パッケージ
Atom公式サイトへ
  • Intel
  • 発表日:2008/03/03
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名

LINEで4Gamerアカウントを登録
Intel,恒例のアップデートで「モバイルコンピューティングの現在」を説明
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2008/06/10 21:42

ニュース

Intel,恒例のアップデートで「モバイルコンピューティングの現在」を説明

 Intelの日本法人であるインテルは,隔月で開催している報道関係者向け定例ミーティングを,今回は「インテル クライアント・レギュラー・アップデート」として,2008年6日10日に都内で開催した。


広義のモバイルコンピューティングにフォーカス

WiMAXのサービストライアルは2009年2月末にスタート


吉田和正氏(インテル 代表取締役共同社長)
画像集#002のサムネイル/Intel,恒例のアップデートで「モバイルコンピューティングの現在」を説明
 説明会で壇上に立ったインテルの吉田和正代表取締役共同社長は,開口一番「今日はモバイルコンピューティングの話をさせていただきたい」と述べてからプレゼンテーションをスタート。(日本ではずいぶん前から“そう”だが)2008年は,世界市場でノートPCの出荷台数が初めてデスクトップPCのそれを抜く年になる見込みとしたうえで,COMPUTEX TAIPEI 2008で発表された,「Atom N270/1.60GHz」および「Atom 230/1.60GHz」の意義を説明した。

画像集#003のサムネイル/Intel,恒例のアップデートで「モバイルコンピューティングの現在」を説明
NetbookとAtom N270の概要
画像集#004のサムネイル/Intel,恒例のアップデートで「モバイルコンピューティングの現在」を説明
Atom 200シリーズの位置付け。インターネットコンテンツを快適に閲覧できるだけの「基本性能」を持つとされる
 Atom N270およびAtom 230は,開発コードネーム「Diamondville」と呼ばれてきたCPUで,前者は「Netbook」,後者は「Nettop」と呼ばれる,インターネット上のコンテンツ閲覧,メールのやりとりを主な用途とする“機能限定版小型PC”に向けたCPUだ。「ポケットに入るインターネット接続端末」と定義されるMID(Mobile Internet Device)用のAtomプロセッサ(開発コードネーム「Silverthorne」)とマイクロアーキテクチャは同じだが,省電力機能の一部が削られるなど,若干のローコスト化が行われた製品である。例えば,同じ動作クロック1.6GHzで比較すると,MID用の「Atom Z530」は,TDPが2Wとなり,100mWまで下がるC6ステートをサポートするのに対し,Atom N270は同2.5W&C4ステートまで,Atom 230は同4W&C1ステートまでという違いがある。

 Atom 200シリーズは,開発途上国向けの低価格PCや,PCを初めて使う人,あるいはスキルのあるユーザーに向けた“サブPC”として訴求される。すでにメーカーに対しては出荷が始まっており,2008年末までには順次,搭載製品が発売される見通しという。
 ちなみに,ご存じの読者も少なくないと思われるが,Atom 230を搭載したIntel製マザーボード「Intel Desktop Board D945GCLF」は,Intelの正式発表に合わせる格好で秋葉原に登場し,あっという間に完売,再入荷のめどが立っていない状態だ。この理由を吉田氏は「予想以上の需要で,やむなく現在はメーカー向け出荷を優先しているため」と説明する。
 では,一般小売市場で再び購入できるようになるのはいつかというと,残念ながら「年内」という回答しか得られず。「そりゃそうだろうけどさ……」感でいっぱいである。

画像集#005のサムネイル/Intel,恒例のアップデートで「モバイルコンピューティングの現在」を説明
Centrino 2 Processor Technologyの予告
画像集#006のサムネイル/Intel,恒例のアップデートで「モバイルコンピューティングの現在」を説明
WiMAXの進捗が極めて順調であるとアピールされた
 ところで,次世代のノートPCプラットフォームである「Intel Centrino 2 Processor Technology」(開発コードネーム「Montevina」)については,「とくにグラフィックスを強化しており,Blu-rayディスクの高解像度動画を再生できるほか,DirectX 10もサポートする」とアピール。正式発表は2008年7月が予定されており,「そのときに,詳しいことをお伝えできるだろう」とのこと。

 また,インテルが日本で積極的に関与している,次世代無線ネットワーク「WiMAX」については「2009年2月28日から,東京23区と横浜市でサービストライアルを開始する」と,具体的な時期と対象地域を明言。問題がなければそのままサービスインし,2009年中に東名阪地区がカバーされる見通しだ。さらに,2008年末までに「100以上のWiMAXフォーラム認証機器が登場する」とも,吉田氏は予告する。
 モバイル環境でのインターネット常時接続,ひいては常時接続環境を要求するPCゲームのプレイを可能にするWiMAXの足音が,いよいよ近づいてきた。

2008年夏のボーナス商戦では,Intel 4シリーズチップセットと,クアッドコアの訴求を図るインテル。6月3日〜8月27日の期間,「45nmプレゼントキャンペーン」として,CPU購入者にさまざまなプレゼントが当たるという。また,8月2〜3日には秋葉原でイベント「Intel in Akiba」を開催予定だ。ちなみに右は,CentrinoのテレビCFで使われている鳥。CFで流れる歌の着うたはないのかとインテルの江田麻季子マーケティング部長に尋ねてみたところ,「検討します」とのことだった
画像集#007のサムネイル/Intel,恒例のアップデートで「モバイルコンピューティングの現在」を説明 画像集#008のサムネイル/Intel,恒例のアップデートで「モバイルコンピューティングの現在」を説明
  • 関連タイトル:

    Atom

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:12月12日〜12月13日