オープン価格
発売日:9月17日
『SGPCV2』キャリングカバー
型名:『SGPCV2』(グレー)
オープン価格
発売日:9月17日
『SGPUC1』USBアダプターケーブル
型名:『SGPUC1』
オープン価格
発売日:9月17日
【“Sony Tablet” Pシリーズ向けアクセサリー】
『SGPBP01』リチャージャブルリチウムイオンバッテリーパック
型名:『SGPBP01』
オープン価格
発売日:10-11月発売予定
『SGPAC5V2』ACアダプター
型名:『SGPAC5V2』
オープン価格
発売日:10-11月発売予定
『SGPFLS2』液晶保護シート
型名:『SGPFLS2』
オープン価格
発売日:10-11月発売予定
『SGPCP1』キャリングポーチ
型名:『SGPCP1』
オープン価格
発売日:10-11月発売予定
『SGPCK2』キャリングケース
型名:『SGPCK2』
オープン価格
発売日:10-11月発売予定
『SGPC1』着せ替えパネル
型名:『SGPC1/B』(ブラック)、『SGPC1/W』(ホワイト)
オープン価格
発売日:10-11月発売予定
【“Sony Tablet” Sシリーズおよび“Sony Tablet” Pシリーズ向けアクセサリー】
『SGPWKB1』Bluetoothキーボード
型名:『SGPWKB1』
オープン価格
発売日:10月8日
ソニーマーケティング株式会社が運営するインターネット直販「ソニーストア」ならびに直営店「ソニーストア 銀座・名古屋・大阪」、および全国のe-sony shopでは、「メッセージ刻印サービス無料」「長期保証〈3年ベーシック〉無料」「送料無料」など、ストアならではの購入特典を用意。さらに、吉田カバンとのコラボレーション商品として、限定アクセサリーの「PORTERオリジナルケース」も発売予定です。
■先行展示
今回の新商品は、銀座・ソニーショールーム、ソニーストア 名古屋、ソニーストア 大阪にて、9月1日(木)より先行展示を行います。
ソニーショールーム発売前先行展示情報
■“Sony Tablet”の主な仕様
※iモードには対応しておりません。音声通話、テレビ電話及び64kデータ通信はご利用できません。3G通信のご利用は(株)NTTドコモとのFOMA回線および対応プロバイダとの契約が必要です。
■市場推定価格
※「市場推定価格」は、発売前の製品について、市場での販売価格を当社が推定したものです。
なお、製品の実際の販売価格は、各販売店により決定されます。
※“Sony Tablet”はソニー株式会社の商標です。
※〈ブラビア〉はソニー株式会社の登録商標です。
※“Sony Entertainment Network”,“ソニーエンタテインメントネットワーク”、“Reader”、TruBlack、“Exmor for mobile”はソニー株式会社の商標です。
※「PlayStation」、「プレイステーション」は株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントの登録商標です。
※Android、Android マーケットは、Google Inc. の商標また登録商標です。
※記載されている製品名等は各社の登録商標あるいは商標です。
Sony Tablet製品紹介ページ
- 関連タイトル:
Tegra
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