ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは本日(2012年7月2日),マルチプラットフォーム向け統合開発ソフト
「Unity」の最新バージョン
「Unity 4」のリリースに先駆けて,
日本語版公式サイトをオープンした。公式ストアでは,新規およびアップグレードユーザー向けの割引キャンペーンが行われているので,お見逃しなく。
ゲームエンジンの新世代「Unity 4」がついに登場
Unity 日本公式サイトも公開
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社は、同社の提供するマルチプラットフォーム向け統合開発環境Unityの新バージョン「Unity4」を発表しました。また、本日より、Unity 日本語版公式サイトを公開しました。
Unity 4 では Unity エンジンおよび各種ツールを根本から見直し、これからの開発に欠かせない数々の新機能を提供します。待望の画期的キャラクターアニメーションシステム「Mecanim」、DirectX 11 サポート、時代の最先端をゆくモバイルグラフィック、そして対応パブリッシングプラットフォームに Adobe(R) Flash(R) と Linux を追加。これらの新機能や改良点を手始めに、Unity 4 は真に民主的な初の AAA ゲームエンジンとして、デベロッパーに力をもたらす機能を順次リリースしていきます。
■Mecanim - 画期的なキャラクターアニメーション技術
Mecanim は Unity のパワフルで革新的なアニメーション技術です。ほんの数回のマウスクリックで、キャラクターが驚くほど滑らかで自然に動きだします。洗練されたインターフェイスを備えた強力なツール群により、ステートマシンやブレンドツリーの構築、IK リギング、アニメーションの自動リターゲティングなどがすべて Unity エディタ内で行えます。
Unity Asset Storeではリターゲティング可能なアニメーションを沢山追加する予定です。開発者がキャラクターに滑らかで優雅な動きをつけるのに役立つ、多種多様なオプションをご用意します。
■進化するモバイルグラフィックスとAAAレンダリング
Unity 4はマイクロソフトのDirectX 11に完全対応。シェーダー モデル 5のもたらすパワーにより、GPU の力をこれまでにない面白い方法で活用できます。 例えば、キャラクターやステージに対してより滑らかな外観を与えられるテッセレーション機能や、 GPUの演算能力を多方面に活用できる「演算シェーダー」などが新たに利用可能になります。
モバイルプラットフォームのグラフィックスもより一層の最適化が施され、さらに新機能による画質向上の恩恵を受けます。 Unity 4 はモバイル用リアルタイムシャドウ、スキンメッシュのインスタンス化、ライトマップとノーマルマップの併用、洗練度を増した GPU プロファイラなどを提供します。超高精細なグラフィックを デスクトップと最新のモバイルデバイスにそれぞれ最適な設定で書き出すのも簡単です。
■モバイル向けダイナミックフォントと文字スタイル
Unity 4 ではモバイルでのダイナミックフォントに対応しました。アジア系の文字を、解像度を問わずレンダリングでき、HTML風の記述をすることでフォント、文字サイズ、太さの選択も制御可能です。
■Adobe Flash Playerに対応 − Adobe Flash Playerアドオン
Adobe Flash Player アドオンを利用すれば、 Unity 4で作成したゲームや既存のUnity 3Dコンテンツ(iOS、Android、デスクトップ、Webブラウザ)を、世界中のPCにインストールされているAdobe Flash Playerで動作するように書き出すことができます。
業界をリードする能率的なエディタ、ライトマップとライトプローブベイク、オクルージョンカリングなどが利用できる Unity 4は、Adobe Flash Player向け3Dコンテンツ制作の主要開発ツールとなるでしょう。
■Linux出力プレビュー
Unity 4にはゲームをデスクトップLinux向けに書き出す新機能のプレビュー版が同梱されています。PCゲーム市場の10%を占めるといわれるLinuxユーザーに新しいコンテンツを提供する道を開きます。
デスクトップLinuxスタンドアロン環境用の書き出しは、追加費用なしですべてのUnity 4ユーザーにお使いいただけます。
他にも、Unity 4 には多くの追加機能や改良点が搭載されています。
・Shuriken パーティクルシステムが外力、ベント法線、自動カリングに対応
・3D テクスチャサポート
・ナビゲーション: 動的な障害物と回避プライオリティの追加
・UnityGUIのパフォーマンスとメモリ使用量の大幅な最適化
・Unity Web Playerのリモートデバッグ
・新しい プロジェクトウィンドウによるワークフローの改善
・反復的に行えるライトマップの焼き付け
・コンポーネント関連作業のワークフローの改善
・カスタムクラス用インスペクタ
・キューブマップのインポートのパイプライン改善
・ジオメトリデータの改良による大幅な省メモリ化と処理負荷の軽減
・非三角形なジオメトリからのメッシュ構築―点、線を効率的に描画可能に
・プロジェクトウィンドウからAsset Storeのアセットを検索、ライブプレビューしながら購入が可能に
8月22日〜25日にアムステルダムで開催されるUnite 2012デベロッパーカンファレンスで、Unity 4のデモと詳細な解説を行います。チケットのお求めとイベント詳細についてはウェブサイトをご覧ください。
http://www.unity3d.com/unite/
■Unity 4プレオーダーキャンペーン 実施中!
Unity 4は現在 Unity Storeで予約販売を実施中です。新規購入・アップグレードの手続きを期間内に行われた方には、以下の特典が提供されます。
・新規購入
対象:Unity Pro
プログラム:17,000円分のオンラインクーポン
期間:7月9日まで
制限:2ライセンスまで
・アップグレード
対象:Unity Pro+Add-on
プログラム:20%割引
期間:7月31日まで
制限:2ライセンスまで
また、6月18日以降にUnityを購入された方は、現行バージョンであるUnity3.5をただちに利用いただける上に、Unity4 リリース時に無償アップグレードいたします。
Unity Store
https://store-jp.unity3d.com/
■Unity日本語版公式サイト公開
日本のデベロッパーの皆さんからのご期待に応え、本日、Unity日本語版の公式サイトが公開されました。
このサイトでは、Unityに関連するさまざまな最新情報をお届けするほか、日本の開発シーンにフィットした独自のコンテンツを順次掲載していく予定です。
http://japan.unity3d.com/