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ゲーム企業などへのハッキングで逮捕されたハッカーグループ「LulzSec」のメンバーが,一部容疑を認める
記事によると,2012年3月にイギリスで逮捕された20歳と19歳のグループメンバーは,2011年に発生した任天堂やソニー・コンピュータエンタテインメント,Bethesda Softworks,CCP Games,Riot GamesなどへDDoS攻撃に関与し,ユーザーアカウントやパスワードを取得した。彼らは,上記以外にも,CIA,News Corporation,20世紀フォックスなどのサーバーへ無差別とも思える攻撃を繰り返したという。
ハッカー集団として知られるAnonimousの関連グループとされるLulzSecは,ハッカーコミュニティでの名声を高めるためにこうした行為を繰り返しており,盗み出した情報を金銭目的で使用したことについては否認している。
逮捕されたLulzSecのメンバーは現在4人いるが,残りの2人はすべての容疑を否定しており,事件の真相は明らかになっていない。LulzSecのメンバーは,現在もヨーロッパやアメリカで活動しており,その背後にはAnonymousがいるとされている。そのため,企業にとっては今回の逮捕で安心できるわけではなく,今後もセキュリティの強化に務めなければならないだろう。
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