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ガンホー,カメラで読み取った人間の動きをリアルタイムに3次元表現する3Dジェスチャーミドルウェア「エアモーション」を発表
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印刷2010/10/08 10:30

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ガンホー,カメラで読み取った人間の動きをリアルタイムに3次元表現する3Dジェスチャーミドルウェア「エアモーション」を発表

 ガンホー・オンライン・エンターテイメントは,人間のジェスチャーを読み取って3Dキャラクターなどを動かせるミドルウェア「エアモーション」を開発した。このミドルウェアは人間の動きに特化して,身体の15か所の関節の3次元座標をカメラから読み取り,3Dキャラクターの動きにリアルタイムに反映できるというもの。人体の動きを解析して,ジェスチャーによるコマンド認識やゲームキャラクター制御などに応用ができる。
 一見,Xbox 360のKinnectによく似た技術なのだが,使用しているカメラには距離画像センサーが用いられており,残念ながらWebカメラなどを使ってPC用にすぐ使えるようなものではない。距離画像センサーとは,一般的なカメラで得られる2次元画像と同時に,奥行き情報を取得できるものである。
 製品としては,ゲーム向けではなくデジタルサイネージ(電子看板)用途のものだということだが,デジタルサイネージで使うほうが難しそうな気のする技術でもあり,ゲーム用途での活用方法なども見出していただきたいところだ。

カメラの前の人の動きがグランディアのキャラクターに反映されている
画像集#001のサムネイル/ガンホー,カメラで読み取った人間の動きをリアルタイムに3次元表現する3Dジェスチャーミドルウェア「エアモーション」を発表

人間の動作をリアルタイムに3次元表現する
3Dジェスチャー認識ミドルウェア「エアモーション」提供開始のお知らせ
〜インタラクティブプロモーションが可能に〜


当社は、空間の奥行情報を取得する距離画像センサカメラ(※1)から人の動きをリアルタイムに解析して、動作に連動した3DCGキャラクターなどの生成を可能にする3Dジェスチャー認識ミドルウェア「エアモーション」(※2)を開発しましたので、下記のとおりお知らせいたします。

1.概要
当社グループは、国内最大級の会員数を誇るオンラインゲームの開発・運営、並びに国内外から高い評価を受ける技術力をベースとしたゲーム開発、ソフトウェア販売等を展開してまいりました。
この度、蓄積されたゲーム開発能力やCG制作ノウハウを活用し、インタラクティブなサービスソリューションを可能とする新しい3Dジェスチャー認識ミドルウェア「エアモーション」を開発いたしました。この技術を、近年、街頭ビジョンや駅構内などに数多く設置され市場規模の拡大が期待されている「デジタルサイネージ(※3)」の分野へ展開してまいります。
また、当社グループが開発した技術を活用することにより、双方向なプロモーションとしての利用をはじめとし、アミューズメント施設などでのアトラクションとしての利用や、リハビリテーション施設など医療機関での利用も視野に入れ、普及拡大を推進してまいります。

2.エアモーションの特徴
3Dジェスチャー認識ミドルウェア「エアモーション」は、距離画像センサカメラから取得した3次元位置データから、人間の15箇所の関節位置を認識し、リアルタイムにデータ化することで、その動きをCGモデルにてディスプレイ上に再現することができます。この技術の活用により、被写体となる通行人等の身振り・手振りを正確に感知し、ジェスチャーに反応したインタラクティブなコンテンツを容易に制作することが可能となりました。
また、当社グループは、本ミドルウェアを開発するにあたり、距離画像センサとして外乱光が強い環境でも優れたパフォーマンスを発揮するパナソニック電工株式会社の独自開発による距離画像センサ『3D Image Sensor「D-IMager」を先行して採用しております。
本サービスのパッケージ価格は、初期導入で数十万円から提供を予定。(個別案件により価格は変動いたします。)

3.今後の展開
当社グループでは、ミドルウェアの販売に際して、デジタルサイネージ最大手のソリューションベンダーのピーディーシー株式会社と共同で積極展開を図ってまいります。
ピーディーシー株式会社は、デジタルサイネージ分野においてワンストップでのソリューション提供を強みとしております。これまでに複合商業施設、銀行、電鉄、空港、自治体など4,000ヶ所を超す数多くのロケーションに導入・運用した実績と豊富なノウハウを有しており、同社の流通網との連携により、あらゆる業界へ最適なデジタルサイネージコンテンツを提供してまいります。
※1 距離画像センサカメラとは、赤外線を放射し、被写体から反射して戻ってくる時間を距離情報に換算し、座標・距離の情報を取得することで画像を表示するカメラ。
※2 3Dジェスチャー認識ミドルウェアとは、「骨格認識ミドルウェア」技術を保有するアイディネットワークス株式会社と、当社グループの3次元人体モデリング技術を活用し、共同開発したミドルウェア。
※3 デジタルサイネージとは、街頭や店頭、交通機関などにおいて、ディスプレイなどの表示機器を利用し、情報を発信する情報メディア。マスメディア広告とは異なり、表示機器の設置場所に合わせ、地域や時間帯を特定
し、利用者の便益に合わせた広告が可能。
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