連載
インディーズゲームの小部屋:Room#147「ALLTYNEX Second」
本作の舞台となるのは,政治,経済,軍事にいたるすべてを管理していたコンピュータ「ALLTYNEX(アルティネクス)」の反乱から40年が過ぎた,西暦2232年。事件発生からわずか72時間で人口の85%を失い,かろうじて太陽系外に脱出した人類も,劣悪な環境下で減少の一途を辿り,いまや風前の灯となっている。そんな絶滅寸前の人類が,残存勢力のすべてを投入し,最初で最後となる地球奪還作戦に挑む……。
しかし,シューティングゲームのお約束とはいえ,“残存勢力のすべて”というのは今回もまた……そう,プレイヤーが駆る可変戦闘機一機なのだ。もしかすると,プレイヤーから見えないところで味方が戦っているのかもしれないが,いずれにせよ,人類最後の希望にしてエース・オブ・エースと呼ばれる筆者にふさわしい,困難なミッションだ。フフフ……ごめん無理!
などと,作戦開始前から放り投げたくなる状況だが,まあ最後まで話を聞いてほしい。確かに困難を極めるミッションであるのは間違いないけれど,自機の性能を十二分に引き出すことができれば,けっして不可能ではないのだ。たぶん。そこでまずは,自機の基本操作を確認しておこう。
ノーマルショットの威力は,画面左下にあるエネルギーゲージと連動しており,ゲージは時間とともに上昇(=威力アップ)していくほか,敵を撃破したときに出現するエネルギーチップを回収することでも上がっていく。また,ブレードは強力な近接攻撃で,敵の通常弾を消去する性能を持っている。
またブレード使用時には自機がアーマー形態となり,このときには敵の通常弾を消し去る強力なバスターライフルを撃てるのだ。ただし,特殊攻撃を使用するとエネルギーゲージが減少していき,ノーマルショットの威力が下がってしまうので,ムダ撃ちには注意しよう。
もちろん演出面だけでなく,シューティングゲームとしての爽快感も申し分なく,非常に完成度の高い作品に仕上がっている。興味を持った人は,まずは公式サイトで公開されている体験版から,ぜひ一度お試しあれ。また,製品版は1890円(税込)にて発売中だ。
■SITER SKAIN公式サイト
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