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ボタンひとつでPCの中身を魅せる,隠せる「クリアシフト」搭載ゲームPCがNEXTGEARから登場
マウスコンピューターの直営店「マウスコンピューターダイレクトショップ」専用モデルで,税込価格は13万4800円からとなっている。
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NEXTGEAR クリアシフトケースは,2025年9月の東京ゲームショウ2025にて,参考出展の形でお披露目されていた新型PCだ。
明るい白のミニタワー型PCや鮮やかな赤のノートPCなど,こだわりのカラバリモデルを披露したG TUNEの新製品をチェック[TGS2025]
2025年9月25日,マウスコンピューターは,TGS2025の同社ブースにて,ゲーマー向け製品ブランド「G TUNE」の新製品に関する発表イベントを開催した。イベントの目玉は,10月中旬発売予定というホワイトモデルのミニタワー型PCと,同日に発売となった鮮やかな赤をまとう15.6インチノートPCだ。
前面左側の柱がなく,前面と左側面のガラスパネルによって内部を見せる作りの,いわゆるピラーレス型PCケースをベースにしつつ,ガラスパネル部分を半透明にしたり,不透明にしたりできる機能を盛り込んだPCである。
マウスコンピューターによると,ピラーレス型PCケースの流行を受けて,同社でもピラーレス型ゲームPCを作ってはどうかという話があったという。しかし,単にPCケースを採用するだけではつまらないということで,ガラスパネルの透明度を変える機能を作り込んだそうだ。
完成品のPCで,クリアシフトや類似の機能を備えるものは,おそらく業界初だろうとのこと。
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こだわりのひとつは,前面パネルに描かれたNEXTGEARのロゴマークだ。これは単にシールを貼っているのではなく,わざわざレーザー彫刻で描いたもので,ガラスパネルを不透明にすると見やすくなるが,半透明にするとほぼ見えなくなり,内部を見せるようになっているという。
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ガラスパネルの操作は,本体上側にあるボタンで行なえる。半透明にすると,PCケース内部のLEDイルミネーションが直で見えるだけでなく,中に設置したフィギュアを見せるといった使いかたも可能だ。
上側にある別のボタンでは,内部のLEDイルミネーションの発光色を切り替えることもできる。不透明の状態でも,ボンヤリとLEDの光が見えるので,これもまた独特の雰囲気があって魅力的だ。
ガラスパネルの操作やLEDイルミネーションの切り替えを動画で見てみよう。
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しかも,内部の設置スペースを確保するために,搭載するグラフィックスカードはデュアルファン仕様のものに限っているというのも,こだわりのひとつといえよう。
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クリアシフト機能にこだわったPCとはいえ,性能面での配慮も忘れてはいない。
たとえば,CPUと組み合わせるCPUクーラーは,全モデルが360mmサイズのラジエータを使う簡易液冷式を採用しており,側面2基,背面1基の排気ファンと組み合わせて,十分な冷却能力を確保している。
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AMDプラットフォームで構成されており,搭載CPUは,6コア12スレッド仕様の「Ryzen 5 4500」から,最上位構成では8コア16スレッド仕様の「Ryzen 7 9800X3D」を選択することも可能だ。
グラフィックスカードについては,下はエントリー市場向けの「GeForce RTX 3050」から,上は「GeForce RTX 5070」までを用意している。
最小構成でも,メインメモリ容量は16GB,内蔵ストレージ容量は1TBあるので,すぐにメモリやストレージが足らなくなるという心配はなさそうな点も評価したい。
冒頭でも触れたとおり,NEXTGEAR クリアシフトケースは,全国8店舗のマウスコンピューターダイレクトショップで受け付けている。実機を店頭で見てから,注文してもらうための施策とのことだ。
なお,受注は12月17日にスタートしているが,実際にユーザーの手元に届くのは,年明け後の2026年1月からになるそうである。
気になるのは,昨今深刻化しているメモリモジュールやSSDの品不足と価格高騰の影響であるが,少なくとも現在受注している分は,突然値上がりすることはないとのこと。
とはいえ,年明け後にはマウスコンピューターの製品も広く価格改定が行われる可能性がありそうなので,ゲームPCをなるべく安く手に入れたい人は,早めに動いたほうがいいだろう。
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