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「AION」の最新アップデート“Episode 2.6”の実装前に,“2.5”で劇的に変わったプレイ環境をあらためてチェックしておこう
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印刷2011/07/05 10:00

プレイレポート

「AION」の最新アップデート“Episode 2.6”の実装前に,“2.5”で劇的に変わったプレイ環境をあらためてチェックしておこう

Episode 2.6の実装日も発表され,現在大きく盛り上がっているAION。今回は主に,先行プレイレポートで紹介しきれなかった部分をフォローしていきたい
画像集#001のサムネイル/「AION」の最新アップデート“Episode 2.6”の実装前に,“2.5”で劇的に変わったプレイ環境をあらためてチェックしておこう
 エヌ・シー・ジャパンのMMORPG「The Tower of AION」では,7月12日にアップデート“Episode 2.6 テンペルの秘密”が実装される。2.6ではソロプレイ用のインスタンスが追加されるほか,パーティ編成を自動的に行ってくれる新機能の実装や,ハイエンドコンテンツのバランス調整なども行われる。
 前回の“Episode 2.5”から“0.1”刻みということで,どちらかというとマイナーアップデートに相当するわけだが,ゲームバランスに大きく手が加えられていることもあり,現役プレイヤーにとっては見逃せない内容といえるだろう。

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2.5の最大の見どころは,やはりグラフィックスのリニューアル。なんと,ゲーム内のほぼすべてのオブジェクトに何らかの変更が加えられているのだ
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天族のキャラクターはとくに“肌色”の表現力が凄い。立体感を伴ったアニメ絵のような印象だ

魔族も従来比でだいぶ良い感じに。立体感や艶やかさやが増したことで,魔族特有の薄暗さが大分和らいだ。背景の明るさにも注目!
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 今回は,来るべき2.6に向けて,“Episode 2.5 光のさす場所へ”(5月31日実装)がどのような内容だったのかを,あらためて振り返ってみたい。Episode 2.5の実装後におけるプレイヤーの反響や,ゲーム内の動向を交えつつ,各種アップデート内容の意義についても考えてみた。2.5でリニューアルされたグラフィックスに関しても,多数のSSを掲載しているので,最近AIONはご無沙汰だという人も,ぜひチェックしてみてほしい。

 なお,アップデートの基本情報に関しては,本稿では最低限の紹介にとどめている。それらに関しては,以前掲載した先行プレイレポートを見ていただければ幸いだ。

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Episode 2.5のサブタイトル“光のさす場所へ”のとおり(?),光源処理が大きく変更。新エリアはもちろんのこと,旧エリアもガラリと印象が変わった
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魔族のエリアは劇的に変化した。キャラクターや背景が一新されたことで,魔族に対する偏見は事実上解消された
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遠近感の処理が独特。カメラワークをマイキャラに接近させると,景色がぼやけた感じになる
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景観は単純に明るくなったわけではない。コントラストが強くなったのか,夜はより夜らしくなった印象だ
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激しいバトルが絶え間なく続く「第1テンペル訓練所」


テンペル訓練所は移動の手間がかからない狩り場。スリリングなバトルを立て続けに楽しめる,ありそうでなかったタイプのインスタンスである
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 Episode 2.5で実装されたインスタンスダンジョン「第1テンペル訓練所」「アラカ」は,現在AIONプレイヤー達からもっとも注目されているコンテンツである。単純にモンスターの強さや,ドロップアイテムの性能を引き上げたのではなく,AIONの現状を見据えたうえで盛り込まれた数々のアイデアが,既存プレイヤーからの支持を集めているのだ。

 第1テンペル訓練所は,これまでAIONになかった“ステージクリア型”のインスタンスである。エリアの内部は円形をした,端から端までが見渡せる程度の広さだ。そこに数体のモンスターが出現し,全部やっつけると次の面へと進める。そうやって,立ちはだかるモンスターを次々と打ち破っていくという内容だ。
 ステージは“1-1”から始まり,1-5まで進んだ後は2-1へ。最終ステージは10-5で,ここまで来ると50連戦と,相当なボリュームとなる。

ステージごとに,モンスターの傾向や背景が大きく変わる。プレイヤーを飽きさせないダイナミックな演出だ
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 テンペルがとくにユニークなのは,(従来のインスタンスのように)ダンジョン内を進みながら攻略していくのではなく,“その場に留まって”戦い続けること。純粋にバトルのみにフォーカスしており,イメージ的には“闘技場”という表現がしっくりくる。

 ステージの難度に関しては,序盤〜中盤にかけてはそれほど高くない。ステージ1〜5は従来エリアのダイジェスト版のような構成となっており,たとえば入場条件を満たしたばかりのレベル50のキャラクターや,操作テクニックにあまり自信のない人が多少混ざっていても何とかなる(ことが多い)。ある程度慣れたプレイヤーにとっては,ステージ6からが実質的な本番といえそうだ。

 ネタバレしない程度に軽く紹介すると,ステージ6はAIONで初となる“海底”モチーフの舞台だ。大きな特徴としては,倒したモンスターが“死体”としてその場に残り,そのまま放置しておくと,あとで登場するボスが一斉に復活させてしまうのである。
 その次のステージ7は,クラスマスターの教官と戦うことになる。同時に戦う相手は1体だけだが,なんと2クラス分の能力を持ち合わせており,両者のDPスキルを立て続けに繰り出すなど,無双っぷりを存分に発揮してくれる。こういった感じで,バトルごとに新たなギミックが次々と登場し,プレイヤーを飽きさせない。

ステージ1で戦う相手はテンペルの教官で,その後はブラッククロウ族,精霊モンスター,龍族,スティールクロウ号といった流れ。これまで通いつめたエリアのダイジェスト版のような雰囲気だ
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ステージ6は“海底”モチーフ。このあたりから,能力的に一癖あるモンスターが増えてくる
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 報酬システムに関しては,ステージの進行度に応じて“テンペル記章”というポイントを獲得し,これを集めてさまざまな報酬アイテムと交換できる。ラインナップは武具やアバターアイテムが中心だ。

 実際の難度は,例えばもっともお手軽に交換できるレジェンド級の武具(レベル55用)は,テンペルを3〜4回前後攻略すれば得られるくらいのバランスである。レジェンド級ということで性能はそれなりだが,レベルキャップに到達して間もなかったり,“ウダスシリーズ”が揃っていないくらいのキャラクターにとっては,ちょうど良いプレイ目標となるだろう。
 現在のAIONは,“助っ人”をはじめとした各種システムによりハイレベルに到達しやすくなっているので,そこそこの装備を比較的手軽に集められる。この装備群の需要は,これからもしばらく続くものと思われる。

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ステージ7の相手はクラスマスター。写真は“スナッチ”を使って引き寄せられる瞬間で,この直後に手痛い範囲スキルを食らうことになる
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報酬となるテンペル記章は,進行度に応じた量を獲得できる。敗退しても,それまでの努力は無駄にならない

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攻略手順を把握していれば,終盤のステージまで到達するのはそれほど難しくない。今後はステージのショートカットを望む声が増えるかも
 もっと高性能なユニーク級の武具は,2週間から1か月前後,毎日熱心に通い詰めてようやく得られるかどうか,といったバランスである。また今回は新たに,ユニークの上位となる“ヒーロー級”も登場している。コアプレイヤーに対しては高い目標を提示する,AIONらしいバランシングは健在だ。
 必要とするポイント数から逆算するに,もう少し日数が経過したら,ヒーロー級の武具を手にするプレイヤーがちらほら出てきそうである。新たに登場した強化システム“神聖付与”も含め,実際どの程度のポテンシャルを持っているのか,気になるところだ。

 ざっくりとまとめると,テンペル訓練所はステージごとにさまざまなギミックが盛り込まれており,スリリングなバトルが満喫できる。また,テンペル記章はステージの進行度に応じた量が獲得できるため,最後までクリアしないと意味がないタイプのコンテンツと比べてハードルも低い。選りすぐりのメンバーを集めて最終ステージを目指してもいいし,レギオンやフレンドといった仲間同士で気軽に挑戦しても構わない,ライト/コアプレイヤーを問わず楽しめるコンテンツといえるだろう。


アビス装備がより身近になった「アラカ」


アラカもテンペルとは別の意味で人気が高い。従来の要塞IDやドレドギオンと比べて,数倍のペースでアビスポイントが獲得できるのだ
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 続いて紹介する“アラカ”は,龍界にあるドラナ生成所を舞台にしたインスタンスである。こちらはテンペルと異なり,従来型のオーソドックスなエリア展開だ。最初は屋外のフィールドから始まり,エリア内を攻略していくと,屋内の本拠地へと移動する。Episode 2.5では“光源”が強化されているが,アラカの屋外フィールドにおけるグラフィックスは,思わず目を見張る美しさだ。
 屋外から屋内へと切り替わるエリア構成ということで,従来のインスタンスでいうと,全体的に“暗黒のポエタ”のアップグレード版という印象を受ける。

 キャップ未満のレベル50から挑戦できるインスタンスであるため,モンスターの強さや配置などのバランスそのものは,ハイエンドというほどではない。エリア内に進行ルートが複数用意されているのが特徴で,一部一方通行もある。攻略に際しては,仲間と事前に打ち合わせしておくといいだろう。

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新エリアとして登場するアラカには,屋外フィールドもある。グラフィックスの進化をもっとも強く実感できるエリアの一つだろう
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野外フィールドを抜けてドラナ生成所の本拠地へと乗り込む。龍族が待ち受けることもあり,このあたりの雰囲気は要塞IDに比較的近い

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素材品など,雑魚モンスターからのドロップが全体的にウマい。ネームドモンスターの討伐時以外にも魅力があるのは◎
 そんなアラカの主な魅力は,ネームドモンスターの討伐時に得られる“レアアイテム”と“遺物&プラチナ勲章”,そして,道中の一般モンスターから得られる“素材アイテム”である。それぞれの用途を簡単に説明しておくと,遺物はアビスポイントに交換して,主にPvP用の装備品が得られる。プラチナ勲章は,より上位のPvP装備の交換時に必要だ。最後の素材アイテムは,ハイグレードな装備品の合成時に必要となるほか,金策にも重宝する。

 アラカでは,遺物,プラチナ勲章,素材アイテムの入手確率が,従来比でかなり高く設定されている部分に注目したい。現在多くのプレイヤーがアラカに足繁く通っており,それによりAIONのゲームバランスが徐々に変化しつつあるのだ。

 たとえば,アラカに定期的に挑戦するだけでも,レアグレードのPvP用装備(レベル55用)が手堅く得られる。これでも一応,数を揃えてけば,PvPにおいて目に見えた効果が表れるだろう。PvP初心者は,最初はこういったものを目標にしつつ,ドレドギオン等のPvPに挑戦しながら,徐々に装備をステップアップしていくといい。

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道中には主に3体のネームドモンスターが待ち受けている。見事倒すと,レアアイテムのみならず“遺物”や,時折“プラチナ勲章”も獲得できる
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アラカのラスボスは2種類から選べる。要塞IDの“覚醒・非覚醒”に似た感じで,メンバーの実力に応じてチョイスできる

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ボスを倒すと遺物がたっぷり手に入る。ダイス運に左右されるものの,アビス装備がぐっと身近になった
 一方の素材アイテムに関しては,オークションを通じて売りさばいていれば,よほどの無茶をしない限りお金に困ることはない。これに関しては,ネームドだけではなく一般モンスターからのドロップが魅力的,という点も評価に値する。

 従来のインスタンスはネームドからのドロップが突出していたが,キャラクターレベルが上がって相対的な難度が下がるにつれ,より少人数のメンバーによる攻略に移行しがちであった。ギリギリの人数で挑戦したほうが,ドロップ取得時のライバルが減るという寸法だ。
 これは効率を求めると致し方ない部分ではあるのだが,行き過ぎると一部のクラスやプレイヤーの排除につながり,AIONというゲームそのもののハードルが高くなってしまう。実は2010年11末に実装された“Episode 2.1”の辺りから,その傾向が見えつつあった。
 だがアラカでは,あえて少人数でネームドを狙い撃ちせずとも,フルパーティでガンガン攻略して,沢山ドロップした素材アイテムを山分けできれば十分に“ウマい”。実際,プラチナ勲章を目当てとするコアプレイヤーは少人数で攻略しているが,その一方でフルパーティの募集も数多く見かける。プレイヤー層によって住み分けができており,テンペルとは違ったアプローチで魅力的なインスタンスに仕上がっているのだ。

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某有名格闘家を彷彿とさせるラスボスに,ニヤリとする人もいるだろう。戦闘中は“滑空”の使い方が勝敗を分ける
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少人数の攻略で遺物を独占するか,あるいはフルパーティでガンガン稼ぐか。どちらの遊び方でも楽しめるインスタンスだ


最大のゲームコンテンツ「PvP」に向けての導線


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Episode 2.5は,あらゆるAIONプレイヤーに向けられたアップデートである。ここで中級プレイヤーが底上げされれば,ゲーム内は間違いなく活性化する
 プレイヤーキャラの平均レベル帯が次第に上昇する中,新機軸のコンテンツを追加し,後続プレイヤーにとってのハードルを下げる。口で言うのは簡単だが,安易なレベルキャップの開放を行わずにこれを実現するのは非常に難しいと思われる。テンペルやアラカのバランシングを見るだけでも,NCsoftのMMORPGに対する造詣の深さがうかがい知れるというものである。

 7月12日に予定されている次期アップデート“Episode 2.6 テンペルの秘密”に関しても,それは同様である。たとえば“ソロプレイ版のテンペル訓練所”が新たに導入されるが,これは,“助っ人システム”等でさくっとハイレベルに到達した新規プレイヤーに対して,テクニックの向上を促すという狙いがありそうだ。
 そのほかのアップデートや,ほぼ常時何らかの形で行われているイベントに関しても,NCsoft/エヌ・シー・ジャパンはいろいろな部分を考慮しながら企画しているように思える。一プレイヤーとしてそういった部分を見続けていると,やっぱりAIONはやめられないなぁ,とつくづく思ってしまうのだ。

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コアプレイヤーにとって,ヒーロー装備やプラチナ勲章を要するアビス装備が,次第に現実的な目標になってきている
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パーティ編成が困難になりつつある件に対しては,「助っ人」システムで対応。上級者にレベル上げを手伝ってもらうというコンセプトだ

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「序盤〜中盤のレベル上げをさくっとこなして,Lv50以降のコンテンツに挑戦しよう」というMMORPGになりつつある。こういった変化にも注目したい
 現在の日本国内のAIONがどうなのかと考えてみると,まだまだAION本来の実力がフルで発揮されていないような気がする。グラフィックスのリニューアルで魔族への抵抗感がなくなった今,目下最大の課題となるのは,天族/魔族の勢力差のフラット化と,その先に見据えられたPvPへの導線だろう。
 たとえば「PvPに関心がないままレベル55まで上げた人」を,ドレドギオンや要塞戦へ新たに導くためには何が必要か。こういった観点で考えると,エヌ・シー・ジャパン主導でやれることは色々とありそうだ。

 おそらく,エヌ・シー・ジャパンが考える,本当の意味でのAIONの成功とは,従来のMMORPGの常識を大きく超えたものだと思うし,そのために必要な施策も同様だろう。最近では,映画館を貸し切って行われたオフラインイベントや,PvPをテーマにしたコミカライズの発表が話題を呼んでいるが,そういった同社ならではの取り組みが,AIONというゲームをどう盛り上げていくのか,一プレイヤーとしても期待しながら見守っていきたいところだ。

画像集#033のサムネイル/「AION」の最新アップデート“Episode 2.6”の実装前に,“2.5”で劇的に変わったプレイ環境をあらためてチェックしておこう
マップ機能が大きく改善。GoogleMapのように拡大/縮小が行え,自分の位置や目的地も分かりやすく表示されている
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AIONでは,PvEとPvPの重要性がほぼ等しい。PvPを取って付けたようなMMOとは比べものにならない,刺激的なゲームプレイが楽しめる
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現在AIONに最も求められているのは,PvPへの適切な導線である。誤解されがちだが,日本人は決してPvPに抵抗があるわけではない。誘導の仕方次第なのだ
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7月中には,次のアップデートとなる“Episode 2.6”も実装予定。この夏に登場する強力なライバルをどのように迎え撃つのか,NCJの動向に注目したい

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