［TGS 2012］新型PS3をSCEブースで見てきた。光学ドライブは「横にスライドする蓋」を採用

ソニー・コンピュータエンタテインメントブース

　東京ゲームショウ2012でソニー・コンピュータエンタテインメントは大型のブースを出展し，そこで，9月19日に発表された新型PlayStation 3（以下，PS3）の実機を公開している。
　本体はショウケースに入れられた状態だったため，手にとってあれこれ確認したりはできなかったのだが，それでも「初代と比べて50％以下まで小型軽量化し，現行モデルと比べても25％の小型化，20％の軽量化」を実現したとされる筐体が確かに小さくなっていることは見て取れる。

本体カラーは第2世代のPS3と同じく，「チャコール・ブラック」と「クラシック・ホワイト」の2色。確かに小さくなっている

BD-ROMドライブベイの蓋。PS3ロゴの入ったこの蓋が写真左奥側へ向かってスライドし，ドライブへアクセスできるようになる

　発表時点で詳細が明らかになっていなかったBD-ROMドライブ部だが，結論からいうと，従来のスロットイン型から変化がある。横置きしたときの本体向かって右半分（＝縦置きしたときの上半分），「PS3」というロゴの書かれた側の蓋が，左へスライドすることで，ドライブへアクセスできるような構造になっているのだ。
　ちなみに本体向かって前側の側面中央部付近に，この蓋をスライドさせるためのイジェクトスイッチを備えているが，ブースの説明員によれば，手動で開閉することも可能とのことだった。

スライド式の蓋を本体向かって左側から見たところ。蓋をスライドさせるためのレール部があると分かる。手動で開くのは簡単かもしれないが，閉じるのはちょっと面倒かも。ちなみに写真中央に見えるのは縦置き時にスタンドを取り付けるためのコネクタ（のカバー）である

本体中央部に用意されたイジェクトスイッチ。ブースの説明員は新型PS3のドライブが「トップローディング方式」と説明していたが，トップローディングというのは一般に，初代PlayStationよろしく，蓋が貝のようにぱかっと開く仕様のことを指すので，「蓋スライド式」とでも呼んだほうがよさそうだ

新型PS3用の別売り縦置きスタンド「CECH-ZST1」（左）と，そのスタンドを取り付けて縦置きした状態（右）

PS3版「みんなのGOLF 6」を同梱して11月22日発売予定の新型PS3「みんなのGOLF 6 スターターパック」。写真はその製品ボックスだ

「テイルズ オブ エクシリア2」のソフトと，本作仕様の「DUALSHOCK 3」を同梱する「DUALSHOCK 3 TALES OF XILLIAR2 X Edition」も展示されていた

　東京ゲームショウ2012に出かける予定がある人で，新型PS3に興味があるなら，ソニー・コンピュータエンタテインメントブースをチェックしてみてはどうだろうか。

PlayStation 3公式Webサイト