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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第358回「君はまだそこにいるんですか?」
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印刷2015/12/03 16:30

連載

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第358回「君はまだそこにいるんですか?」

画像集 No.001のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第358回「君はまだそこにいるんですか?」

著者近影
画像集 No.002のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第358回「君はまだそこにいるんですか?」
 12月ですね
 ということは,今年もあと1か月。
 ということは,年末商戦がヤってくるということも意味するわ。
 ということは,クリスマスがあるということ。

 これね,もう毎年言ってるし,何ならこの連載にも書いてきたと思うんだけど,過ぎたよねその段階は。クリスマスがリア充の儀式だという認識のもとに,もし自分が権力者だったらクリスマスに充実してる人を厳罰に処す法律を作る,っていうメンタリティを持つ段階は,もうとっくに過ぎたわ。むしろ,そんな人に対して言ってやりたい。「君はまだそこにいるんですか?」と。
 クリスマスにしても,バレンタインにしても,卒業式にしても,当日を迎える前に勝負はついているのよ。日々の生活の中で,もはや大勢は決してるの。モテる奴は日々の生き方ですでにモテる下地を作っているわ。あとは当日を迎えるだけの状態。モテない奴は,日々の生活を怠けていて当日に吠えているだけなのよ。ゲイムでもそう。発売日の前に勝負の大勢はもうすでに決しているわ。まあ,そこからの上積みも,もちろんあるけどね。
 でも,言ってみれば,だいたい決戦の日っていうのは結果がハッキリする日であって,勝負自体はそれまでの準備をいかにできるかに左右されるの。これは基本的になんにでも当てはまる。
 例えばプロレスをはじめ,スポーツでもそう。音楽や演劇などでもそう。確かに当日のパフォーマンスが左右される部分もあるけど,実はそれまでの練習だったり準備だったりのほうが大切なのよね。その日だけ平等なんて,基本的にはない。それが人生ってやつなのよ。
 第一,元々平等なんてないからね。生まれも違えば環境も違う。勝ちたいならば,今,自分がいる環境で来るべき決戦の日に向けてできることを探しとけ。まあ,人生における勝ち負けなんて,自分がどう設定するかによって決まるから,勝てるように設定すりゃ済むんだけどね。
 でも,もしも誰かを羨ましいと思うんだったら,それは自分が設定した勝利条件でもどこかしら負けてるってこと。勝てるように日々を生きるしかない。なので,クリスマスだからといってひがまなくてもいいし,リア充は満たされすぎてエネルギーが漏れて爆発して死んで生まれ変わってウジ虫になれなんて思わなくてもいいわ。
 とはいえ,私も分かってるのよ。クリスマスに対して多くの人が,実はどうでもいいと思っているってことは。とりあえずギャグとしてひがんでるんでしょ? 大丈夫。それを本気で論破するなんて,野暮なことはしない。私が今回問題にしたいのはそこじゃない。

画像集 No.003のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第358回「君はまだそこにいるんですか?」
 結局,“クリスマスをひがむ”っていう行動の原理って,“ベタなことを嫌う”ことじゃないかと思うのね。“クリスマスは楽しいもの”っていう大衆の心理に迎合しないことで,自分は変わってますよ感を出す行為。別に構わないのよ。それを否定する気はないわ。
 ただ,私が言いたいのはそれこそ,「否定はすんなよ」ってことだけでね。マイノリティなのは構わない。ただ,自分がマイノリティな場合に,マジョリティを否定するのは違うよ,と。マジョリティを否定することで自分が正当化されるわけではないからね。
 マジョリティが,マイノリティを否定することは往々にしてある。否定する気はなくても,「人数が多いわけだから,こっちが正解でしょ?」っていう切り口で。これは,残念ながらけっこう問答無用な場合が多いわ。実際に人数が多いわけだから,少数派はそれを受け入れなければならない。
 かといって,数が多い少ないって理由では屈する必要はないし,それに対する反骨心は持っていていいと思うの。ただ,数が少ないほうに所属しているからといって,数が多いほうを否定するのは違う。自分は一般的に少数派だということを自覚したうえで,戦えばいいんだから。
 否定しても,状況は変わらない。考えるべきは,「じゃあこの数が少ない状況でどうするか」だと思うのよね。少数派であることは,必ずしもデメリットだけじゃないからね。少数派のほうが少数なんだから,ほかの多くの人との違いを生み出せる。もうハッキリと言ってしまえば,世の中に認められる方法は一つしかないの。そう。大衆に受け入れられること。それ以外にはない。で,大衆に受け入れられる方法は,大別して溶け込むか認知されるかの2種類しかないわ。それがいいか悪いかは別としてね。
 多数派はもうすでに大衆に溶け込んでいるから問題はないのよ。一方で少数派は,大衆に認知させるしかない。才能だったり,主張だったり,面白みだったり。その違いを面白がらせなければならない。それはしょうがないのよ。だって少ないんだから。人間が生きるって,たぶんそういうことなの。
 だから,マイノリティがマジョリティを否定してもいいのは,それがマジョリティから見ても面白いときだけ。砕いて言えば,多くの人が楽しめるというのであれば,大いにひがんでもいい


 で,なぜ今回こういう話をしたかというと。みんながヤってるゲイムをプレイするのは,決して恥ずかしくなんてないってこと。いや,今までさんざんビッグタイトルをこの連載で取り上げてはいるんだけど,やはり心理的な抵抗はあるのよ。
 私ごときがわざわざ紹介しなくてもみんな知ってるし,何ならビッグタイトルであればあるほど,もうすでにプレイしてる人も多いわけだしね。だから,比較的みんなが知っているわけではない,もしくは知っていてもプレイするには至らない,そういうタイトルを紹介したほうがいいのかなーなんて思ってたの。
 でも最近,その小さな悩みにケツ論が出てね。そもそも,この連載って私がプレイしたゲイムの感想を書く,ただそれだけのものだったのよね。そうやって始まったんだから,ベタなものをプレイして書いたところで文句言われる筋合いはないわ。いや,誰も文句言ってはないんだけど。私が勝手に追い詰められちゃってたのね。
 だから,ベタなタイトルも取り上げる。要は,今までと同じって話。そして,実はここまで書いたことにさほど意味はなくて,一番言いたかったのはただ一つ,ただの言い訳っつーか報告なのね。今週の私のゲイムライフは以下に集約されます。

 「モンスターハンタークロス」,買いました!(まだプレイしてません)

 感想はまた来週!


今週のハマりゲイム
(文字通りゲイムスロットにハマっているゲイム)
PlayStation 4:「ディアブロ III リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション」「ウイニングイレブン 2016
PlayStation 3:特殊なDVD ※死亡確認→復活予定
PlayStation Vita:「不思議のクロニクル 振リ返リマセン勝ツマデハ
PSP:「サモンナイト5
Wii U:「Splatoon(スプラトゥーン)
Wii:「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン
ニンテンドー3DS:「プロ野球 ファミスタ リターンズ
Xbox 360:「剣の街の異邦人 〜白の王宮〜

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
ディーノ選手が所属するDDTプロレスは,今週末の12月6日,静岡・キラメッセぬまづ大会「DDT二度目の沼津大会だら!in NUMAZU 2015」を開催します。ディーノ選手は大石真翔選手&勝俣瞬馬選手とのタッグで,高木三四郎選手&大鷲 透選手&平田一喜選手と対戦予定。「静岡といえば,大石さんの出身地だからね。地元の人達が見たことのないような大石さんの勇姿を見せるべく,精一杯花を添えるつもりよ」とのことです。ほぼほぼ犯行予告みたいなものですね。
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