連載
インディーズゲームの小部屋:Room#395「Dungeons&Darkness」
暑いときはなかなか寝つけなくて朝起きられず,涼しくなってきたら快適に眠りすぎてやっぱり朝起きられない筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第395回は,闇討ちProjectの「Dungeons&Darkness」を紹介する。本作は,とある街にやって来た冒険者となってダンジョンに挑む,一人称視点のアクションRPGだ。もちろん,寒くなったら布団から出られずに二度寝します……。
本作の舞台となるのは,数多くのダンジョンが存在する剣と魔法のファンタジー世界。ある者は富と名声を求め,またある者は魔物を討伐して少しでも世界を平和に近づけるため,今日も地下の暗闇へと足を踏み入れる。プレイヤーはそんな命知らずな者達の拠点となっている,とある街にやって来た冒険者の一人として,単身でダンジョンに挑むことになる。
ゲームの特徴をひと言で表すと,「キングスフィールド」風の一人称視点アクションRPGという表現がぴったりとくる。キャラクターメイクでは,ナイト,ファイター,メイジ,ローグ,コモナーの5つの職業から自分の分身を選べる。
ナイトは敏捷性が低めだが防御力が高く,メイジは接近戦よりも強力な魔法による攻撃を得意とする,といった具合に,それぞれRPGのお約束に沿った特徴を持っているが,コモナーだけはその名のとおり,秀でたところがない一般人なので,マゾ向け……じゃなかった,上級者向けとなっている。
拠点となる街はシンプルな構造で,酒場,ダンジョン,宿屋,蒐集家という4つのメニューしか存在しない。武器屋や道具屋といった施設はなく,必要なものはすべてダンジョン内で手に入れる仕組みだ。ダンジョンに入るためには,まず酒場でクエストを受ける必要がある。また,ダンジョン内での戦闘やクエスト達成によって次のレベルに必要な経験値を獲得したら,宿屋で休息することでレベルアップできる。
さらに,ダンジョンで入手したさまざまなアイテムを蒐集家のところに持っていくとポイントに変換してもらえる。一定のポイントが溜まると「スキルの書」を取得でき,これを使って各ステータスにスキルポイントを割り振ることで,任意のスキルが習得できる。自分の育成方針に合わせてスキルを覚えさせていこう。
ダンジョン内での戦闘は上述のとおり,一人称視点でのリアルタイムアクションになっている。剣などによる近接攻撃の場合は,武器のリーチを把握してうまく立ち回らないと,攻撃が届かずに反撃を受けてしまうことも。当然ながら,敵はこちらを待ってはくれないので,相手の動きをよく見て,側面や背後に巧みに回り込んだりすることも重要となる。
キャラクターにはスタミナが設定されており,武器を振ったり,魔法を使ったり,ダッシュしたりすることで減少していく。スタミナは時間によって回復するが,スタミナ切れになると攻撃や魔法の詠唱ができなくなるので,むやみに武器を振り回したりしないように気を付けたいところ。また,ダンジョン内でアイテムを拾い集めた結果,所持できる重量をオーバーしてしまうと,スタミナの回復速度が劇的に遅くなってしまう点も要注意だ。
そんな本作のパッケージ版は2160円で発売されているほか,ダウンロード版がPLAYISMにて1480円で配信中だ。
■「Dungeons&Darkness」公式サイト
http://yproject.sakura.ne.jp/DD/- この記事のURL:
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